「ハファエラ・アユミのJiu Jitsu 4 life!!」第3回「2025年の総括と2026年の目標」
「ハファエラ・アユミのJiu Jitsu 4 life!!」第3回「2025年の総括と2026年の目標」
女子柔術家・月イチコラム

2025年、ハファエラ・アユミは初の本格的な海外遠征を経験し、ヨーロピアン、パンで優勝、ムンジアル3位入賞など、確かな結果を残した。一方で、悔しさの残る敗戦も味わい、そのすべてを糧に次なるシーズンへと視線を向けている。
ジュブナイル最終年となる2026年、彼女が見据えるのは“世界一”だ。
今回はコラムではなくインタビューでお届けする。

──まず2025年を振り返って、どんな一年だったかを教えてください。
「初めてではないですが、本格的に海外へ行ってIBJJFの大会に挑戦できた一年でした。海外で勝つ経験もできましたし、新しいことにたくさん挑戦できた年だったと思います」
──海外大会ではヨーロッピアン、パンナムで優勝、ムンジアル3位という結果を残しました。
「ヨーロッピアンは、ずっと夢見ていた舞台だったので、本当に言葉にできないくらい大きな経験でした。すごく楽しかったですし、同時にとても緊張もしました。でも、家族やチームのサポートがあったからこそ、あの結果につながったと思います」
──パンナムはいかがでしたか?
「ヨーロピアンの流れのまま、試合運びも良く、そのまま勝ち切ることができました。自分の中でも手応えがありました」
──ムンジアルでは準決勝で敗れました。
「以前に一度勝った相手に負けてしまって、やっぱりムンジアルはレベルが違うなと実感しました。世界のトップとの差をはっきり感じました」
──マリアナス(グアム大会)でも悔しさの残る結果となってます。
「本当に悔しかったです。無差別しか枠がなくて、2試合は一本勝ちできたんですけど、決勝で去年も対戦した相手に負けてしまいました。対策不足だったかなと思います」

2025年の最初の大会だったヨーロピアンで優勝し、続くパンでも優勝して幸先のいいスタートを切ったが、ムンジアルでは3位入賞に終わり、世界制覇は翌年への持ち越しとなった。

グアムのマリアナスでは昨年と同じ相手のティアナ・アダマスに2連敗中。ティアナへのリベンジも今年の目標の1つだろう。
──国内大会についてはどう感じていますか?
「ASJJFのランキング1位を目指してジュブナイルを中心に多くの試合に出ました。ほとんどの試合で勝つことができて、すごく良い経験を積めたと思います」
──最近はアダルトとジュブナイルを行き来していますが、違いは感じますか?
「ジュブナイルはすごくアグレッシブですね。小さい頃からやっている選手が多くて、全体的にレベルが高いです。アダルトになると、もう少し落ち着いた試合展開の選手も多い印象です。どちらのカテゴリーでも試合は楽しいです」
──2025年で最も印象に残っている試合はありますか?
「海外での試合もありますが、やはりノーギに初挑戦したSJJIFワールドですね。1回戦は勝てたんですが、2回戦で負けてしまって。でも負けた2週間後に京都の大会で同じ相手と再戦して、リベンジできたのがすごく印象に残っています」

ノーギはSJJIFワールドで初挑戦したが、惜しくも優勝はできず。

だが敗れた相手にJAPAN CUPでリベンジし、今後もノーギに参戦していく意向を示している。
──ノーギに取り組んで変わった点はありますか。
「ノーギはすごくアグレッシブで、アドレナリンが一気に出る感じがあります。盛り上がりもあって、すごく楽しいですね」
──2026年もノーギに挑戦していきますか。
「日本ではジュブナイルやアダルトでノーギに出る選手がまだ少ないので、相手が増えればもっと積極的に出たいです」
──2026年の大きな目標を教えてください。
「去年達成できなかったムンジアルで優勝することです。それとIBJJFのグランドスラムを達成したいです。ブラジレイロは金銭的に行けない可能性もありますが、出られる大会はすべて勝って、良い結果を持ち帰りたいです」
──年明け最初はヨーロピアンですね。どんな準備をしていますか?
「練習量を増やして、何度も対戦経験のある選手たちの対策をしっかり立てています。お父さんと二人で準備を進めています」
──今年からはジュブナイル2での出場になります。
「メンバー自体は大きく変わらないですが、ジュブナイル最後の年なので、アダルトに上がる前の準備期間として、しっかり勝っていきたいです」
──やはり最大の目標はムンジアル制覇?
「はい、間違いなくそこが一番の目標です」
──柔術以外の目標はありますか。
「今は高校1年生で、来年は2年生になるので……留年しない程度に勉強も頑張りたいです(笑)」

2026年はIBJJFヨーロピアンからスタート。昨年同様に優勝できるかに注目だ。

ハファエラ・アユミ / INFIGHT JAPAN
