ベイビーシャークが王座戴冠、米倉大貴は見せ場作るも牙城崩せず
ベイビーシャークが王座戴冠、米倉大貴は見せ場作るも牙城崩せず
ONE Fight Night 38

12月6日(土)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムでは「ONE Fight Night 38」が開催された。
“ベイビーシャーク”ジオゴ・ヘイス vs 米倉大貴によるフライ級サブミッショングラップリング世界王座決定戦は、判定3-0でジオゴが勝利し、新王者に輝いている。
10分1ラウンドで行われた一戦。前に出てプレッシャーかけていく米倉だが、ジオゴは米倉を押し倒すと、すぐさま頭のほうに回っていく。
ガードをキープする米倉は、両手でジオゴの手首を握ってコントロールを試みるが、飛び込むようにサイドを取ったジオゴは、足を捻じ込むようにマウントへ。
米倉はジオゴの顔を押していた肘が抜けず、ジオゴは肩固めを狙うような動きを見せたが、かえって米倉の肘が邪魔だったか、自らサイドに移行した。
ジオゴを捕まえて、その足に絡んでいきたい米倉。トップから攻めるジオゴは両足の位置を遠ざけ、素早くサイドやトップに回る。
残り2分、シットの状態だった米倉がタックルのようにジオゴを倒して上を取る。ジオゴの動きにあわせて足を抱えた米倉だが、ジオゴも早めに対処した。

残り45秒、クローズドガードに入った米倉は、ジオゴの仕掛けが崩れた隙をついてヒールをセットアップ。この試合、最大のチャンスを迎えたが、ジオゴもトゥホールドを返す。
すると米倉はヒールを離し、再びトップへ。インバーテッド状態だったジオゴの足を強引に抱えにいったが、ここで試合はタイムアップとなった。判定の結果は、前述した通り。
敗れたものの、勝機はあった米倉にONE2戦目を期待したい。

