ゆでたまご 嶋田隆司先生、青帯昇格で「初めて一人で何かを達成できた」
ゆでたまご 嶋田隆司先生、青帯昇格で「初めて一人で何かを達成できた」
Interview

人気マンガ「キン肉マン」の作者として知られるゆでたまご・嶋田隆司先生は、60歳を過ぎて大きな手術を経験しながらも見事に競技復帰。現在は創作活動と並行して、真摯にブラジリアン柔術へ打ち込む“柔術家”である。
Jiu Jitsu NERDでキッズ柔術を応援してくれているだけでなく、自身も積極的に大会へと出場。その姿勢と熱意は、多くの子どもたちや若い世代にとって大きな手本となっているといえるだろう。
昨年は、ASJJF大会での地方遠征や、SJJIF WORLDへの出場など、まさにチャレンジの一年となったが、その結果、11月にはJBJJF「DEVILOCK CUP 2025」で公式戦初勝利を挙げ、12月には青帯へ昇格を果たした。
もちろん本業も第一線だ。「キン肉マン」は現在も絶賛連載中であり、さらに「キン肉マン」のNetflixアニメ「完璧超人始祖編 Season3」の制作も進行中。執筆や監修、各種ミーティングと多忙を極める日々の中でも柔術を続けているのは、「ゆでたまご」の一人としてではなく、嶋田隆司個人としての強い意志によるものだ。
そんな嶋田先生に、2025年の振り返りと2026年について話を聞いた。

――先生ご無沙汰しています。よろしくお願いいたします。本日は、昨年の振り返りと今年について話を聞かせてください。
嶋田:よろしくお願いします。
――まずは昨年9月の「SJJIF WORLD」について、感想を教えてください。
嶋田:初戦でアメリカの方との対戦だったので、かなりビビってしまいました。
――結果はポイント負けでした。
嶋田:はい、最初にテイクダウンを取られて、後手に回ってしまいました。
でも、国際大会の経験豊富な知り合いも言っていたんですが、外国人は最初は攻めてきますが、途中からスタミナが切れるというアドバイスも受けていたので、その通りになって、終盤はかなり攻勢できたのではと思いました。
――現地で見ていましたが、もう少しでパスもできましたね。
嶋田:はい。だから外国人だからってそんなにビビる必要はなかったなと勉強になりました。
――11月に開催された「DEVILOCK CUP 2025」はいかがでしょうか?
嶋田:はい。今まで中々対戦相手がいなくて、年齢や体重などカテゴリーを上げて出場していたのですが、今回は初めて年齢と階級が適正のところで出場できました。
――3人エントリーで巴戦でした。その2戦目に念願の公式戦初勝利を挙げましたね。
嶋田:最初の試合は、相手の方の絞めに落とされてしまったのですが、道場の仲間や先生がやりましょうって言ってくれたので頑張ることが出来ました。
――2戦目はポイント勝利でしたね。
嶋田:結構遅めの試合になったので、他のマットで試合もなく、とても注目されてしまい、対戦相手の方もやりにくかったかも知れません(笑)。
――最後は腕十字の体制になり、もう少しでクラッチが切れましたね。
嶋田:最後の腕十字は極めたかったです!やっぱりプロレスやPRIDEが好きだったので、ポイント勝ちより一本を極めたいですね。

――今年は一本勝ちを期待してます!そして12月に念願の青帯に昇格しましたね。
嶋田:ちょうどその時、腰の手術で入院していたのですが、青帯に昇格という連絡がきて、病室で涙が出てきました。
――途中で怪我やジムのトラブルに巻き込まれて4年間もかかってしまいましたね。
嶋田:はい。そう考えると長かったですね。
――青帯を巻いた感想はどうですか?
嶋田:Jiu Jitsu NERDさんにはいつも言ってましたが、キン肉マンは、中井(義則)くんとの共作なので、今までの人生で一人で何か成し遂げたことがなかったんです。それが初めて一人で何かを達成できてとても嬉しかったです。
――青帯に昇格して、今年の柔術活動はどのようにされる予定でしょうか?
嶋田:はい。今年も大会にも沢山出たいですし、やっぱり優勝したいです。あと柔術界にも色々貢献したいと思っております。
――ありがとうございます。今後も先生の柔術ライフを追って行きますので、よろしくお願いいたします!
嶋田:こちらこそよろしくお願いします!
