大阪万博で柔術マッチ開催 UAEの柔術に対する本気度が垣間見えた
大阪万博で柔術マッチ開催 UAEの柔術に対する本気度が垣間見えた

9月25日(土)、大阪万博のUAEパビリオンにて、画期的な柔術エキシビションマッチが行われた。
UAE(アラブ首長国連邦)は、学校教育に柔術を導入するなど、国策として柔術を推進している国として知られている。
またUAEのアブダビではUAE直営の運営団体であるAJP=アブダビ・ジウジツ・プロが主催する賞金トーナメント「ワールドプロ」や、キッズ大会「ワールドユース」などが開催されており、UAE以外でも「グランドスラム」や「コンチネンタルプロ」など、数々の大会を主催している。
そんなUAEが万博という世界的イベントの中で柔術を披露したことは画期的で、その柔術に対する本気度を示すものといえる。
今回のエキシビションには、イベントに協力したJJFJの運営母体・AXISの選手たちに加え、静岡のセキタニ柔術アカデミーからも選手が参加。
また特別ゲストとしてUAEから往年のワールドプロ王者であるファイサル・アルケトビを招聘してエキシビジョンマッチを行うなどして、観客を大いに沸かせた。
試合は計4試合が実施され、さらに護身術のデモンストレーションも披露。
パビリオンに集まった観衆にとって、柔術の魅力と可能性を知る絶好の機会となったことだろう。

大阪万博のUAEパビリオンで柔術マッチが企画された。

パビリオン内にマットがセッティングされ、万博柔術が実現。

ここではAXIS柔術アカデミーの選手を中心に柔術マッチが4試合行われた。

黒帯では丹羽飛龍が参加し、AXISのチームメイトの中島琉輝や熊田堅信らと戦っている。

AXIS以外ではセキタニ柔術アカデミーからナオキ・イトカズが参加し、AXIS勢と対戦。

柔術マッチの他には護身術のデモンストレーションも行い、好評を博した。

そしてUAEから来日した往年の名選手であるファイサル・アルケトビと丹羽飛龍がエキシビジョンマッチも行っている。

柔術マッチの最後には選手の表彰も行われ、この万博柔術の実現に協力したJJFJ代表の渡辺孝正氏より勝利者賞の贈呈があった。

この万博柔術はシハーブ・アフマド・アル・ファヒーム駐日アラブ首長国連邦大使が主導して行われた。シハーブ氏のイベント後のコメントは近日中に公開予定だ。