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熊田堅信、JBJJF全日本でWゴールド達成!ミドル級で示した確かな手応え、10月のアジア競技大会へ

JBJJF「全日本選手権2026」では、熊田堅信(AXIS)が階級別&無差別のWゴールドを達成した。

7試合を戦い、そのうち5試合を一本勝ちで締める圧巻の内容。階級別ではこれまでで最も重いミドル級に挑戦し、決勝では終了間際の逆転スイープで劇的な勝利を収めた。

10月に控えるアジア競技大会を見据え、あえて階級を上げて挑んだ今大会。

「ここでWゴールドするのが最低限」と語った熊田が、プレッシャーを力に変えて手にした2つの金メダル。

その戦いを振り返り、試合後の感想と来るアジアの舞台へ向けた意気込みを聞いた。

──JBJJF全日本茶帯Wゴールド達成、おめでとうございます。まずは今の率直な感想をお願いします。

熊田:めちゃめちゃタフな試合だったんですけど、本当に気持ちで最後は勝ち切ることができて、とても嬉しいです。

──階級別は全試合一本勝ち、無差別でも一本勝ちがありました。今日は全部で何試合戦って、何試合が一本勝ちでしたか?

熊田:全部で7試合やらせていただき、5試合で一本勝ちできました。

──決勝戦は最後に逆転のスイープを決めるという、非常にドラマチックな勝ち方でした。決勝戦を振り返っていかがでしたか?

熊田:想定していたよりも相手の懐が深くて、自分の得意な形に入っているんだけど、完全には入れていない、というようなシチュエーションになってしまって、結構苦戦しました。でも、セコンドの声もしっかり聞きながら、最後までいき切ることができました。

──階級別は全試合一本勝ちで終えました。階級別の戦いを振り返っていかがでしたか?

熊田:今日は初戦から全力で行くというプランで、アップから結構入念にやっていました。その分、初戦は調子が良かったんですけど、逆に後半に少し落ちてしまって、オープンクラスでは出し切れないような結果になってしまいました。そこは少し課題というか、反省点です。

──今回はWゴールドという非常に素晴らしい結果を残しました。大会全体を振り返っていかがでしたか?

熊田:僕ごとで申し訳ないんですけど、今回は試合前から、いろんな「風の噂」というわけではないですけど、少しネガティブになるような話もあったりして。ここでダブルゴールドすることが、最低限というか、「認められる」という言い方が正しいかは分からないですけど、やらなければいけない仕事なのかなと思っていました。そういう気持ちというか、メンタルで最後まで勝ち切れた部分もあったので、そういう意味ではすごくホッとしています。

──今回、階級別ではミドル級に出場しました。これまでの中で最も重い階級だったと思いますが、どういった意図があったのでしょうか?

熊田:アジア競技大会が69kgなので、いまライト級まで絞ってしまうと、そこから1カ月半くらいの期間での幅が少なすぎるというのが一つです。それと、69kgだと当日のリカバリーで、本当に80kg近くまで体重を上げてくる選手もいると思うので、そういう選手を想定して、69kgの選手たちへの対策という意味もありました。

──今回のミドル級出場は、10月のアジア競技大会を見据えての階級アップだったということですね。

熊田:はい、そうです。

──実際にミドル級で戦ってみて、どんな感想を持ちましたか?

熊田:これまではミドル級ではなく、フェザー級などで戦っていて、去年のアブダビ・ワールド・プロでは62kgで出場しました。でも軽量級よりも、もしかしたらまだわからないですけど、僕はこの階級、ライト級とか69kgのほうが、自分のスタイルをより活かして勝負できるような気がしています。ちょっと想像とは違う結果になったので、そこはチームの人とも少し話してみようかなと思っています。

──通常体重はどのくらいなのでしょうか?

熊田:今日は道着を着て78kgとかでした。

──ではほぼナチュラルのミドル級ということですね。

熊田:そうですね。ただ、まだちょっとやっている感じでは体が重いです。あと2~3kg絞ったくらいが、やっぱり一番動きやすい感じはするので、アジア競技大会では当日75kgぐらいに仕上げられればと思っています。

──アジア競技大会までは、あと1カ月半ほどあります。どのような準備をして挑んでいきますか?

熊田:自分の得意な形に入れば、どの選手が相手でも絶対に勝負はできるということを、これまでいろんな方と練習してきて分かっています。もちろん相手への対策もしっかりしますけど、自分のゲームに持っていくことを大事にしたいです。5分という試合時間も考えながら、そこもしっかり意識して練習していければと思っています。

──日本初のチームジャパン、その日本代表を背負って戦うことになります。アジア競技大会に向けての意気込みをお願いします。

熊田:今回の代表メンバーについて、僕らは特に、あまりいいお言葉をいただいていない部分もありますし、全体としても少しよく言われていないような気がします。でも、本当にメンバーみんなが、ちゃんと頑張っている方々なので、その中でチーム一丸となって成績を残していくことが、今後の日本柔術界の発展にもつながると思っています。必ずいい結果を出したいと思っています。

オープンクラス決勝戦はミドル王者とウルトラヘビー王者のチャンピオン対決。Wゴールドを賭けた戦いは4-2で熊田が制した。

いよいよ次戦は10月のアジア競技会。日本初のナショナルチーム結成のメンバーとして日本を代表して戦う。