MMAファイター奈部ゆかり、全日本マスター優勝 “井上由香里”としての新たな一歩
MMAファイター奈部ゆかり、全日本マスター優勝 “井上由香里”としての新たな一歩
JBJJF 第20回全日本マスター柔術選手権

5月2日(土)、神奈川県・横浜武道館では、JBJJF「全日本マスター柔術選手権」が開催された。紫帯が中心となって行われた大会初日、大きなインパクトを残した一人が、女子MMAファイターとして活躍した奈部ゆかり(井上由香里)だ。
DEEP JEWELSを主戦場として、女子MMAの第一線で活躍していた奈部は、今年リオ五輪レスリング代表・井上智裕と結婚し、井上由香里として女子マスター2紫帯フェザー級に出場した。
試合は、ワンマッチで阿部真奈美(ABLAZE八王子)とのMMAファイター対決を制し、貫禄の優勝。試合後の井上に話を聞くことができた。
――全日本マスター優勝おめでとうございます。まずは優勝した感想を教えてください。
井上:ありがとうございます。久しぶりの柔術の大会で優勝できてホッとしています。
――今大会は、阿部真奈美(あきぴ)選手とのMMAファイター対決でもありました。試合を振り返っていかがでしょうか?
井上:試合前はいつも弱気になってしまうタイプなので、今回もかなり直前までネガティブになっていました。率直な感想は現役格闘家と戦えて嬉しかったです。
――試合はトップゲームから幾つかサブミッションを狙い、最後は襟締めで一本勝ちでした。決まり手についての手応えは?
井上:とにかく下からの攻防が苦手なので、ずっと自分の得意な上から攻めることをやろうと決めてました。
(試合の)最後に相手のセコンドが「亀になれ」って言っていたのを聞いて、練習していた技を試したいと思って、相手が亀になりやすいようにあえてプレッシャーを緩めて、ボーアンドアローをやろうと思っていました。
――今大会はカルペディエム町田からの出場となりました。どのような経緯で町田の所属になったのでしょうか?
井上:小見川道場で、スタッフをしていることもあって、所属も小見川道場で出ていましたが、やはり自分と同じ体格の柔術選手と練習したくてカルペディエム町田に入会しました。
――現在、MMAのほうはいかがでしょうか?
井上:4年ほど前に首のヘルニアが悪化して練習ができずMMAから離れていました。引退宣言はしていませんが、MMA復帰は視野に入れず、柔術を頑張っていきたいなと思っています。
――今大会は、旦那様であるリオ五輪レスリング代表・井上智裕選手も優勝(階級&無差別で優勝)されました。夫婦で金メダルという結果については?
井上:私の方が先に柔術を始めていたので、旦那がメキメキと柔術の結果を残してきてることに嬉しい反面、めちゃくちゃ焦ってます。旦那には負けたくないです!
――最後に、今後の目標などあれば教えてください。
井上:上からの攻防だけでなく、柔術家のように下からの攻防もできるようになりたいなと思ってます。やっぱり、下でクルクル回れる選手はかっこいいなーと憧れます。
――ありがとうございました。今後もご夫婦での活躍を期待しております!

