IBJJFパンパシフィック選手権、注目の黒帯ルースター級はチアゴ・ウエノが優勝
IBJJFパンパシフィック選手権、注目の黒帯ルースター級はチアゴ・ウエノが優勝
IBJJF Pan Pacific Championship

10月25日(土)~26日(日)、オーストラリアのメルボルン・スポーツセンターでは、IBJJF「パンパシフィック選手権2025」が開催されている。
大会初日はアダルト黒帯が行われており、注目のルースター級はチアゴ・ウエノ(Alma Fight Gym Homies Gifu)が芝本幸司(トライフォース柔術アカデミー)、篠田光宏(同)を破り、優勝を飾った。
4人トーナメントの初戦は、篠田vsエンリケ・ソウザ(Instituto DaiFukAn)、チアゴvs芝本の組み合わせだ。
先に登場した篠田は、エンリケを相手にボトムポジションからKガードでバックを奪い、開始1分ほどでスイープとバックの計6ポイントを先取。エンリケも絞めだけは極めさせまいと粘ったが、最後は篠田が6-0(A1-1、P2-0)で勝利した。
続く試合は、今年8月の全日本選手権における死闘の記憶が蘇るチアゴvs芝本の一戦だ。
2度目のWガードから上を選択したチアゴに対し、芝本がボトムという構図で試合が進む。互いに2つのペナルティが入り、チアゴのアドバン1でリードした残り1分。チアゴのラペラを握った芝本が立ち上がり、チアゴをひっくり返すと、芝本の裾を持ったチアゴも負けじと立ち上がってバックにつき、スイープの2ポイントを返して再逆転に成功した。
決勝はチアゴvs篠田の一戦に。開始からWガードになり、ベリンボロを仕掛ける篠田がニアバックへ。上になった篠田にアドバンが入ると、50/50となって互いに返し合う展開に。
ポイント4-4(A1-1、P1-1)で同点のまま残り1分を切ると、チアゴがフットロックの体勢を作り、タイムオーバー。チアゴが最後にアドバンを獲得して接戦に決着をつけた。

