グスタボ・オガワがクローズアウトで準優勝、石黒翔也&イゴール・タナベが3位入賞を果たす
グスタボ・オガワがクローズアウトで準優勝、石黒翔也&イゴール・タナベが3位入賞を果たす
IBJJFヨーロピアン2026

1月15日から24日までの10日間にわたり、ポルトガル・リスボンで開催された「IBJJFヨーロピアン2026」。
大会最終日は、アダルト黒帯カテゴリーのベスト8、クォーターファイナルからスタートした。
トップバッターとして登場したのは、アダルト黒帯ルースター級の高杉魁(ALMA FIGHT GYM HOMIES)だ。
高杉は大会9日目に試合がなく、計量のみで準決勝へ進出し、そこでサムエル・マルケスと対戦し、スイープの応酬の末、ポイント8-8、アドバンテージ1-3で惜敗。メダル獲得はならなかった。
続くアダルト黒帯ライトフェザー級では、石黒翔也(ARTA MITA)とグスタボ・オガワ(AOJ)の2人が勝ち残った。
石黒は準々決勝でアンドリュー・ソアレスと対戦。ポイント4-4、アドバンテージ2-2、ペナルティ0-1という、わずか1ペナルティ差という僅差で競り勝ち、準決勝進出を決めた。
準決勝では、この階級の絶対王者的存在であるジエゴ・パトとの対戦となり、フットロックで一本負けを喫し、3位となった。

ライトフェザーで3位入賞の石黒翔也は昨年のヨーロピアンでも準優勝しており、2年連続のメダル獲得となった。
一方、反対ブロックにいたグスタボ・オガワは、カーロス・ホセ・ジュニオールを絞めで秒殺し準決勝へ進出。
ここで“マジックマン”ことマラチ・エジムンドとの接戦をポイント2-2、アドバンテージ1-0で制し、決勝へと駒を進めた。
決勝は、石黒に一本勝ちしたジエゴ・パトとグスタボによるAOJ同門対決となったが、試合は行われずクローズアウトとなり、パトが優勝、グスタボが準優勝という結果となった。
また今大会でIBJJFグランドスラムサーキットに復帰したイゴール・タナベ(ブラザCTA)は、1回戦のマテウス・ロドリゲス戦がノーショウによる不戦勝となり、戦わずして準々決勝へ勝ち残り。
準々決勝では、得意とするラペラテクニックを駆使してバックを奪取、シングルバックから絞めでルーカス・ノラトをタップアウトさせた。
準決勝ではレオ・フェレイラをラペラガードに捕らえるも、スイープで失った2ポイントを挽回できず、ポイント0-2、アドバンテージ3-2で惜敗。決勝進出はならなかった。
しかし、昨年から柔術に本格復帰したばかりで、IBJJFアジアでダブルシルバー、IBJJF CROWN出場、そして今大会で3位入賞という戦績は十分に評価される結果といえる。
さらに、イゴールが僅差で敗れたレオ・フェレイラは決勝戦を絞めで一本勝ちし優勝しており、さらにオープンクラスも決勝戦まで勝ち上がってクローズアウトで優勝してのWゴールドを獲得。
そんな強豪を相手に互角以上の戦いを見せたイゴールの今後には大きな期待がかかる。
このように、アダルト黒帯で優勝者こそ誕生しなかったものの、日本勢から3人のメダリストが誕生したことは、日本柔術界にとって明るいニュースとなった。
ヨーロピアン終了後、早くも3月にはアメリカ・フロリダでパン選手権が開催され、今大会のメダリストたちは全員参戦予定とされており、さらなる好成績が期待される。

ヘビー3位のイゴール・タナベはパン選手権にも参戦予定で「ムンジアルまでにしっかり整える」と意欲を見せた。
