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【メディアディレクターコラム】 第7回 ブラジルは危険!ブラジルで警察に襲われた話

メディアディレクターコラム

· Column - メディアディレクターコラム
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いまはアメリカのロサンゼルスで開催されているブラジリアン柔術の世界選手権=ムンジアルは2006年まではブラジルのリオデジャネイロで開催されていた。

このエピソードはブラジルで開催されていた最後のムンジアル、2006年の出来事だ。

ムンジアルの会場であるリオデジャネイロのチジューカはあまり治安が良くない地域で、昼間はともかく夜は出歩かない方がいいと言われているエリア。

だが現在の進行スケジュールがしっかり管理された大会運営とは違い、予定通りに始まらないのは当たり前で。進行が遅れること1~2時間は当たり前の当時は大会終了が夜になるのは珍しいことではなかった時代。

そんな中、事件が起こったのは大会3日目の土曜日でのこと。

土曜日は茶帯の試合があり、ペナ級(現在のフェザー級)に、日本から出場していた荒牧誠と石川祐樹の2選手が準々決勝まで勝ち上がっており、その準々決勝で荒牧vs石川が実現し荒牧が勝利して準決勝進出を果たしてメダル獲得を確定させていた。

その試合の次の準決勝で荒牧はボブスポンジーニャかドゥリーニョのどちらかに敗れ3位になったが、試合が終わったとはいえ表彰の撮影があるため会場に居残ることになっていた。

日本人がムンジアルの表彰台に立つというのは、この大会の前年である2005年に佐々幸範が茶帯ペナで優勝し、日本人初のムンジアル優勝を果たしていたとはいえ、まだまだ偉業と称えられるに値すること。

その瞬間を逃すまいと会場に残って撮影するのは当然のことだった。

準決勝の試合から1時間後ぐらいに表彰式があり、その撮影を終わらせてやっと会場を出ることができたのは、もう深夜に差し掛かる時間帯の23:00ぐらいだったと記憶している。

会場を出てからメインストリートまでの薄暗い道を走っていき、物陰に隠れながらやっとのことでタクシーを捕まえてチジューカからコパカバーナの滞在先へ急いでいた。

そして事件はこのタクシーでの帰途の最中に起こった。

タクシーの中で同乗していた某格闘技雑誌・編集長と大会のあれこれを興奮気味に話していたときに窓の外から見えたのは1台のパトカー。

そのパトカーの中から1人の警官が顔を出し、タクシーの中にいる自分たちのことを窺うような仕草をしており、さながら値踏みしているかのようだった。

今にして思えば、獲物を探していたんだと思われる。

パトカーがタクシーを止め、タクシー内にいる自分たちを外に出し、おもむろに事情聴取が始まった。

警官は2人組で、肩にはデカいライフルを下げていて、後に知ったことだが、ブラジルの警察には普通の警察と軍警察があり、この2人は軍警察だったようだ。

「何人だ?」「何しに来た?」「どこに行く?」などなど、事情聴取をしながら持っていたカバンの中身やカメラ機材などをチェックしていく警官2人。

そこで2人ともパスポートを持ってないことに気づくと、それをネタにして強請ってきたのだ。

自分のつたないポルトガル語であれこれ事情を話すも、聞く耳を持たずに「とりあえずパトカーに乗れ」と言われ、仕方なく乗ることに。

パトカーの車中、警官は「お前らは警察に行ってまた事情聴取される」「今夜はもう帰れない」「このまま日本には帰れないかもしれない」などなど、あたかも大変なことをしでかしたかのように話す警官2人組。

こっちとしてはパスポート不携帯の負い目があるため、強気にも出れずにひたすら謝るのみで、そんなやり取りの中で「どうしたら許してもらえるのか?」と言うと不敵な笑みを見せながらニヤニヤするのみ。

ここで「これはお金を要求してるのだな」と気づき、有り金全部を渡して許してもらい、タクシーを降ろされたところにまで戻ってきた。

パトカーから解放されても有り金全部を渡してしまっていたため、ここからコパカバーナまでのタクシー代もないため、そのタクシー代だけはなんとか返してもらい、。その際に「ありがとう」なんて言ったのだが、これはもともと自分たちから巻き上げたお金なのに、それを返してもらってありがとうはないよな、とバカバカしく感じたことをいまでも覚えている。

そんなこんながありながらやっとの思いでコパカバーナのアパートに帰れたのは深夜1~2時ぐらいで、翌日は黒帯の試合がある最終日で、朝イチからの会場入りしなければならずにその日は早々に就寝。

そして翌日、会場入りしてカーロス・グレイシーJrに昨夜の出来事を話すと「それがブラジルだ」と一言で終わり。

そんなもんか、と思いつつ、マットサイドでの撮影中にカメラマン仲間のマルセロ・アロンソにも昨夜の話をしたら「それはホントか?大事件じゃないか!」となり、マルセロが友人に連絡をしてオ・グローボ(ブラジルで一番大きな新聞社)の記者がムンジアルの会場にまで来て、事件の顛末を話して、それが翌日の新聞にも載る事態に発展。

カリーニョスには一蹴されたが、やはり大事件なんだな、と改めて思い、こんなことに巻き込まれる危険なブラジルは2度と行かない!と当時は思ったものの、その後に懲りずに何度か行ってるし、また行きたいとも思っている。

それぐらい魅力があるのがブラジルだが、その一方で誰にでもこういった事件に遭遇する可能性があるのがブラジルでもあるので、もし行こうとしている方はくれぐれも注意して欲しいと思う。

ブラジルの老舗格闘技雑誌「TATAME(タタミ)」。

このムンジアル2006特集号に事件のことが囲み記事で掲載されている。

 

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「ムンジアル後に警察官が日本人を強盗」
タタミを訪問した次の日、アレクサンドル・ペケーノ(写真) 、私達のパートナー、日本のゴング格闘技の記者、ハシモト・キンヤとマツヤマ・ゴーはとてつもなく怖い体験をしました。28日金曜日、リオデジャネイロのチジューカ・テニスクルービを去った直後にそれは起きました。2人の警察官が日本人の乗ったタクシーを止め、パスポート不携帯なのを見つけると「拘置されたくないならば保証金としてR$500 払うように」と脅迫をしました。"これまでリオに来るのは5回目だが、これが私にとっての最後のムンジアルになるだろう"とハシモトはブラジルに来ることを拒否しました。我々はジャーナリストのヴァルテル・レイチに助けを求め、この事件はオ・グローボの新聞で告発された。

 

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この事件を取り上げたオ・グローボの新聞記事。リオデジャネイロで最大発行部数の新聞で取り上げられたことで大きな話題となった。

 

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2006年のムンジアル・茶帯ペナ準々決勝戦、荒牧誠vs石川祐樹。試合は荒牧が勝利して準決勝進出、メダル獲得確定。

 

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アダルト茶帯ペナ表彰台。優勝がボブスポンジーニャ、準優勝がドゥリーニョで、3位に荒牧誠とジェイソン・タボールが入った。この表彰式の撮影を終え、会場を出たのが23:00を過ぎていた。

 

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この事件のあらましは後日、ブラジルの格闘技雑誌「タタミ」にも掲載された。後日、掲載誌の現物を入手、いまも大事に保管している。

 

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