ONE6戦目の石黒翔也、決定機作れずジャック・シアーに判定負け
ONE6戦目の石黒翔也、決定機作れずジャック・シアーに判定負け
ONE Friday Fights 136

© ONE Championship
12月12日(金)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムでは「ONE Friday Fights 136」が開催されている。
その第1試合では、日本から石黒翔也(ARTA)が出場し、英国のグラップラー、ジャック・シアーとのバンタム級サブミッショングラップリングマッチに臨んだ。
ONE6戦目となる石黒。7月のデニー・システィ戦では、ドラゴンスリーパーのようなリバースネッククランクを披露し、大きな衝撃を残したことは記憶に新しい。
水色のラッシュガードで登場した石黒は、ケンカ四つから飛び付くも、すぐに上を取る。リバースデラヒーバを作って石黒のアタックを止めるシアーは、石黒の足を取って足関を狙っていった。
ノースサウスをうかがう石黒に対し、インバーテッドで正対するシアー。途切れることのない滑らかな動きでアタックを重ねる石黒だったが、残り5分、シアーは石黒をクローズドガードに捕らえる。
すると、すぐに足のクロスを解除したシアーが、下からオモプラータのような足の動きで石黒の腕を極めにいく。
すぐに察知した石黒だったが、その後もシアーは巧みなガードワークで石黒にパスを許さず、隙あらば腕や足を狙っていった。

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残り1分強、フットロックを仕掛けた石黒。残り30秒ではアオキロックのようにシアーの足を抱え、続く攻防ではアームバーを狙ったが、いずれもキャッチとまではならず。
試合はタイムアップとなり、勝負は判定に委ねられた。互いに決定機はなく、手数では石黒のほうが上回ったように感じられたが、下からのアタックが評価されたか、結果は3-0でシアーの勝利となった。

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