
9月3~6日の4日間に渡り、東京・代々木の代々木競技場第一体育館で開催されるSJJIFの世界大会「SJJIFワールド2026」。
昨年の同大会で階級別・無差別級ともに2連覇中の高本裕和(高本道場)は、同じスケジュールで開催されるIBJJFのワールドマスターではなく、あえてSJJIFワールドへの出場を選択した。
大会への思いや現在のコンディション、そして3連覇へ向けた意気込みを聞いた。

──SJJIFワールドが近づいてきました。今大会への出場を決めたきっかけを教えてください。
高本:今年はIBJJFのワールドマスターと同一日程でしたが、私はSJJIFワールドを選びました。参加人数8,000人規模で、会場も国立代々木競技場第一体育館という大きな舞台です。選手として、出場する価値のある大会だと思っています。
──SJJIFワールドは過去2大会が日本で開催されています。これまでの戦績を教えてください。
高本:階級別、無差別級ともに2連覇中です。
──これまでの世界大会で得た経験や反省点は、今回どのように生かされていますか?
高本:SJJIFワールドでは無敗ですが、その中でも苦しい試合はもちろんありました。そうした経験を積んだことで、試合中に厳しい状況になっても、その瞬間に自分の持っている「手札」の中から何を選択すべきかを、一瞬で判断できるようになってきたと感じています。
──これまでで最も印象に残っている試合や瞬間などあったら教えてください。
高本:たくさんありますが、その中であえて挙げるなら、2024年のAJPのワールドプロの決勝戦です。相手は地元UAEの前年王者でした。私がトップポジションから足関節技を狙った際に相手にスイープされましたが、すぐにトップへ戻れる状況でした。しかし、そのまま戻ると相手にスイープのポイント(AJPルールでは1点)が入った状態になってしまいます。そこで瞬時に「一度スイープされた後、自分がスイープし返せば2-2となり、ラストポイントを取った自分が勝てる」と判断しました。その通りに試合を進め、勝利することができました。慣れないルール、しかも完全アウェーという環境で冷静な判断ができたのは、多くの国際大会で世界の強豪と競り合ってきた経験があったからだと思います。
──今回の世界大会に向けて、これまでと変えた練習や強化したポイントはありますか?
高本:どの局面でも戦えるようになることを意識して、普段から練習しています。柔術を円グラフで表現するとしたら、その円をより丸く、より大きくしていくイメージです。特定の分野だけではなく、すべての能力をバランス良く伸ばすことを意識しています。
──今大会前にも数多くの試合に出場されています。現在のコンディションはいかがですか?
高本:年齢相応に膝や腰、首の痛みはありますが、練習ができなくなるような致命的なケガはありません。ここまで良いコンディションで調整できていると思います。
──最後に試合に向けての意気込みをお願いします。
高本:自分自身が試合で勝つことも大切ですが、このビッグイベントを盛り上げて、日本で柔術という文化を定着させる事が大切だと思っています。それは一人の力では成し遂げられません。私も含め、柔術に関わる全員が協力して、SJJIFワールドを成功裏に導いてければと思っております。
──ありがとうございました。SJJIFワールド3連覇を期待しています。
高本:ありがとうございます。頑張ります。

SJJIFワールド、プロ柔術でも勝利している高本。SJJIFワールド3連覇に期待がかかる。

「SJJIFワールド2026」
日程:9月3日(木)~6日(日)
会場:代々木第一体育館
締切:8月12日(水) 最終締め切り
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