柔術は、もっとシンプルでいい。第4回「柔術に必要な感覚の養い方」文=戸倉巌
柔術は、もっとシンプルでいい。第4回「柔術に必要な感覚の養い方」文=戸倉巌
柔術愛好家コラム

皆さん、こんにちは。
柔術愛好家の戸倉です。
コロナ禍は
マスクして練習してたことを
たま〜に思い出します。
たま〜に。
*
これまで、
ベース、
コネクション、
ウェイトディストリビューション、
そして
ポジションの中でのあり方、
について書いてきました。
今回は、それらの感覚を
どうやって養っていくのか。
練習(ドリル)の中で
意識していることを紹介します。
*
誰もが知っている動きの中でも、
感覚を確かめていくことができます。
たとえば、エビやブリッジ。
柔術を始めた頃に必ず習うそれです。
ひとりでやる場合には、
それらが必要なシチュエーションを
思い浮かべながらやるのは当然ですが、
そこにちゃんとベースがあるか。
動きの中でつながりが切れていないか。
ウェイトはどこに乗っているか。
そんなことを、
確かめながらやっています。
*
目を閉じてやってみることもあります。
いくつかのドリルがありますが、
たとえば、
サイドコントロールの練習のとき。
視覚をなくすと、
それ以外の感覚が際立ってきます。
自分の状態はどうなのか、
どこにコネクションがあるのか、
相手はどう動こうとしているのか。
そういうことが、
自然と感じやすくなります。
また、20〜30%の強度で
ゆっくりやるのも、
同じような効果を感じます。
うーん……とっても地味! 笑
でも、このような積み重ねで
繊細な感覚を養うことが大切です。
相手の動きをいち早く感じて、
反応できるようにする「じみ練」です。
*
どんな練習でも、小さな気づきを
増やすようにしています。
それが、
次につながっていく感じがあります。
次回は、
実際にロールするときに、
この感覚をどう活かしていくのか、
書いてみようと思います。
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書き手:戸倉 巌/1969年東京都出身。2009年5月、橋本欽也氏に誘われ、SMACK MMA STUDIO@MUSE(現MUSE柔術アカデミー)で柔術を始める。2010年9月、TRI-FORCE青山(現CARPE DIEM青山)に入会。2020年12月、石川祐樹氏より黒帯授与。2023年8月より石井拓氏に師事。2025年6月よりラテンス柔術のインストラクターとして時々活動。159㎝、60㎏。CARPE DIEM青山会員。
