JBJJF全日本4連覇のミレーナ・サクモト「全力を出し切って優勝できたので満足」
JBJJF全日本4連覇のミレーナ・サクモト「全力を出し切って優勝できたので満足」
JBJJF 第26回 全日本ブラジリアン柔術選手権

今回の優勝でJBJJF全日本4連覇の偉業を成し遂げたミレーナ・サクモト(ALMA FIGHT GYM HOMIES)。
ミレーナは国内屈指の女子軽量級のトップ選手として君臨しており、他の通髄を許さない。
今大会では女子黒帯ライトフェザーで全試合一本勝ちで優勝しており、また軽量級ながらオープンクラスにもエントリーしていた。
だがオープンクラスにはミレーナの他にエントリーがなく出場キャンセルとなってしまったが、この心意気は流石だった。

──JBJJF全日本の優勝おめでとうございます。今回で4連覇となりました。
ミレーナ:ありがとうございます。階級は4連覇で、無差別でも一人優勝したことがあるので、5個の金メダルとなりました。
──今大会ではオープンクラスは一人エントリーで試合をキャンセルしてました。
ミレーナ:自分は試合をたくさんしたいので、自分よりも大きい選手とも試合したいと思っていて、いつもオープンクラスにもエントリーするんですが、今回は他に誰もエントリーがなかったのでエントリーをキャンセルしました。戦う相手がいない一人エントリーのタイトルには意味はないんで。
──一人エントリーの場合でも一応は金メダルをもらっておく、というのはよくあることですが、ミレーナの場合はその選択肢はない、ということですね。今回は階級で優勝してるのでオープンクラスのエントリーをそのままにしておけばWゴールドとなりました。
ミレーナ:JBJJFの大会は(ムンジアルに出るための)ポイントは付くわけでもないので、そこまでWゴールドにはこだわっていません。ただエントリーしての金メダルは意味がないし、得るものはないと思います。階級で全力を出し切って優勝できたので満足です。
──今回の決勝戦はまた菅里実選手との対戦でした。
ミレーナ:2年前のJBJJF全日本の決勝戦でも対戦したんですが、立技で攻防して膠着気味の試合内容になってしまったんですが、今回は前回よりももう少し展開が多い試合ができたなと感じてます。事前に立技を練習してきたんですが、綺麗に投げられてしまったんで悔しいです。でもそこから巻き返して最後は腕十字を極めれたので良かったです。
──1回戦も腕十字で一本勝ちして、2試合とも腕十字で極めての優勝になりました。
ミレーナ:最近よく練習してる形で極めれたので、手応えもありいい感じでした。
──大会全体の総評的な感想を教えてください。
ミレーナ:一本勝ちはいつも狙ってることなので、それができたことは気持ちいいですね。でも決勝戦ではテイクダウンされて2ポイント取られてるので、それが悔しいです。でも最後は極めれたので、すごく嬉しいです。結果には満足してます。
──次の大会出場の予定はありますか?
ミレーナ:来年のムンジアルに出て優勝するのが目標です。なのでその出場のためのポイントを貯めていきたいので、海外でやるIBJJFの大会に出ていきます。まずは10月にオーストラリアでやるパンパシフィックに出て、その次は日本でやるIBJJFイーストジャパンにも出ます。この2大会で優勝すれば、来年のムンジアルに出るポイントが得られるので、その2大会での優勝を目指します。

菅とは一昨年のJBJJF全日本でも対戦しているが、今回もミレーナの勝利で2連勝となった。

女子アダルト黒帯ライトフェザー表彰台
優 勝 ミレーナ・サクモト(ALMA FIGHT GYM HOMIES GIFU)
準優勝 菅里実 (CARPE DIEM MITA)
3 位 岩瀬利菜 (トライフォース) 倉持梨奈 (パラエストラ千葉)