リダ・ハイサム、B-TEAMからADCC出陣「必ず前回以上の結果を」

現地時間8月17日（土）～18日（日）、アメリカ ネバダ州ラスベガス T-モバイル・アリーナでは、グラップリングイベント「ADCC（Abu Dhabi Combat Club）」が開催される。

+99kg級に出場するリダ・ハイサムは、16人トーナメントの初戦でブラジルのビクター・ホノリオと対戦する。大会直前、"The Giraffe"のニックネームを持ち、日本をセカンドホームとするハイサムから話を訊くことができた。

――2度目のADCC出場のリダ・ハイサムです。かなり身体が大きくなってますね。

ハイサム：はい、最近はフィジカルトレーナーにコーチしてもらって肉体改造をしてきました。身体を大きくしつつ、スピードを落とさないような練習を教えてもらったので、それをやってきました。

――今回もインビテーションでのADCC出場です。

ハイサム：そうですね。インビテーションをもらったのは6月ぐらいだったんですよ。でも、CJIとの兼ね合いもあって、自分自身どうしようか考えてたのでADCC出場のリリースまでに時間がかかってしまって。

――最終的にADCCを選んだのはなぜですか？

ハイサム：CJIの賞金も魅力なんですけど、前回大会で負けてるし、ADCCは歴史もあるので、こちらにしました。CJIは1回だけで終わる可能性もあるけど、ADCCはずっと続いていくじゃないですか。

――B-TEAM所属となってチームからCJIとADCCに二手に分かれて大量参戦してますね。

ハイサム：CJIとADCCでちょうど半分ずつぐらい、総勢10人以上は出てると思います。それでCJIは+80kgにチームメイトも出てるから、対戦を避ける意味でもADCCにしたんですよね。

――とはいえ、ADCCも1回戦を勝つとチームメイトと当たる可能性がありますよね。

ハイサム：それはもう仕方ないですね。でも誰と当たっても大丈夫なように準備してきたし、チームメイトだからといって勝ちを譲るとかはなしで勝ちにいきますよ。

――前回大会では1回戦でサイボーグ・アヴェルーから腕十字で一本勝ちという大金星が印象的でした。

ハイサム：でも結果的にあの1勝しかしてないんで、今回は必ず前回以上の結果を残したいです。前回大会はまだアセンブリーBJJだったけど、いまはB-TEAMに移籍してよりプロフェッショナルなトレーニングができてるし、フィジカル的にもテクニック的にもすごく上達した実感があります。

――B-TEAMにはADCCで結果を残してる選手たちも多いですしね。

ハイサム：そうなんです。ADCCのルールは独特でポイントになる・ならないの曖昧な部分とかも結構あって複雑なんですけど、そういったルールでもしっかり勝てるような戦略や試合運びとかもみんなで話し合ってルールの理解を深めています。やはりルールを熟知しないと勝てないのはどの競技でも同じですしね。

――いまもファンに声をかけられてたし、前回大会とその後の活躍でかなり認知度が上がりましたね。

ハイサム：嬉しいことですね。自分を応援してくれてるファンの期待に応えれるようなパフォーマンスをするので期待してください。