復帰戦＆ミドル級転向の白坂奏がアジア選手権アダルト茶帯で優勝！

6月19日（木）～22日（日）まで、千葉ポートアリーナで開催されているIBJJFアジア選手権。二日目となる20日は、アダルト茶帯をメインに大会が行われた。

強豪海外勢に苦戦する日本勢の中で唯一、アダルト茶帯男子で金メダルを手にしたのは、ミドル級に出場した白坂奏（カルペディエム広尾）だ（アダルト女子茶帯は、中山有加が無差別級で優勝）。

ケガからの復帰戦、そして、ライト級からミドル級に階級を上げて尚、堂々の優勝を果たした白坂に話を訊くことができた。

――優勝おめでとうございます。

白坂：ありがとうございます。

――今回、ケガからの復帰戦で優勝。今の気持ちはいかがでしょうか？

白坂：茶帯に上がってルールとかも変わって、ケガで長い間試合をしてなかったんですけど、周りのサポートのお陰で今日は勝つことができました。

――今回はミドル級に階級を上げたと思いますが、どのような影響がありましたか？

白坂：ケガした時に筋トレをめっちゃやってて、そしたらライトまで落とすのがキツくなって。今回もミドルまで落とすのが大変だったんで。そんな感じでミドルに上げました。

――通常体重でどのくらいから落としたんですか？

白坂：86kgから落としました。今日の朝にやっと体重が完成して、水とかも制限したりしていたんですけど。

――試合では、ライトとの時とどういった違いがありましたか？

白坂：1試合目から（相手の）パワーを感じましたね。力負けはしてなかったんですけど、ライト級であまり感じなかったフィジカルが並ぶというか、そういう面でフィジカルの強さを感じました。

――IBJJFのアジア選手権ということで、海外勢との対戦が多かったんですけど、それについては何か感じたことはありますか？

白坂：海外といっても韓国だったんで。海外に勝つといったらアメリカとかブラジル人に勝たなきゃいけなかったんで。ここで同じアジア人には負けられないって思っています。

――決勝の相手はマレーシア人だったようですね。僅差の試合でしたがどうでしたか？

白坂：どうしても勝ちたかったんでポイントにこだわる試合をしちゃったんですけど、もうちょい極めも狙いにいきたかったなとは思っています。今後、極めをもっと強くしていきたいと思います。

――今回、アダルト茶帯男子唯一の日本人優勝者となりました。

白坂：やっぱ日本でやる試合は日本人が優勝しなきゃいけないと思うんで。僕だけですか。それはすごい良かったです。

――復帰戦で優勝。次の目標は何でしょうか？

白坂：9月からまたアメリカでトレーニングしようと思ってて、場所はまだ言ってないんですけど、ヨーロピアンにも出る予定なので、それに向けて頑張っていきます。

――次はアメリカで修行して、ヨーロピアンで試合することになるのですね。改めまして、おめでとうございます。

・白坂 奏 Instagram