守脇美友、ブラジレイロ優勝でグランドスラムの偉業達成!次なる目標は?
守脇美友、ブラジレイロ優勝でグランドスラムの偉業達成!次なる目標は?
IBJJF Brasileiro 2026

現地時間4月24日~5月3日にかけて、ブラジル・サンパウロ州のジョゼ・コヘア総合体育館では、IBJJF「ブラジレイロ」が開催された。
2025年のIBJJF「ワールドマスター」。そして、2026年の「ヨーロピアン」「パン」で連続優勝を飾っている守脇美友(カルペディエム鎌倉/湘南)は、今大会の女子マスター4黒帯ライトフェザー級でも見事優勝を飾った。
黒帯昇格後、いきなりマスター版グランドスラムの大偉業を達成した守脇を、全日本マスターの会場でキャッチ。帰国直後もジムの会員さんのセコンドとして会場で声援を送っていた彼女に、ブラジレイロの振り返りや今後の目標について尋ねた。
――ブラジレイロ優勝おめでとうございます。まずは優勝した率直な気持ちを教えてください。
守脇:そうですね。本当は「すごく嬉しいです」と言いたいところなんですけど、今回も決勝戦がレフェリー判定での勝利だったので、課題が残り反省の方が大きい結果になりました。
――決勝戦については、ご自身の中では満足していないと?
守脇:はい。スプリット判定だったんですけど、1人のジャッジは相手につけていたので本当にギリギリというか。試合中もポジションを進展させられないことに焦りを感じていたので、かなり良くなかったと思っています。
――これはこれで競り勝ったとも言えますが、そもそも決勝前に(優勝を意識した)プレッシャーはありましたか?
守脇:プレッシャーは特になかったです。というのも、決勝の相手(ジェミマ・フェヘイラ)が現時点でマスター4ライトフェザーのポイントランキング1位の選手だったので、自分は挑戦者という意識で臨めました。
――ジェミマとは初対戦だったんですか?
守脇:はい、初めてでした。
――今回の大会前は、グランドスラムの偉業達成などを含め、どんなことを意識していましたか?
守脇:グランドスラムは全く意識していませんでした。ワールドマスターで優勝できたとき、せっかくだからこれまで出たことのない大きな大会に出てみようかなと思ったんですね。そこでヨーロピアンにエントリーして優勝できたのでパンへ、パンで優勝できたのでブラジレイロへと、優勝を次の試合への挑戦権として続けていたら結果的にグランドスラム達成できた感じです。
ただ、ブラジレイロは初めてのブラジル、柔術の本場での試合となり、これまでとは違う緊張感はありました。その上で「自分が今までやってきたことをどれだけ出せるか」に集中して、どの試合も「一つ一つをやり切る」ということだけを考えて臨みました。

――そのグランドスラムという偉業について、自身ではどう評価していますか?
守脇:ワールドマスターで優勝した時に結果だけ見ると世界一にはなれたのですが、黒帯になってから初めての大会ということもあり「一大会優勝しただけで世界一と胸を張ってもいいのだろうか?」と、自分の中で多少疑問があったんです。
でも、ヨーロピアン、パン、ブラジレイロと通して結果を出せたことで、ようやく少し自信を持てるようになった気がします。
そういえば、今回の結果をもって日本人女性初のグランドスラム達成選手になれたんです!マスターカテゴリではありますが、このことは自分で自分を褒められるひとつの大きな功績になりましたし、日本で柔術をやっている一人として少しは日本の柔術界に貢献できる結果を出せたかなと感じています。
――ご自身の内面的な変化や、周囲の反応で変わったことはありましたか?
守脇:自分的には特にこれといった変化はないですが、ジムのみなさん始め周りの方にはより一層喜んでいただけて、とても嬉しいです。他には、セミナー開催のお話などをいただけるようになりました。
――では、次の目標はどのように考えていますか?
守脇:次は、今年のワールドマスターに出場して、1年間を通してのグランドスラムを達成したいです。
――なるほど。2026年としてのグランドスラムということですね。それまでの試合予定はありますか?
守脇:今のところは大きな予定はないですが、アジア(選手権)には出ようと思っています。ポイントがなくても出場できる機会なので、アダルト黒帯で出場する予定です。
――アダルトですか!? ここで獲ったらスーパーグランドスラムですね(笑)
守脇:いえ、さすがにマスター4とアダルトではそもそものステージがまったく違うことは十分に理解していますが、もろもろの怖さよりも黒帯のトップ選手に挑戦したい気持ちのほうが強くて(笑)。たとえ勝てなくても得られるものが多い意義ある経験になるはずなので頑張ってみます。
――では最後に、ジムや応援してくれている方へメッセージをお願いします。
守脇:どの結果も自分一人の力で得られたものではなく、日々一緒に練習してくださっている方や、支えてくださっている周りの方のおかげです。これからもよろしくお願いいたします。そして、いつも本当にありがとうございます。

Photo by IBJJF
