RIZIN.52:Jiu Jitsu NERD視点の注目ポイント、鹿志村仁之介のパスガードに唸る
RIZIN.52:Jiu Jitsu NERD視点の注目ポイント、鹿志村仁之介のパスガードに唸る
MMA × BJJコラム

総合格闘技イベント「RIZIN.52」が、3月7日(土)、東京・江東区の有明アリーナで開催された。
メインイベントでは、19歳の秋元強真が、UFC出場経験もある元Bellatorバンタム級王者パッチー・ミックスをノックアウト。新時代の幕開けを感じさせる大会となった。
柔術専門メディアの視点から見ても見所の多い大会となったが、Jiu Jitsu NERDとして注目したいのは、第6試合で行われた所英男対鹿志村仁之介によるバンタム級マッチだ。

試合は開始早々、鹿志村がテイクダウンを奪ってトップポジションを確保。しかし百戦錬磨の所は、下のポジションから蹴り上げを繰り出すなど反撃を試みる。

いわゆる猪木アリの攻防に近い展開となるのだが、MMAにおいてはボトムの選手が蹴り上げを使ったり、すぐに立ち上がろうとするため、トップの選手が安定してポジションをキープするのは決して簡単ではない。
しかし鹿志村は、所に立ち上がる隙を与えない絶妙な立ち位置を保ちながら、巧みに所の足首を掴んでパスガードを決めている。

そのパスガードも、ボディロックパスのような密着型のものではなく、現在グラップリングで多用されているアウトサイドキャンピングのような形で仕掛けられていた。そして所が起き上がってきたところをガブり、すぐさまアナコンダチョークをセットする。

こうして所を絞め落とした鹿志村。アナコンダチョークのセットアップのスピードもさることながら、直前のパスガードの仕掛けこそ見逃してはならない。
さすが柔術黒帯と唸らせる技術がそこにあった。

Photo by RIZIN FF
