IBJJF EAST JAPAN出場の後藤飛名「もう一度積み上げる」プロマッチ2連敗からの再起戦へ
IBJJF EAST JAPAN出場の後藤飛名「もう一度積み上げる」プロマッチ2連敗からの再起戦へ
IBJJF EAST JAPAN

「もう一度、ちゃんと積み上げたい。」
そう語る後藤飛名(格闘技ジムFCY's)は、今夏のプロマッチでの2連敗から歩みを止めなかった。
封じられた得意パターン、階級差で圧倒されたフィジカル、そしてトップ選手の技術。
この2戦での敗北のすべてを糧に変え、今月末に群馬で開催されるIBJJFイーストジャパンでの再起戦に挑む。

──今回は IBJJFイーストジャパンに久しぶりの出場となりますが、出場を決めた理由を教えてください。
後藤:夏にプロマッチに2戦出させていただいたのですが、どちらも負けてしまい、とても悔しい思いをしました。その悔しさをバネに、しっかり積み上げ直し、実績を作りたいと思ってエントリーしました。
──ではプロマッチ2連戦を振り返ってください。まず山下明梨選手との試合は惜しくも判定負けでした。どんな感想がありますか?
後藤:山下選手とは春にも対戦していて、今回明らかに対策をされていると感じました。自分の得意なガードに入れず、足を制され続け、何もできないまま判定で負けてしまいました。
──その敗戦から1ヶ月後に行われたニコリー・セキタニ選手との試合は、一本負けで完敗でした。
後藤:ニコリー選手は階級が上だったこともあり、フィジカルがとても強かったですし、技を決め切る力も非常に高いと感じました。そこに対する対策が自分はまだ足りていなかったと反省しています。
──この2連敗から得たものはありましたか?
後藤:まず、緊張感の強いプロマッチの舞台で戦えたことで、精神的に成長できたと思います。また、会場で多くの方とつながり、コミュニティが広がったことも貴重でした。さらに、トップ選手がどんな対策をしてくるのか、階級差によるフィジカルの違い、そして技術レベルの高さなど、多くの学びがありました。
──そこから3ヶ月、満を持して今大会への出場になりますが、この試合に向けてどんな練習に取り組んできましたか?
後藤:まず「自分の形に入れなかった時に動けない」という課題を克服するため、相手のガードに入らせない練習を徹底しました。また、やりたい動きを封じられた際にどう展開するかも重点的に練習しています。フィジカル面も課題だったので、綱登りなどのトレーニングも取り入れて強化しています。
──今回は初夏のIBJJFアジア以来の国際戦となります。意気込みを聞かせてください。
後藤:もちろん優勝を目指して頑張ります。台湾やブラジルの選手もエントリーしているようなので、日本の選手との試合とは違う感覚になると思いますが、気負うことなく戦いたいです。
──最近、Instagramのリールで公開されているテクニック動画が人気です。反響については?
後藤:とてもありがたいのですが、少し恥ずかしさもあります。「私なんかが紹介して間違っていないかな…」という不安もありますが、見てくださる皆さまに感謝しています。
──あの「腹包み」のテクニックは、七帝柔道ならではの技だそうですね。どのように習得したのですか?
後藤:高専柔道で古くから受け継がれてきた技で、亀の攻防で相手のお腹を決めて返し、抑え込む技術です。腹部を締められた状態になるので、一度抑え込まれるとなかなか逃げられないという強い技です。長く受け継がれてきた理由も、そこにあると思います。
──新作のテクニック動画も近く公開されるとのことです。メッセージをお願いします。
後藤:今回も緊張しながら撮影したので、うまくできているか不安なのですが、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

「IBJJF EAST JAPAN 2025」
日程:11/28-29
会場:高崎アリーナ
■大会詳細はコチラから!
