アジアWゴールドのアンディ・ムラサキ、イゴールとの無差別級決勝の背景を語る
アジアWゴールドのアンディ・ムラサキ、イゴールとの無差別級決勝の背景を語る
IBJJF Asian Championship 2025

6月21日(土)、千葉ポートアリーナで開催されたIBJJFアジア選手権において、アダルト黒帯ミドル級と無差別級を制したのが、アンディ・ムラサキ(ATOS)だ。
4年連続のムンジアル・ファイナリストであり、世界トップの一角であるアンディ。今大会では、無差別級決勝で盟友イゴール・タナベと対戦するなど、彼にとっても感情を揺さぶられる特別な一日になったようだ。
試合直後、日本語も堪能なアンディがJiu Jitsu NERDのインタビューに答えてくれた。

――今日の試合はどうでしたか?
アンディ:今日の試合は楽しかったです。イゴールと無差別の決勝ができたけど、Mixed feelings(複雑な思い)だね。
オープンクラスの決勝がイゴールだったのは、気持ちいいんですけど、それと同時にいい気持ちじゃないね。
自分達は友達で、連絡を毎日するようなフレンドシップではないけど、自分に何か必要だったらイゴールは必ずそこにいる(いてくれる)のを知ってるし、反対もそうね。イゴールに何か必要であれば、自分は何かできるなら必ずする。
決勝戦をイゴールとやったのは、本当に思い出になりますね。
――無差別級決勝は、クローズアウトするかなと思ったんだけど、リアルファイトをやったね。どういう風にそうなったの?
アンディ:クローズアウトするチャンスはゼロね。でも、アジアのオープンにレジストレーションした時にイゴールにメッセージしたね。
自分は階級だけっていうプランだったけど、階級終わって先生が「アンディ、おめでとう。ニュースあるよ」って(無差別級エントリーの)チケットを見せられた。
だから、自分が準決勝終わって、イゴールも準決勝終わって、自分からイゴールのところに行って「イゴール、ごめんね。自分、オープンクラス出ないって言ったけど、先生がサインしたからオープンクラス出るけどごめんね」って言ったけど、クローズアウトのチャンスはゼロだった。
――イゴールとは毎回試合しているよね? これまで何回やってる?
アンディ:これで16回だと思います。
――そのうち何回勝ってる?
アンディ:あー、わからないね。
――では、久しぶりの日本の試合はどうだった?
アンディ:楽しかったです。皆さんの愛をもらったので気持ちよかったです。
――また日本で試合することはあるかな?
アンディ:はい、必ず。ありがとうございます。皆さん、いつも応援ありがとうございます。自分はアメリカに住んでるけど、日本は心の底に必ずあります。
