ONE日本大会目前!! 柔術家必見の裏メインはADCC覇者 vs 生ける伝説によるグラップリング戦

11月16日（日）13時から東京・有明アリーナでは「ONE 173: Superbon vs. Noiri」が開催される。今大会は、5大世界王座戦を含む17試合がラインナップされており、U-NEXTでPPVが行われる。

スーパーボン vs 野杁正明のフェザー級キックボクシング世界王座戦をメインに、若松佑弥 vs ジョシュア・パシオのフライ級MMA世界王座戦、武尊やロッタンの出場など見所溢れるONE日本大会だが、柔術（寝技）好きが注目したい一戦は、ジアンカルロ・ボドニ vs ラファエル・ロバトJRのミドル級サブミッショングラップリングマッチだ。

ジアンカルロは30歳になったばかりの若き王者。ADCCでは2022年・2024年を制し、昨年の-88kg決勝ではジェイ・ロッドを破って2連覇を達成した。2023年にセミナーで来日経験はあるものの、試合で日本に立つのは今回が初めてとなる。

ルーカス・レプリ仕込みの正統派柔術に加え、ジョン・ダナハー直伝の足関節システムまで自在に操る、まさに現代グラップリングの完成形とも言える存在だ。

一方、42歳のロバトJRは、21歳で当時のアメリカ人最年少黒帯となった柔術界のレジェンド。2007年にはヨーロピアン、パンアメリカン、ブラジレイロ、ワールドを制して“グランドスラム”を達成した、歴史的な選手である。元ベラトール世界王者でもあり、2022年の「巌流島」で来日したことも記憶に新しい。

つまり今回の対戦は、ADCC連覇中のジアンカルロ vs. 柔術界の生ける伝説ロバトJRという、寝技ファン垂涎のドリームカードというわけだ。

気になるのは10歳以上の年齢差だろう。爆発力と機動力を武器にする現役ADCC王者ジアンカルロに、ロバトJRが経験と総合力でどこまで迫るのか。豪華ラインナップの中でも、柔術家たちの“裏メイン”を見逃すわけにはいかない。

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