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3度のADCC世界王者から、再び頂点へ――“ベテラン”ユーリ・シモエスが再び戴冠

ユーリ・シモエスは、長年にわたり世界のトップで戦い続けてきたベテラン・グラップラーだ。

ADCCでは2015年、2017年、2022年に優勝し、3度の世界タイトルを獲得している。

なかでも2022年は無差別級を制覇。ラクラン・ジャイルス、ニック・ロドリゲス、ホベルト・アブレウ、ニコラス・メレガリら並み居る強豪を次々と破っての優勝であり、その価値は大きい。

この無差別級制覇を受け、2024年にはスーパーファイトに出場。当時、最強の名をほしいままにしていたゴードン・ライアンに挑んだが、21-0のポイントで敗れた。

その後、目立った競技活動はなかったが、2026年大会を前に状況が一変する。

本来スーパーファイトでゴードンと対戦する予定だったカイナン・ドゥアルテの相手が、ゴードンの引退表明によって変更となり、シモエスが代役として再びADCCの舞台に戻ってきた。

ユーリとカイナンは2019年のADCCでも対戦しており、このときはカイナンがポイント勝ちを収め、そのまま優勝している。

約7年を経て再び実現した対戦は、延長戦までもつれる接戦となった。

延長戦のスクランブル中、カイナンが腕をマットについた際に肩を負傷。

続行不能となり、口頭によるタップ=バーバルタップでユーリの勝利となった。

この勝利によって、ユーリは次回2028年ADCC世界大会のスーパーファイトで、今大会の無差別級王者フェリッペ・ペナ“プレギーサ”と対戦することが決定した。

ユーリとプレギーサは過去に2度対戦し、戦績は1勝1敗。

決着戦の舞台は、ADCCスーパーファイトという最高峰の舞台となる。

スーパーファイトに出場のユーリ・シモエスは入場時にセコンドらと肩を組んで“グレイシートレイン”で入場。

本戦の試合時間のほとんどは動きの少ないスタンドでの攻防に費やされた。

試合が動いたのは延長戦になってから。ユーリのテイクダウンでカイナンが負傷。

咄嗟に手を着いた際に負傷し口頭でタップを伝え、そのままメディカルチームに支えられながらマットを後にした。

このスーパーファイトでの勝利で次回大会は再びスーパーファイト王者として参戦。相手は1勝1敗のプレギーサだ。