大会2日目のアダルト茶帯は男女で一人ずつの金メダリストが誕生
大会2日目のアダルト茶帯は男女で一人ずつの金メダリストが誕生
IBJJF Asian 2025

6/19~22の4日間に渡り千葉ポートアリーナで開催されているIBJJFが主催するアジア選手権の大会2日目はアダルト茶帯が行われた。
このカテゴリーには日本を代表する実力者たちが多数エントリーしていたが、結果的に優勝者は男女一人ずつとなり、アダルト紫帯で日本勢が獲得した5個の金メダルの半数以下となっている。
男子で優勝したのはミドル級の白坂奏で、白坂は今大会で怪我・手術からの復帰戦で、さらに階級もアップしての出場だったが、1回戦の韓国人選手や決勝戦でのマレーシア人ら海外勢から連勝しての金メダル獲得だった。
また女子で金メダル獲得の中山有加は階級別のミドル級では1回戦で絞めを極められ初戦敗退も3位入賞となり、オープンクラスにエントリー。
ここで順調に勝ち上がり、決勝戦ではミドル1回戦で敗れた相手とのリベンジマッチになり、12-0で完勝して優勝を果たしている。
大会2日目は日本勢にとっては厳しい結果となったが、続く3日目はアダルト黒帯で、ここでも苦戦が予想される。
海外の強豪相手に日本勢がどんな試合ぶりを見せるか、奮闘を期待したい。

アダルト茶帯ミドル優勝の白坂奏(CARPE DIEM HIROO)は海外勢を連破。今後はアメリカで修業し、来年1月のヨーロピアンに出場予定。

女子アダルト茶帯ミドル3位&オープンクラス優勝で2つのメダルを獲得した中山有加(Yawara)。すでにマスターの年齢だがアダルトカテゴリーで結果を残すのは特筆モノだ。

1回戦で伏見達之介、決勝戦で渋澤諒真をフットロックで極めてアダルト茶帯ルースターで優勝したダリル・シアンはCARPE DIEMのシンガポール支部のインストラクター。青帯時代には日本に長期滞在して柔術修行していた。

アダルト茶帯ライトフェザー決勝戦は中国のスウィジャック・クントン(ノヴァウニオン)とオーストラリア帰りの木村謙太(トライフォース)の対戦で、ノースサウスからの絞めでクントン一本勝ちで優勝。

フットロックの名手であるソン・ウォンジェ(クリスキムBJJ)を逆にフットロックを極めて破ってアダルト茶帯フェザーを優勝したリマシェフスキー・ヤロスラフ・ウラジーミロヴィチ(ストレラチーム)はロシア人だ。

アダルト茶帯ライトの表彰台は韓国勢が独占。優勝はチャン・チャンジュ(シックスブレイズBJJ)で準優勝はヨン・ジュンホ(WIRE BJJ)、3位はイ・スンス(HON BJJ)とパク・ヨンフン(BON BJJ)となっている。

今大会が怪我からの復帰戦だったカウアン・タニノ(ATOS)だったがアダルト茶帯ヘビー決勝戦でアルセン・オマロフ(ZRチームハンガリー)にキムラで一本負けで準優勝に終わる。

アダルト茶帯スーパーヘビー優勝のアフトゥルハノフ サイード・マゴメド(ストレラチーム)もロシア人で、このチーム名のストレラとはロシア語でロケットを意味する単語とのことだ。

アダルト茶帯ウルトラヘビー&オープンクラスを制してWゴールド獲得のジュンヨン・チェ(WIRE BJJ)。巨漢の体格を活かしたパスガード&ペーパーカッターチョークが冴えていた。

女子アダルト茶帯ルースター決勝戦はキム・ナヒョン(チームルーツコリア)と松中真葉(AXIS)の対戦で、2-0でキムが勝利。

女子アダルト茶帯ライトフェザー優勝のジェイダ・アン・マカタンガイ(UAE Jiu Jitsu Team)はUAEのアブダビから参戦で、イスラム教徒の女性が頭や髪を覆うために使用するヒジャブを着用したまま試合をしていた。

オーストラリアのヤスミン・アラミ(Fightx Martial Arts)と韓国のノ・ヒユン(トライストーンコリア)の女子アダルト茶帯フェザー決勝戦は0-0/2-1の接戦でヤスミン勝利で優勝。

日本でも多数の大会に出ているグアムのフランチェスカ・リザマ(PUREBREDグアム)だが、女子アダルト茶帯ライト決勝戦で中国人のジュ・ワン(フロタアカデミー)に4-2で敗れ準優勝となった。

女子アダルト茶帯ミドル優勝&オープンクラス準優勝のアラベラ セリーヌ・デロス・レイエス ジュリアン(オーストラリアン・エリート・チーム)。階級は黒、無差別では白のギで試合をしていた。