須藤拓真、ONEデビュー戦で判定勝利もタップは奪えず
須藤拓真、ONEデビュー戦で判定勝利もタップは奪えず
ONE Friday Fights 114

(C) ONE Championship
6月27日(金)、タイ・ルンピニー・スタジアムにて開催された「ONE Friday Fights 114」に、日本の須藤拓真が初参戦。ロシアのシャムスディン・マゴメドフとサブミッショングラップリングマッチ(10分1本勝負)で対戦した。
組み手の攻防から須藤は飛びつくようにシャムスの首を狙うが、シャムスは2on1からタックルでテイクダウン。下になった須藤はすぐに足関節を狙い、シャムスの足を抱えていく。
シャムスは膝を内側に捻って巧みにディフェンスするも、須藤はトゥホールドやヒールホールドへと連携し、攻撃の手を緩めない。シャムスも再三エスケープを試みながら、隙を突いて須藤の足にサブミッションを仕掛けたが、須藤も素早く対応する。
続いて、シャムスは上を取りパスガードを狙うが、須藤は粘り強く足を取りにいき、外ヒールでキャッチを奪う。シャムスも落ち着いてディフェンスし、パスにつなげようと試みるも、明確に"攻めのターン"とはならない。
終盤には、シャムスが須藤の腕を強引に伸ばしにかかる場面もあったが、これは無理があったか。その一方で、須藤は一貫して足関節を狙い続けたが、シャムスからタップを奪うには至らず。
残り30秒で須藤がトップポジションを取ったが、シャムスがKガードから足を狙いにいったところでタイムアップ。判定の結果、須藤が勝利を収めた。
ONEデビュー戦をアグレッシブに戦い抜いた須藤だったが、一本は奪えず。レッグハンターの本領発揮は次戦に期待したい。

(C) ONE Championship