
MMAファイターのあきぴ(ABLAZE八王子)が、DEEP JEWELSのアマチュア戦で勝利を収めた。
今回がアマチュアMMA8戦目となり、戦績は4勝4敗の五分に。
これまで3勝3敗から勝ち越しを目指した試合で敗れた経験を経て、再びイーブンに戻したあきぴは、「もう1回戦わせていただいて、勝ってプロになりたい」と次戦への意欲を語った。
柔術をベースにグラップリング、MMAへと競技の幅を広げてきたあきぴ。
プロ昇格を急ぐのではなく、「自分の持ち味が出せるところまでアマチュアのうちに作りたい」と、着実な成長を目指している。

――DEEP JEWELSの勝利、おめでとうございます。今回でアマチュアMMAは8戦目。戦績は4勝4敗になりました。
あきぴ:ありがとうございます。今回の勝利で4勝4敗になりました。以前、3勝3敗になったときに「次は勝ち越してプロになろう」と思ったんですけど、そこで負けてしまって。今回またイーブンに戻せたので、よかったです。
――では次の1戦がプロデビューに向けた大きな試合になりますね。
あきぴ:そうですね。私としては、もう1回試合をさせていただいて、勝ってプロになりたいと思っています。
――アマチュアで8戦するというのは、決して少なくありません。なぜそこまでアマチュアでの経験にこだわっているのでしょうか。
あきぴ:早くプロになったとしても、やっぱりプロでは勝っていかないとしょうがないと思うんです。柔術でも、早く青帯になっても、青帯で苦戦して辞めてしまう選手も多いじゃないですか。私はそういうふうにはなりたくなくて、ちゃんと勝って、強くなってからプロに上がりたいと思っています。周りからは「もうプロで」と言っていただくこともあるんですけど、そこはできる限り、自分の中で後悔がないようにこだわりたいです。プロの選手と試合をしても、自分の持ち味が出せるようなところまで、アマチュアのうちに体も含めて作れればと思っています。
――現在のMMAで、自分の強みと課題はどこに感じていますか?
あきぴ:まだプロの選手と練習させてもらうと、何もできない感じです。でも、アマチュアの選手とやると、少しずつできることも増えてきました。私は寝技が得意なので、寝技の部分ではできることもあります。そこを伸ばしながら、打撃も頑張っていきたいと思っています。クレベル選手やサトシ選手も、寝技のスペシャリストでありながら、試合では打撃もしっかりやるじゃないですか。そこにMMAのかっこよさや凄さを感じるので、私も打撃を頑張りたいと思っています。
――DEEP JEWELSではアマチュアでもプロと同じ大会に出場します。アマチュアとはいえ、プロと同じ舞台で試合をすることに、どんな意味を感じていますか?
あきぴ:やっぱり、いろんな方が応援してくださいますし、人に見られる仕事ではあるので、アマチュアとはいえプロと変わらないと思っています。やっぱり勝たなきゃと思いますし、勝ったときにみんなが笑顔になってくれるのがすごく嬉しいです。これからも感謝を忘れずにやっていきたいと思っています。
――MMAを主戦場にしながら、柔術の試合にも出場しています。現在、柔術にはどのように取り組んでいますか?
あきぴ:柔術も変わらず、行けるときにジムに行っています。今は週7日ジムに行っていて、柔術は週5日くらいです。現状は結構厳しくて(苦笑)、本当に手も足も出ないような選手もたくさんいるんですけど、コツコツ積み上げて、紫帯のうちに基礎でまだできていない部分を埋めたいと思っています。
――その紫帯は、MMAの試合で勝ったことをきっかけに巻いたそうですね。
あきぴ:そうなんです。柔術の試合で勝ってではなく、MMAの試合で勝って巻いていただきました。私は紫帯を巻いていただけると思っていなかったので、すごくびっくりしました。まだ足りない部分もあるので、紫帯が似合うような女性になれるように、コツコツ頑張っています。
――実際に紫帯で試合をしてみて、青帯との違いは感じますか?
あきぴ:かなり違いますね。今まで自分が通用していた部分が通用しなかったりします。でも、まだ紫帯になりたての選手もいるので、いろんな選手と当たりながら、自分のダメなところを改善していきたいです。試合でしか学べないことってたくさんあるので、これからもできる限り試合に挑戦したいと思っています。
――MMAの試合が続くなかで、柔術の大会にも出場する。そこにはどんな思いがありますか?
あきぴ:普段はMMAの試合がないときは、体作りのために体重を58kgくらいまで増やすようにしています。それで柔術ではフェザーで出ることになるんですけど、柔術のフェザーって、普段60kg以上ある方が落として出てきたりもするので、結構体格差を感じます。階級をどうしようかなという悩みもあります。でも、出られるときに出ないと、やっぱり出られなくなってしまうので。同じカテゴリーの女性がいることも当たり前じゃないので、同じカテゴリーの女性がいたら、とにかくエントリーする。そうやって自分で自分のケツを叩いていきたいと思っています(笑)。
――柔術、グラップリング、MMAと続けてきたなかで、現在の自分にとって柔術はどんな存在ですか?
あきぴ:柔術は大好きなので、やっぱり柔術があってこそ私だと思っています。柔術で培ってきたものがあるからMMAでも勝てていると思うので、これからも変わらずコツコツやっていきたいと思っています。
――今後の試合の予定はあるでしょうか?
あきぴ:もしかしたら11月末にMMAのDEEP JEWELS今年最後の大会があるので、そこで試合が決まれば出させていただけると思います。柔術も12月とかに大会があれば出たいですし、10月も11日か12日に代々木で大会があるので、もし対戦相手がいればエントリーしようと思っています。
――最後に、これからプロを目指すあきぴ選手の目標を聞かせてください。
あきぴ:まずは、もう1回アマチュアで試合をして勝ちたいです。そのうえで、自分の持ち味を出せる状態を作って、後悔なくプロになりたいと思っています。皆さん、いつも応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。