ビクトル・ロドリゲス、茶帯デビュー戦でWゴールド達成「大きな収穫の大会になった」
ビクトル・ロドリゲス、茶帯デビュー戦でWゴールド達成「大きな収穫の大会になった」
ASJJF TOKYO SPRING 2026

ASJJFの「TOKYO SPRING 2026」で階級別・無差別の両カテゴリーを制し、茶帯デビュー戦でWゴールドを達成したビクトル・ロドリゲス(CARPE DIEM FUKAGAWA)。
紫帯時代に左膝半月板を全損する大怪我を乗り越え、新たな環境での挑戦が実を結んだ形となった。
試合内容、怪我からの復活、そして専業柔術家としての現在の心境について語ってもらった。

──ASJJF「TOKYO SPRING 2026」でのWゴールド獲得、おめでとうございます。まず試合の感想をお願いします。
ビクトル:ありがとうございます。茶帯の初戦ということで緊張はありましたが、普段からシュシャ先生に教わっている動きをしっかり出すことができました。結果として勝てましたし、今回は本当に収穫の大きい試合になったと思います。
──紫帯時代には膝の怪我でかなり苦労されたと聞いています。現在の状態はいかがですか?
ビクトル:左膝の半月板が完全に損傷してしまい、手術とリハビリを経験しました。
細かい動きのトレーニングも積み重ねて、今はもう100%回復しています。
──今回は茶帯デビュー戦でした。茶帯になると足関節技が解禁されるなど、ルール面の変化もありますが、その点はどう意識しましたか?
ビクトル:僕はボトムから攻める際に、ベリンボロなど足を残す形が多いので、トーホールドや膝十字を狙われやすくなります。そのため、攻めながらも常に足を引ける準備を意識していました。それが実際に試合で活きたので良かったです。
──茶帯として特に意識していたテーマはありましたか?
ビクトル:茶帯らしく、しっかり極めにいきたいという意識はありました。今回は一本勝ちはできましたが、まだ理想通りではなかったですね。ただ、足関節を見せることで相手の動きが崩れ、そこから他の技につなげられたので、そこは大きな収穫でした。
──無差別級では体格差のある相手と2試合戦いました。その点はいかがでしたか?
ビクトル:正面からパワー勝負をすると勝ち目がないので、まず相手の力や動きを見極めました。最初から一気に攻めるのではなく、相手のパワーを少しずつ削るイメージで戦いました。どちらの相手も過去に負け越していた選手だったので、勝てたことは今月で一番嬉しい結果です。
──現在はCARPE DIEM FUKAGAWAに移籍し、大きな環境の変化があったと思います。練習状況はいかがですか?
ビクトル:朝から夜まで柔術をして、空いた時間にはウエイトトレーニングも行っています。週2回はパーソナルトレーニングも受けていて、心も体も強くする生活を送っています。これからさらに濃い充実した競技生活が始まると感じています。
──現在は専業柔術家として活動されていますが、今の心境を聞かせてください。
ビクトル: 移籍してきたこの1年半で、「自分から動かないと何も起きない」ということを強く実感しました。柔術だけで生きていきたい人がいれば、続けていれば必ず道は開けると思います。僕自身もまだ満足していませんし、ここからさらに上を目指していきたいです。一緒に頑張っていきましょう。
──これからの活躍も期待しています。
ビクトル:ありがとうございます。これからも頑張ります。

オープンクラス1回戦はウイリアン・サイオ(Pato Studio)を送り襟絞めで一本勝ちして決勝戦に進出。

決勝戦ではグスタボ・ツボネ(INFIGHT JAPAN)からも絞めでタップを奪い、2試合連続の一本勝ちで優勝し、階級別の一人優勝と併せてWゴールド獲得となった。

ギの試合があった翌日にはノーギの試合にも出場し、ここでは室谷勇汰(Locu Jiu Jitsu)とミドル&オープンのワンマッチ決勝戦2連戦を制しWゴールド。2日間で4つの金メダル=クアドラプルゴールドの快挙だ。

このビクトルの活躍もあり、CARPE DIEM FUKAGAWAはチーム表彰のアダルトで3位に食い込む健闘ぶりを見せたのも特筆モノだろう。
