マスターカテゴリーのインターナショナル大会が6年ぶりに復活開催
マスターカテゴリーのインターナショナル大会が6年ぶりに復活開催
IBJJF MASTER ASIA

IBJJF主催のマスターアジアが6年ぶりに復活開催された。
今大会は2018年に初開催され、その翌年の2019年にも開催されていたが、2020年からはコロナ禍で休止されていたマスターオンリーのトーナメントだ。
前日に開催されていたEAST JAPANでもマスターカテゴリーの試合はあったが、EAST JAPANのランクは☆1だったのに対し、このマスターアジアは☆4という高ランク大会。
アジアエリアからはもちろんのこと、アメリカやブラジルからも強豪が集った今大会、まずは日本人選手の試合を紹介する。

久しぶりの大会出場となった橋本知之(ARTA)はマスター1黒帯ライトフェザーで優勝。2試合とも一本勝ちして圧勝している。

マスター2黒帯ライトフェザー決勝戦は山田秀之(トライフォース)と鍵山士門(Quip)の日本人対決。試合は山田が制して金メダル獲得。

マスター2黒帯フェザー決勝戦は大激戦。試合終了間際にバックと絞めのアドバンテージを得たマウリシオ・フェルナンデス(ヴィトーシャオリンBJJ)がレフェリー判定で加古拓渡(GSB)を降している。

佐々木洋一(ARTA)がマスター2黒帯ルースターで優勝。3試合のトーナメントを手堅く勝ち切った。

階級別ではまさかの敗北を喫したマルロン・ゴドイ(ボンサイ柔術)はオープンクラスで雪辱。ウルトラヘビー3位&オープンクラス優勝の戦績を残した。

マスター2黒帯のミドルとオープンクラスの決勝戦は同じ顔合わせで、“シュシャ”ことホブソン・タンノ(CARPE DIEM FUKAGAWA)がラファエル・シウバ(ホジャーグレイシー)に2連敗。ミドルは絞めで一本負け、オープンクラスは0--2で敗れる。

今大会が黒帯デビュー戦だった向井奈津子(ホロイムア)は女子マスター5黒帯ライトフェザーの巴戦を制して優勝を果たす。1回戦は腕十字で一本勝ちだった。

年齢カテゴリーの最高齢であるマスター7でも試合が成立。7年ぶりの試合出場となった阿部章夫(ART)はマスター7黒帯フェザー決勝で一本負けも、オープンクラスは優勝して無念を晴らした。

EAST JAPANとマスターアジアの2日間連続でマスター3茶帯フェザーを優勝したワグナー・タダ(INFIGHT JAPAN)が満を持して黒帯昇格を果たした。ヘナート・シウバとジェファーソン・エフェンの連名で贈られている。ちなみにワールドプロでも準優勝している。
