【メディアディレクターコラム】第16回「IBJJFオフィシャルのギ・チェッカー、サプライズリリースで騒然」
【メディアディレクターコラム】第16回「IBJJFオフィシャルのギ・チェッカー、サプライズリリースで騒然」
メディアディレクターコラム 第16回
ワールドマスターが終わったばかりで、まだ大会総括もレポートも掲載していないが、まずはギ・チェッカーのことを記していきたい。
今大会で試合以外の部分で最も話題になったのはIBJJFのオフィシャルのギ・チェッカーが予告なく発売されたことだろう。
昨今の柔術トピックにおいて試合出場時におけるドーギのレギュレーションチェックに関して話題に事欠かないが、そのドーギチェックに必須なのが、このギ・チェッカーだ。
過去には木製のギ・チェッカーが使われていたが、数年前よりこのプラスティック製のギ・チェッカーにリニューアルされ、IBJJFやJBJJFの主催大会では必ず使われている大会での必須アイテム。
たがこれは非売品で販売されておらず、IBJJFおよびJBJJFの大会備品としてのみの流通で、一般人には入手不可だった。
一応、一般購入可能なギ・チェッカーもあるにはあったが、アンオフィシャルのブートレグゆえ、クオリティに難があり、しかもかなりの高額。
それが今回のワールドマスターのIBJJF物販ブースにて突如オフィシャル商品としてリリースされたのだから驚かされた。
値段も手頃な$35で、いままで大会で使用されていた青の他に黒も発売。
この$35というのは大会Tシャツと同じ値段なので、お買い得感があり迷わず2色とも即買いした次第だ。
そしてショーヨーロール×IBJJFのコラボドーギとギ・チェッカーの白のセット販売(お値段$300)もある。
ギ・チェッカーの白バージョンはドーギとのセット販売でのみ入手可能なレアカラー版で、この流通数もそう多くないと思われる。
IBJJFオフィシャルでワールドマスターでサプライズリリースされたギ・チェッカー。
ギ・チェッカーは$35で販売されたが、これは大会Tシャツと同価格でお買い得感があった。
一般販売の青と黒とショーヨーロールとのコラボの白の3色がある。
これはこれまで入手可能だったアンオフィシャルのブートレグ。Amazon価格で18000円はバカ高い!
IBJJFオフィシャルリリース版がどれだけ販売されたのかは不明だが、大会3日目の午後には完売しており、入手できなかった人も少なくなかったようだ。
こういったIBJJFオフィシャルの大会備品が一般販売されたことは過去になく、異例のことだっただけに発売されてることをSNSに出したところ、多方面から購入希望の連絡が届いた。
そのためなんと10本ものドーギチェッカーを買って帰らなければいけなくなったが、なんとか数を揃えることができ、一安心した次第だ。
今年のムンジアル以降に施行された新ドーギレギュレーションにまつわる騒動もひと段落し、いまはドーギチェックでハネられることもそう多くなくなったように感じる。
それに加えて、このIBJJFオフィシャルのギ・チェッカーでギの袖の細さや襟の厚みなどを事前に細かくチェックすれば、大会でハネられることも激減していくはずだ。
結局、買い足しを繰り返し最終的には10本も購入してしまったギ・チェッカー。
その他の人たちも複数本の購入をしていたようなので日本にも大量に持ち込まれていることだろう。