アジア選手権初日は奥富夕夏がWゴールド「気合と根性で勝てました」
アジア選手権初日は奥富夕夏がWゴールド「気合と根性で勝てました」
IBJJF Asian Championship 2025

6月19日(木)~22日(日)まで、千葉ポートアリーナで開催されているIBJJFアジア選手権。大会初日となる19日には、アダルト女子紫帯カテゴリーが行われ、奥富夕夏(Me,We)がライト級と無差別級でダブルゴールドを達成した。
3年連続紫帯で出場となった奥富は悲願のダブルゴールド。試合後、MMAや女子相撲でも活躍する彼女に話を訊くことができた。

――ダブルゴールド、おめでとうございます。
奥富:ありがとうございます。
――階級別決勝戦は、Brasa CTAの選手を相手に2-0での勝利でした。
奥富:最初のスタンドで自分が得意な柔道の技を出せたんですけど、腕十字で一本取られていた(取られそうになった)んですけど、「これを守り抜けば勝てる」というのでタップをしないで気合と根性で勝てました。
――無差別ではずっと腕を痛そうにしていたのが印象的でした。腕のダメージはどうでしたか?
奥富:無差別に出るかどうか迷うくらい腕が痛かったんですけど、今後1ヶ月くらい試合がないので、とりあえず出てみてダメだったら棄権すればいいやっていう気持ちで思い切りできました。
――無差別級ではテイクダウンでポイントを取る場面が多かったと思います。
奥富:小さい頃からやっている柔道と、1年前から始めているレスリングがうまく融合できて、スタンドの強さに繋がったのかなと思います。
――無差別級の決勝戦は日本人対決になりましたね。柳朝海さんとの対戦はどうでしたか?
奥富:柳さんとは何回も試合をしているんですけど、自分の中で戦略を立てて、いつも柔道の勝負になっちゃうので、フェイントなどをしっかりかけて、タックルを取りにいくという作戦がうまくいきました。
――この試合を含めて本日は何試合やりました?
奥富:階級別で3試合、無差別で3試合やったので、計6試合ですね。
――6試合勝ち切った今の気持ちはいかがでしょうか?
奥富:アジアに出るのは3回目で3年連続紫で出ているんですけど、一昨年は階級別優勝で無差別3位で、去年は階級別3位で無差別優勝できたんですけど、今年初めてダブルゴールドが獲れたんで、きつい練習をやり切ってよかったなと思います。
――MMAでも活躍していますが、MMAと柔術の両立はどんな感じになっていますか?
奥富:私は何刀流というのは意識していなくて、柔術も相撲もMMAも全部繋がる部分があると思うので、特に切り分けることはしなくて、全部勝てばいいかなと思っています(笑)
――最後にアジア選手権をダブルゴールドで終えた率直な感想をお願いします。
奥富:単純に優勝できると思っていなかったので。ダブルゴールド獲れるとは思ってなかったので、普段練習して下さっている方々に有難いなと思いますし、今後も茶帯で頑張っていきたいと思います。
――ありがとうございました。

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