海外大会連敗中のレティシア・ヒラノ「ムンジアルは勝てる自信がある」
海外大会連敗中のレティシア・ヒラノ「ムンジアルは勝てる自信がある」
ムンジアル2025

5/29~6/1の4日間、カリフォルニア州ロサンゼルスのロングビーチにて開催されるIBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)が主催するブラジリアン柔術世界選手権・ムンジアル。
今大会に出場するレティシア・ヒラノ(EVOX BJJ)はエンゾと同じくヨーロピアン、パンに続いて3大会連続の海外大会挑戦だ。
だがヨーロピアン、パン選手権とも1勝も挙げられずに初戦敗退に終わり、厳しい戦いが続いている。
そして今回、3度目の正直でムンジアル参戦を果たすレティシアに過去の大会の振り返と来るムンジアルへの意気込みを聞いた。
──まず初参戦だったヨーロピアンのことから教えてください。
レティシア:あの大会では初めての海外、初めての大きな国際大会というで、完全に舞い上がってしまってました。すごく緊張してしまって思うように動くことができませんでした。結果は1回戦負けで0-11でした。でも私に勝った選手が優勝したので、トーナメントの組み合わせも難しかったですね。
──3月にはフロリダで開催されたパン選手権にも出場していました。
レティシア:パン選手権では2度目の海外大会だったのでヨーロピアンほど緊張もせずにいいコンディションで挑めました。でもまた1回戦で負けてしまったのは残念でした。アドバンテージ差での敗退でしたが、海外とのレベル差を痛感しました。
──それを踏まえて、帰国後の練習内容の変化などはありましたか?
レティシア:2大会連続で1回戦負けだったので、このままではダメだと思い、さらに練習を頑張っています。具体的にはフィジカルトレーニングをやるようになり、筋肉をつけてパワーアップしています。またレスリングもやるようにして、ガードだけでなくスタンドやトップポジションでも自信をもって攻めれるようにしています。

ヨーロピアンとパン選手権と2大会連続で初戦敗退。ムンジアルで初勝利なるか?!
──もうムンジアル直前です。コンディションはどうでしょうか。
レティシア:いい感じです。今回はやることをやってきたので、勝てる自信があります。しっかりと自分の弱点と向き合って、そこを克服できるように取り組んできたので、それがどう出せるか楽しみです。
──ムンジアルで勝つのに大事なことは何だと思いますか?
レティシア:最後まで諦めてはいけないってことです。どの場面でも妥協せずに強い気持ちをもって試合をしていくことと思います。負け続けていても柔術に対する気持ちは変わりません。負けたらその原因を考えて、そこを直してまた挑戦する。これが大事です。
──いまはどんな練習スケジュールですか?
レティシア:週に6回、2時間ほどの練習をしています。その他にはトレーニングジムでのフィジカルトレーニングですね、週に2回はノーギもやってます。
──1日に2時間ほどなんですね。
レティシア:そうです。学校から帰ってくるのが夕方で、それから食事をしてからジムに行くので、練習は夜だけになります。練習時間はそんなに多くはないですが、その分しっかりと集中してやってます。常に全力で1回の練習ですべてを出し切るように心がけてます。
──海外大会での初勝利を期待しています。
レティシア:ありがとうございます。絶対に諦めずに、どんなに強い相手と戦っても、勝てないかもと弱気にならないで試合します。

GWに開催された女子団体戦では体格差のある紫帯相手にバックを奪うなどして大金星を挙げた。この勢いのままムンジアルに乗り込んでいく。

レティシアの渡航費などは父親のラファエルが休日に大会スタッフや肉体労働のアルバイトなどをして工面している。レティシアの海外遠征は家族のサポートがあってこそだ。

「ムンジアル2025」
日程:5/29-6/1
会場:ウォルターピラミッド(ロサンゼルス・ロングビーチ)
■大会詳細はコチラから!