ムンジアル初出場の篠田光宏「自分がどこまでできるのか試してくる」
ムンジアル初出場の篠田光宏「自分がどこまでできるのか試してくる」
ムンジアル2025

5月29日~6月1日の4日間、カリフォルニア州ロサンゼルスのロングビーチで開催されるIBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)が主催するブラジリアン柔術世界選手権・ムンジアル。
いよいよ開催が来週となり、今大会に出場する選手たちも最終調整の段階に入っていることだろう。
日本からムンジアルに赴く選手たちの中から今回ピックアップしたのは、トライフォースの篠田光宏だ。
トライフォースには芝本幸司や澤田伸大、吉永力など、錚々たる軽量級のトップ黒帯たちが在籍するが、そんな中で唯一のムンジアル出場者がこの篠田だ。
篠田は、昨年のIBJJFアジアで準優勝し、その後にオーストラリアで開催されたIBJJFパンパシフィックで優勝してムンジアル出場に必要なポイントを獲得。満を持してムンジアル初出場を果たす。
KINGZ JAPANのアスリートでもある篠田のインタビューは以下の通りだ。

──黒帯として初めてのムンジアル出場が決まりました。いまの気分は?
篠田:目標としていた舞台に立つことができ、とても嬉しく思います。
──ムンジアルにはどんな印象がありますか?
篠田:その名の通り世界一を決める大会ですので柔術家なら一度は絶対憧れる場所であり、世界のトップ選手達が活躍している場だと思っています。
──同じカテゴリーにいる高杉選手とはアジアで負け、パンパシで勝ってます。どんな印象がありますか?
篠田:ベースの強さ、際での動き。また試合運びが上手な選手だと思います。同じ日本人としてトーナメントを勝ち上がれたらなと思っています。
──そして日本のレジェンド、芝本選手もこれまで同じカテゴリーで戦っていました。これまで芝本選手のことをどう見ていましたか?
篠田:白帯の時からずっと一緒に練習させていただいていますが、雲の上の存在の人です。日本柔術界を牽引し世界で活躍していた芝本先生が立っていた舞台に私が立てるなんてと思い、いろんな感情が湧き上がっております。
──ここ数年はムンジアルで日本人選手の苦戦が続いています。それについてどう考えてますか?
篠田:やはり日本人としてどんどん活躍していってほしいと思っております。私自身もそうなれるよう最善を尽くします。
──これまでどんな練習をしてムンジアルに備えてきましたか?
篠田:特にムンジアルだからこうしているというのはなくて、普段している練習を精一杯やっています。しっかりと自分の形を作れるよう日々精進しております。
──ムンジアルで注意している海外選手などはいますか?
篠田:全員が強敵であることには間違いないので特に誰に注意するみたいなことはしてないです。誰がきてもいいように万全の状態で挑戦したいです。
──ムンジアルでの目標を教えてください。
篠田:もちろんやるからには優勝を目指します。また、世界トップレベルがどんなものなのか肌で感じるいいチャンスだと思っているので、とても楽しみです。挑戦者として頑張ります。
──最後にムンジアルに賭ける意気込みをお願いします。
篠田:初の世界選手権に出場することになり、緊張してる反面とても楽しみでもあります。自分がどこまでできるのか試してきます。自分のやる事を全力でして最善を尽くします。皆様応援よろしくお願い致します。

昨年のIBJJFアジアではアダルト黒帯ルースター級決勝戦で高杉魁(ALMA FIGHT GYM HOMIES)と対戦し、2-0で敗れた。

だが、その後にオーストラリアで開催されたIBJJFパンパシフィックでリベンジを果たして優勝。ムンジアル出場に必要な80ポイントを獲得した。

KINGZ JAPANのスポンサーアスリートの篠田。ムンジアルではどんなドーギで出場するのか。ここにも注目だ。

なお、篠田と同じくKIGZ JAPANのスポンサーアスリートである永尾澪(CARPE DIEM SENDAI)もムンジアルに出場する。「エントリーリストの中には既に有名な選手や優勝候補が何人か居ますが、自分のスタイルならどんな相手でも極めを狙えるので、そのチャンスをしっかり掴んで結果を出します!」と意気込んでいる。

そして、もう一人。KIGZ JAPANのスポンサーアスリート=池田海南江(IGLOO)にも注目したい。池田は「黒帯で初めてムンジアルに出場します。この大会に向けて毎日これがベストという選択をして、準備をしてきました。練習で胸を貸してくれた仲間を信じ、何より自分を信じて挑みたいと思います。応援よろしくお願いいたします」とメッセージをくれた。

「ムンジアル2025」
日程:5月29日-6月1日
会場:ウォルターピラミッド(ロサンゼルス・ロングビーチ)
■大会詳細はコチラから!