海外強豪が一挙来日――ムンジアル王者からUFC BJJ関係者まで豪華布陣が集結
海外強豪が一挙来日――ムンジアル王者からUFC BJJ関係者まで豪華布陣が集結
IBJJF MASTER ASIA

IBJJF「MASTER ASIA」では、海外から名だたる強豪が集まり、大いに盛り上がっていた。
アメリカからは元ムンジアル王者のパブロ・シウバ、ブラジルからはワールドマスター王者のアドリアーノ・シウバ、カナダからはルーク・ハリスが家族を伴って来日している。
パブロは2010年のムンジアル王者で元はグレイシーバッハだったが、現在は独立し、自身の名を冠したアソシエーションを持っている。
ムンジアルを制した同年に初来日し、IBJJFアジアでも優勝しており、今回は15年ぶりの再来日となった。
今大会では“パンテーラ”ことヴァンダレイ・タカサキとクローズアウトとなったが、元を辿ればグレイシーバッハのドラクリーノチームの出身ということで、パブロがパンテーラに勝利を譲っている。
またブラジルから参戦のアドリアーノ・シウバは“グリフォ”のニックネームで知られるベテランで、マルコ・バルボーザの愛弟子であり、本業は弁護士というインテリでもある。
ブラジル在住ながら世界中の大会に参戦し、得意技のグリフォロックを武器に好成績を残しており、今大会ではマスター4黒帯ミドル優勝&オープンクラス準優勝の戦績となっている。
またカナダから来日のルーク・ハリスはUFC BJJの冠スポンサーであるHAYABUSAの創設者で、今大会には奥様のエイミーと2人で参戦。
エイミーは女子マスター2黒帯フェザー優勝&オープンクラス3位で、ルークはマスター4黒帯スーパーヘビー&オープンクラス優勝のWゴールドを獲得し、夫婦で好成績を残している。
この他にも有名選手が活躍していたので、まとめて紹介する。

エイミー・ハリス(ゼニスBJJカナダ)は階級別のワンマッチ決勝戦を中尾美季(ヒロBJJ)と対戦も、中尾が負傷棄権での勝利となった。

ルーク・ハリス(ゼニスBJJカナダ)は階級別は一人優勝でオープンクラスのみの試合となったが、危なげなく優勝してWゴールドを手にしている。

元ムンジアル王者のパブロ・シウバ(パブロシウバBJJ)が15年ぶりに再来日。今大会ではマスター2黒帯ライトで決勝戦まで勝ち進むも、ヴァンダレイ・タカサキとクローズアウトしてシェアして準優勝。

“グリフォ”アドリアーノ・シウバ(B9柔術)はマスター4黒帯ミドル優勝&オープンクラス3位。またEAST JAPANのノーギでも優勝している。

ショーン・ダグラス(グラップリングアンリミテッド)はマスター6黒帯のIBJJFランキングのぶっちぎり1位の強豪だが、スーパーヘビーは優勝のオープンクラスは決勝戦で韓国人選手に敗れ準優勝に終わる。

韓国人のアン・テウ(ジョンフランクルJJ)は日本やフィリピンでプロマッチ出場の経験もある有名選手で、今大会ではマスター1茶帯ライトで優勝。またEAST JAPANではアダルトに参戦し、茶帯ライト&ノーギ茶帯ミドルでともに準優勝に輝く活躍ぶりだった。

女子マスター1紫帯Wゴールドを獲得した周道文(台湾BJJ)はバックテイクのテクニックが素晴らしい。周もEAST JAPANに参戦しており、アダルト紫帯ライトフェザーで優勝、ノーギでも準優勝を果たしている。
