ムンジアル初日は、女子紫帯で山下明梨と柳朝海が銅メダル獲得
ムンジアル初日は、女子紫帯で山下明梨と柳朝海が銅メダル獲得
IBJJF World 2025

5月29日~6月1日までの4日間にわたり、アメリカ・ロサンゼルスにてブラジリアン柔術の世界選手権=ムンジアルが開催されている。
大会初日となる現地時間29日(木)は、男子青帯および女子青帯から茶帯までの各カテゴリーで試合が行われた。
この日、女子紫帯ルースター級に出場した山下明梨(ALMA FIGHT GYM HOMIES)と、女子紫帯ミディアムヘビー級に出場した柳朝海(INFIGHT JAPAN)が、それぞれ3位入賞を果たし、銅メダルを獲得している。
昨年の全日本王者・山下は、3回戦までの全3試合をポイントで勝ち上がり、準決勝ではルマーラ・シルバ(Almeida JJ)と対戦。スタンドで足技を織り交ぜて揺さぶり、トップからフットロックを仕掛けたものの、上になったシルバにスイープされ、2ポイントを献上。その後、シルバは鮮やかなパスガードを決めるなどポイントを加算した。
山下も巴投げや引き込み十字を狙ったが、最終的には0-7で敗北。このルースター級はシルバが優勝を果たし、山下は全4試合をフルに戦い抜いて今大会を終えた。

女子紫帯ミディアムヘビー級に出場した柳は、初戦をポイント勝ち、2回戦はレフェリー判定を制して準決勝に進出。Atos所属のゾーイ・パリスと対戦した。
試合は互いに慎重な立ち上がりを見せたが、柳が投げでトップポジションを奪取。その後、パスガードを試みたものの、パリスにバックを奪われて形勢が逆転。体を伸ばされ、最後は襟絞めで一本負けを喫した。
柳は、IBJJFヨーロピアン選手権に続く入賞。世界の舞台で継続して結果を残しているだけに、"もう一歩"に期待だ。
また、女子青帯フェザー級に出場したニコリー・セキタニ(セキタニ柔術アカデミー)は、1回戦・2回戦をいずれも腕十字による一本勝ちで突破。しかし、3回戦のララ・シルバ戦では、Wガードから上を取った直後に三角十字を極められ、悔しい敗戦に。
女子茶帯ライトフェザー級に出場した須田萌里(Scorpion gym)は、2回戦でAOJのローレン・ソグネフェストと対戦し、ポイントで敗退。また、同カテゴリの川村竜子(ねわざワールド)は、最終的に優勝を果たしたアシュリー・フネグラに一本負けを喫している。
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