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『一回戦勝てたら上出来』からの優勝。白木大輔が語るIBJJFヨーロピアンの5試合

IBJJFヨーロピアン2026

· Interview,Event - IBJJF JBJJF
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アダルト時代に参戦したときは準優勝に終わったIBJJFヨーロピアン。

その舞台で、時を経てマスター4として再び挑み、見事に頂点へと辿り着いたのが白木大輔(CARPE DIEM HOPE)だ。

「1回戦勝てたら上出来」と語るほど謙虚な姿勢とは裏腹に、5試合を勝ち抜いての優勝。

その背景には、省エネを徹底した試合運びと、長年積み重ねてきた日々の取り組みがあった。

IBJJFヨーロピアン制覇の実感から、試合観、モチベーション、そして次なる目標まで──白木が静かに語った言葉を一問一答でお届けする。

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――IBJJFヨーロピアン優勝おめでとうございます。今の気持ちから教えてください。

白木:ありがとうございます。アダルト時代に準優勝だった大会で、時を経てマスター4になり優勝することができて、本当に嬉しいです。参加人数も30名以上と、国内トーナメントではなかなか味わえない規模と選手層の厚さがあり、「一回戦に勝てたら上出来」くらいの軽い気持ちで臨んでいました。結果的に自分の立ち位置も把握でき、とても良い経験になったと思います。

――今大会は5試合を勝ち抜いての優勝でした。試合数の多さについてはいかがでしたか?

白木:試合間隔が短いことを想定して、なるべく省エネで試合をこなそうと考えていました。極めを狙いすぎると雑になったり、失敗してガス欠になる可能性があるので、無理に一本を狙わず、まずはポイントを先行させて、力を抜いて逃げ切る戦術を選びました。実際には運も味方して、一回戦から準々決勝まで良いタイミングで技がはまり、一本勝ちすることができました。準決勝も体力を温存しながら、ガードからのスイープを守り切る形で進められたので、決勝までオールアウトせずに臨めました。

―― 一本勝ちも多かった今大会、手応えはありましたか?

白木:マスター4の初年度で、戦うメンバーはやや変わりましたが、IBJJF・4大大会(ヨーロピアン・パン・ブラジレイロ・ムンジアル)のひとつである今大会で優勝できたことで、日々の取り組みに対する手応えは感じています。

――今回はオープンクラスにエントリーしませんでした。なにか理由はありましたか?

白木:単純に、納得のいく試合ができたので満足したことが一番です。また帯同してくださったメンバーの方の飛行機が夕方で、その方も準優勝されていたので、打ち上げを優先しました。加えて、大きなトーナメントだったこともあり、5試合を終えた時点で心身ともにかなり疲弊していました。

――その5試合の中で、特に印象に残っている試合はありますか?

白木:2回戦ですね。ボトムでのガードを実戦投入したことで、スタミナを温存するやり方が明確になったことが大きかったです。練習でできていたことを試合でも発揮でき、その後の試合運びが一気にスムーズになりました。そのガードをセミナーで教えてくださったARTAの石黒(翔也)先生が、たまたまセコンドについてくださり、直接お礼を伝えられたのも嬉しかったです。

――3回戦はアレックス・マルティンス、準決勝はハファエル・アビヒハンと、強豪選手との対戦でした。プレッシャーはありましたか?

白木:試合後に橋本さんから連絡をいただくまで、その2人が強豪選手だとは全く知らず、特に調べることもなく対戦していました。アレックス選手は一、二回戦で消耗している様子だったので、こちらが主導権を握る形で試合を進め、パスの際に膝を負傷されたことで勝つことができました。ハファエル選手とは、こちらがスイープを先行して逃げ切る形になりましたが、追い上げられた場面ではかなりの圧力を感じました。後から強い選手だと知り、「ああ、やはりそうだったのか」と嬉しくなりました。共通して感じたのは、強豪選手やしっかり取り組んできている選手特有のオーラがあり、試合前から「強いだろうな」と自然に感じていたことです。

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――ハイペースで試合に出続けていますが、コンディション維持の秘訣はありますか?

白木:体重は軽く節制する程度で、厳しい減量はしていません。その分、減量によるダメージは少ないと思います。練習では、身体の正しい使い方や無理に技をかけないことを意識し、怪我をしないよう常に考えています。疲労度に応じて、スパーリングの本数も調整しています。

――試合に出場し続けるモチベーションはどこにありますか?

白木:正直、湧き上がるようなモチベーションはありません。日々の積み重ねを淡々とこなしているだけです。まだ選手として何か大きなことを成し遂げたわけではないので、だからこそ試合に出続けているのだと思います。特に未出場の海外大会や、まだ優勝できていない大会には新鮮さがありますし、柔術の分からない部分がより明確になります。老いによる衰えや失った部分をどう補うか、その過程自体に面白さを感じています。元来サボりがちな性格なので、試合を入れることで柔術と向き合い続けていますし、子どもと一緒に試合に出る機会も多いため、自分への戒めという意味もあります。

――国内ではASJJF、今回はIBJJFでした。ルールの違いへのアジャストはどのようにしたのでしょうか?

白木:個人的には大きな違いは感じていませんが、主な違いはアドバンテージの有無と、ニーオンベリーの取り方ですね。IBJJF・JBJJFではトータルのゲームメイクが重要になりますし、サドンデスのあるASJJFでは終盤の体力配分を含めた判断が求められます。共通しているのは、終盤まで大きな展開が起きにくい点です。ASJJFでは本戦を割り切ってサドンデスに持ち込む、IBJJF・JBJJFではポイント、もしくはノーポイントの場合はレフェリー判定を意識した印象づけ、そうした考え方でアジャストしています。

――次の大会の目標を教えてください。

白木:2月14日に開催されるASJJF「XXIII COPA DUMAU DE JIU JITSU 2026」に出場します。その後は、3月末のIBJJFパン選手権を目指す予定です。

――最後に、今年の目標をお願いします。

白木:ワールドマスター、もしくはAJPマスターでの優勝です。応援よろしくお願いします。

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【参加申し込み受付中】
ASJJF「COPA DUMAU DE JIU JITSU 2026」
日程:2/14(土)
会場:愛知県武道館
■大会詳細はコチラから!

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