ADCC優勝の野瀬翔平「マスタージャパンの柔術・グラップリングは強いというのを証明していきたい」
ADCC優勝の野瀬翔平「マスタージャパンの柔術・グラップリングは強いというのを証明していきたい」
ADCC Fukuoka open

ADCCの福岡大会で鮮烈な試合ぶりを見せていたのが野瀬翔平だ。
野瀬はマスタージャパン福岡に所属する選手で、MMAでも活躍中のホープ。
今大会では強豪ひしめくプロフェッショナル76.9kgのトーナメントで全試合一本勝ちで優勝を果たしている。
九州で名を馳せる野瀬に大会の感想などを聞いた。

──優勝おめでとうございます。いまの気持ちから教えてください。
野瀬:有り難う御座います。良い経験が出来ればと思い、一階級上でエントリーしましたが、全試合一本勝ち出来て良かったです。
──1回戦から強豪選手との対戦になり、見事な腕十字でアップセットを起こしましたね。
野瀬:ジムの練習仲間達に一回戦の相手が強いと言うのは聞いていて、実際にずっと劣勢だったのですが、最後に極めることが出来て良かったです。
──そして決勝戦ではバックを取られながらも足を極めて逆転勝ちでした。あれは狙ってたんですか?
野瀬:決勝戦は相手選手がボトムからもトップからもブルドッグニーバーを狙ってきていて、危ないと思ったので、ポイントが入らない時間でパスまでさせてもいいかと思っていたのですが、バックまでいかれてしまったのでそこは反省点です。バックの4の字を組みかえる時に一度低い位置でクロスしていたので次クロスしたら狙ってみようと思っていました。
──極めたときにバキバキと音が鳴りました。あの音は聞こえてましたか?
野瀬:音も聞こえて、感触もかなりあったので、試合後は相手選手の状態が心配でしたが、表彰の際には普通に歩かれていたので良かったです。

野瀬はプロフェッショナル76.9kgのトーナメントの3試合を全試合一本勝ちで優勝を果たした。
──普段の練習はどんな感じでやっていますか?ギの練習もしてるんでしょううか?
野瀬:普段は週に5回ギの練習をして、週に1回グラップリング、週に2回MMAの練習をしています。その間にキックボクシングとフィジカルもやっています。
──11月にもADCCの大会が福岡であります。その大会にも出ますか?
野瀬:今回初めてADCCのルールで試合をして楽しかったので、MMAの試合との兼ね合いにもなりますが、参加出来れば参加したいです。
──今後の目標をお願いします。
野瀬:黒帯になりたいです。そして、マスタージャパンの柔術・グラップリングは強いというのを証明していきたいです。
