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トライフォース・早川光由代表に訊く、WORLD 2024振り返り

Interview

· Interview,Event - IBJJF JBJJF
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5月30日から6月2日まで、アメリカはカリフォルニア州ロングビーチのウォルターピラミッドで開催された、IBJJF「World Jiu-Jitsu Championship 2024」(ムンジアル)が幕を閉じた。

ハイレベルな攻防や熱戦が続出した今大会だったが、アダルトカテゴリーにおける日本人選手の入賞はなく、改めて世界の壁の高さを感じさせる結果となった。

果たして、世界との差は開いているのか?
ならば、その要因とは?

大会終了から約1週間――、トライフォース柔術アカデミー代表・早川光由氏に今大会を振り返って話を訊くことができた。

 

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――2024年のWORLDが終わりました。

早川:はい。偶然なんですが、先ほどまで芝本(幸司)が、私に報告に来ていました。毎年すぐに来てくれています。

――結果だけ見ると、日本人は黒帯アダルト部門で入賞者もいませんでした。世界との差は開いていると思いますか?

早川:もちろん結果だけ見ると、離されていると思いますね。

――要因はどう考えてますか?

早川:もう全てだと思います。環境面で言えば、最先端の道場で、スポンサーフィーで経済的に成立して、練習だけをしている選手が海外にはいる。そういう選手は有利でしょうね。

――アダルト茶帯で優勝したグスタボ・オガワ(AOJ)選手のインタビューで「1日5回練習しないと勝てない」と言ってました。

早川:そういう選手は日本ではほとんどいないでしょうね。もちろんトライフォースでもいません。「お金あげるから練習だけしてて良いよ」という環境は作れますけど、作らない。目的意義って何?みたいなことも考えてしまうし、その方法で"トライフォースは世界チャンピオンを作りました"という結果だけを得て、果たしてそれが私のやりたいことかと考えたら違うような気もします。

――どんなスポーツの進化でもそうですが、年々アスリートの能力も上がってきています。そしてステロイドの問題もあります。

早川:ステロイドに関しては、しっかり取り締まってくれよというしかないです。ステロイドを含めた、選手のアスリート化によって、日本勢との差が開いてしまってきているのかもしれません。

――ですね。

早川:私の弟子がステロイドをやりたいと言ったら私は絶対容認しません。もし芝本、澤田(伸大)であろうと使用していたら破門にします。

私が一度でも使用していたら指導者になることもなかったと思うし、子供達に胸を張って自分の柔術を教えることは出来ません。

――今後もトライフォースとしてはWORLDにどう向き合いますか?

早川:この世界にいる以上、黒帯世界チャンピオン(の輩出)を目指していきます。目指さないと言ったらやっぱり違和感ありますよね。

――2024年は、芝本選手、澤田選手が出場しました。

早川:はい。現実的に世界チャンピオンにもっとも可能性の高い芝本も年齢でいうと40を超えてます。

――はい。

早川:それでもアジア大会を勝ち上がって資格を勝ち取り、チャレンジを続けてくれています。しかし、いつか芝本のチャレンジが終わった時に、芝本以上の逸材がうちにはいないというのが現状ではあります。

――芝本選手からはどのような報告を受けましたか?

早川:コロナ渦もあり、5年ぶりの出場だったのですが、またこの舞台で勝ちたいとさらにモチベーションは高まったようです。凄いですよね。もう10年以上挑戦していて、5年ぶりの出場でそう思えるのが凄いし、本当に私にとって応援しがいのある存在です。

――今回、大会前に芝本選手にどのような戦略や作戦を授けましたか?

早川:もうベテラン中のベテランなので、手取り足取り指導や細かい戦術の話はしません。

――そうなんですね。

早川:彼は、自己分析、自己評価、自己完結を繰り返している人間です。試合後に、私がアドバイスをすることがあっても、日々の練習に関しては自分で管理しています。

――芝本選手ほどストイックな人間も見たことありません。

早川:しかし、一つだけ言ったのは、私にもっと練習を見せに来いと言いました。

――その真意は?

早川:ちょっと厳しいことをいうと予定調和の練習しかしてないかと。芝本ほどの立場があれば、自分が一番上の立場で一番強くて、練習環境も自分で作れて全部コントロール出来てしまいます。やる相手も順番も。私も過去にそういった立場になっていたので、身に覚えもあります。

――やらされる練習も必要ということですね。

早川:出稽古も必要かも知れないし、自分の限界以上、予定調和を超えた練習というのはベテランになればなるほどやらなくなってしまう。やらない理由も探しちゃうんです。

――芝本選手でもですか?

早川:芝本ほど自分に厳しい人間でも、それは変わらないと思います。しかし、自分の予定調和を超えた練習というのは、疲労や怪我のリスクもあります。私が指導した練習の後、何日かダメージで練習ができなかったみたいです。そことの兼ね合いですね。しかし、その部分でも、基本的に彼は自己分析できてます。

――試合は、アドバン1差で敗れました。

早川:さっき、もう一工夫出来てたら全然いけたよねって話しはしました。あとは本人が今後、自己分析の外側に行けるかどうかです。

 

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――では少し話を変えさせて頂きます。早川先生は「技のオモチャ箱」と言われ、色んな技を使いこなせると思います。概念的な話になってしまうのですが、もし試合に勝つという部分だけにフォーカスすると、色んな技を知っていた方が良いのか、1つの必殺技を磨いた方が良いのか、どちらだと考えますか?

早川:自分の場合、使える技は、人よりは多いと思うのですが、対戦相手と対峙した時に、技を100個並べることはありません。対峙してみてこの選手にはこの技を使えるなと、瞬間瞬間選択していく。必要な技を選択するスピードが大事だと思います。

――ということは、やはり技をたくさん知っていることの方がメリットが多いと。

早川:私は正直そう思います。もし私が、技を多く持ってないタイプの柔術家だったらここまで強くなれていないと思います。もし(今の時代に)自分が若くて、世界チャンピオンを目指してたとしても、人一倍多くの技を身に付けて、立ち技を含めたコンプリートファイターを目指していたと思います。

――それぞれ人の考え方もありますね。

早川:単純に、やるからには面白くやりたいじゃないですか。全て使える方がかっこいいです。

――そうですね。

早川:でも大会などは、私は特殊な技の使い手に負けることが多かったかな。この技のこの部分を掘り下げて考えたことはなかったなと、試合後、壁にぶち当たることもありました。

――例えば、誰に負けた時とかですか?

早川:1番最初にそれを感じたのは、紫帯の時に、最初に出たWORLDとブラジレイロで同じ相手に同じ技で負けたんです。

――どんな技ですか?

早川:今でいうところのワームガード的な技で負けました。そのガードから脱出できなかった。かなりフラストレーションが溜まる試合でした。

――極められて完敗というわけではなかったんですね。

早川:ハメ技に見事にハメられて、どうしてもそれが解除出来なかった。その年、レフリーの判断基準は、解除出来ない"上の選手"が悪いと思われていたし、そういった不運も重なりました。

――どうしても数年おきにレフリーの判断基準も変わってきますよね。

早川:はい。それも柔術と思うしかないです。それでも一つの技を掘り下げて、それ一本でいくとは思いませんでした。もちろん解除方法は考えてましたが。

――ちょっと概念すぎて、読者には伝わらないかも知れませんね(笑)

早川:少し具体的に言うと、例えばラッソーガード。それだけ凄く強くて誰でもひっくり返すことを追求しまくって、自分の中の定石も凄い精度である選手がいる。それならそれで世界を獲れる可能性があることもあり得ると思います。

――1つの必殺技を磨くタイプの選手の強さですね。

早川:ただ私は、現役も比較的早く引退して、メインのフィールドはやっぱり道場です。私が柔術に向き合うというのは、日々ありとあらゆる体格の人、色んなスタイルの人に負けない自分を作り上げるには、さっき言ったようなスタイルだと限界がくるのではと思います。

――なるほど。

早川:自分の得意技って何だろうって考えた時に、本当に無いです。全部が得意技って言えるかも知れないですが、逆に言うと、世界を獲れるほどの際立った技を持ってないとも言える。しかし、世界チャンピオンが道場に来たりしない限りは、大多数の人に対抗できる。それだけの大きな枠の柔術は作り上げていると思ってます。それが今の自分にとって価値のあることかなと。

――InstagramやFacebookで、ご自身のスパーリング動画をよくアップなされていますね。

早川:これは今の時代でよかったと思うことです。例えば江戸時代だったら自分の技を伝承していくことは一苦労だと思います。でも現代なら、自分の技をテーブルに並べてカリキュラム化して、オンラインの動画に残せる。自分自身も忘れないように復習できる。それを弟子たちに伝えることによって、彼らの血肉になっていきます。

――トライフォースオンラインも素晴らしいです。

早川:ありがとうございます。そのような形で、技を伝承できる機会が多くなってきて嬉しいです。

――本日は、貴重なお話をありがとうございました!

早川:今後も機会があればJiu Jitsu NERDさんで、私と他の道場の選手との対談企画をしてください。話を聞いてみたい若い選手もいますので。

――それは嬉しいですね。こちらこそぜひお願いします‼

 

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