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世界王者対決から因縁のリマッチまで!ASJJFプロ柔術「ART.8」を彩る全21試合の見どころ徹底解説

11月1日(日)、愛知県碧南市芸術文化ホールで開催されるASJJF主催のプロ柔術「ART.8」。

今大会は、9月に開催された世界大会「SJJIFワールド」の優勝者が多数参戦し、タイトルホルダー同士による注目の対決をはじめ、U-21の若手選手による賞金トーナメント「Youungblood Cup」「Dreamgirls Cup」の決勝戦など、見逃せないカードが並んだ。

メインイベントでは、SJJIFワールドのアダルト黒帯王者・近藤卓弥と、マスター30黒帯王者のニュートン・マコトが激突。

さらに国内外で活躍するキッズ選手たちの対戦や、初のプロマッチに挑む選手にも注目が集まる。

世界王者の実力者らがぶつかり合う黒帯マッチから、将来が楽しみな若手選手たちの熱戦まで、全21試合の見どころを徹底解説する。

【第18試合・メインイベント】
■アダルト黒帯ライトフェザー
近藤卓弥(TAISHO Jiu Jitsu Academy)vs ニュートン・マコト(INFIGHT JAPAN)

今大会のメインイベントを務めるのは、アダルト黒帯ライトフェザー級の近藤卓弥とニュートン・マコトによる世界王者対決だ。近藤は、SJJIFワールドのアダルト黒帯ライトフェザー級を制した実力者。世界大会の決勝ではサドンデスまでもつれ込む接戦を制し、見事に優勝を果たした。30代半ばを迎えてなおアダルトカテゴリーの頂点に立ったことは、近藤の実力を示す大きな実績といえる。アジアの大会でもアダルトの強豪を破るなど、年齢を感じさせない活躍を続けている。ギだけでなくノーギでも結果を残しており、幅広いルールへの対応力も持ち味だ。対するニュートンは、SJJIFワールドのマスター30黒帯ルースター級で優勝した実績を持つ選手。こちらも世界王者であり、今回は近藤より一つ下の階級でタイトルを獲得した実力者が、ライトフェザー級で挑戦する形となる。近藤の出場が決まった当初、対戦相手探しは難航していた。そこで対戦相手を公募した結果、名乗りを上げたのがニュートンだった。ニュートンにとっては、世界王者との対戦で自分の名をさらに高めるチャンス。アダルト黒帯の世界王者を相手に、どこまで実力を発揮できるかが注目される。一方の近藤は、アダルトカテゴリーで世界王者となった実績を背負い、マスターの世界王者を迎え撃つ。両者ともに世界大会を制した実力者であり、カテゴリーや階級の違いを超えた対決となる。近藤がアダルト世界王者の貫禄を見せるのか。それともニュートンが上のカテゴリーの強豪を破り、新たな評価を獲得するのか。メインカードにふさわしい緊張感が漂う、見逃せない世界王者対決だ。

【第17試合・セミファイナル】
■マスター黒帯ライト
中田嵐(さくら柔術)vs イゴール・ウラタ(Impacto BJJ)

今大会のセミファイナルとなる第17試合は、中田嵐とイゴール・ウラタによるマスター黒帯ライト級の対決。中田は、柔道をベースとした力強い柔術を持ち味とする選手。JBJJF全日本選手権のアダルトカテゴリーで3位に入った実績を持ち、SJJIFワールドでも表彰台に立っている。さらに、ASJJFのアジアマスターでも優勝するなど、確かな実績を積み重ねてきた。今回はプロマッチ初参戦。これまでの大会で培ってきた実力を、プロマッチの舞台で披露する機会となる。対するイゴールは、Impacto BJJの大府支部代表を務め、自身も競技経験を持つ一方、近年はレフェリーやキッズ選手の指導など、チームを支える役割も担っている。そんなイゴールが、今回は選手としてマットに上がる。世界大会で結果を残してきた中田に対し、イゴールがどのような戦いを見せるのか。柔道ベースの中田の強さと、イゴールの柔術がどのようにかみ合うのかが見どころとなる。中田にとってはプロマッチデビュー戦。初めての舞台で実力を発揮し、勝利をつかめるか。一方のイゴールも、チーム代表としてだけでなく、競技者としての存在感を示したいところだ。世界大会のメダリストと、チームを支えるベテラン黒帯による一戦。セミファイナルへ向けて、会場の熱気を高める試合となりそうだ。

【第16試合】
■マスター黒帯フェザー
渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)vs ヴァギナー・タダ(INFIGHT JAPAN)

渡部修斗とヴァギナー・タダによる一戦は、ギとノーギ、それぞれで実績を残してきた選手同士の対決だ。ヴァギナーは、SJJIFワールドのチャンピオンとして知られる実力者。継続的に大会へ出場し、ギの試合で着実に実績を積み重ねてきた。一方の渡部は、ノーギでSJJIFワールド優勝のタイトルを獲得した実績を持つ。ノーギを主戦場とする選手だけに、今回のギでの試合がどのような展開になるのか注目される。ノーギであれば渡部の実力が発揮されると予想される一方、ギではヴァギナーが積み重ねてきた経験が大きな武器になる可能性がある。渡部も今回の対戦に向けてヴァギナーを想定した準備を続けてきたという。それだけに、渡部がどこまでギの技術に対応できるかは大きな見どころだ。ギの世界王者とノーギの世界王者。異なるルールで頂点を極めた両者が、今回はギで相まみえる。渡部がノーギで培った強さをギでも発揮するのか。それともヴァギナーが得意分野で王者の実力を見せつけるのか。勝敗の予想が難しい、興味深い一戦となりそうだ。

【第15試合】
■マスター黒帯フェザー
市橋虎徹(CARPE DIEM KOFU)vs ルーカス・タヒラ(Jiu Jitsu Guild)

市橋虎徹とルーカス・タヒラによる一戦は、実績十分のマスター黒帯同士の対決となる。市橋は、かつて「ART」に出場した経験を持つ選手で、前回大会にも出場が予定されていたものの、さまざまな事情で実現せず、今回あらためて参戦が決まった。一方のルーカスは、かつてEVOX BJJで活動し、現在はJiu Jitsu Guildを立ち上げて代表を務める。道場を運営する立場となり、自身の選手活動だけでなく、所属選手たちのサポートにも力を注いでいる。Jiu Jitsu Guildからは、さまざまな選手が大会で活躍しており、チームとしても存在感を高めている。そんなルーカスが、今回は自らマットに立つ。道場代表として選手たちを支える立場にある一方で、本人もまだ競技者として戦えることを示す機会となる。地元での試合となるだけに、応援を背にどのような柔術を見せるのか注目だ。両者ともに経験豊富な黒帯であり、試合運びや細かな技術の攻防にも期待したい。道場代表としての顔を持つルーカスが、久々の試合でどこまで実力を発揮するのか。そして、市橋がその挑戦を退けるのか。マスター黒帯ならではの駆け引きが見どころとなる。

【第14試合】
■マスター黒帯ライト
山口敏和(スマイル柔術)vs 新村信行(ねわざワールド宇都宮)

今回のマスター黒帯のなかでも、特別な背景を持つ一戦が山口敏和と新村信行の対決だ。このカードは、SJJIFワールドの決勝戦をめぐる経緯から実現したリマッチである。両者は同大会の決勝で対戦し、山口が勝利を収めた。しかし、試合映像を確認した関係者から判定に誤りがあったとの指摘が出たという。すでに表彰が終わっていたため、結果を覆すことはできなかったものの、試合内容をめぐる疑問が残ることになった。そこで、プロマッチの舞台で改めて決着をつけようという流れから、今回の再戦が組まれた。通常のトーナメントでは、同じ選手同士が短期間で再び対戦できるとは限らない。プロマッチだからこそ実現できた、特別な意味を持つカードといえるだろう。山口はスマイル柔術所属。今回の出場にあたっては、所属道場の仲間たちがチケット購入などで応援を支えているという。山口を応援するために多くの仲間が会場に集まることも予想され、心強い後押しとなりそうだ。一方の新村は、ねわざワールド宇都宮所属。こちらはPPVで地元の仲間たちの応援を受けて試合に臨むことになる。会場では、両者それぞれの応援がぶつかり合うことも予想される。新村にとってはアウェーの雰囲気のなかでの試合となるだけに、周囲の声援にのまれず、自分の柔術を貫けるかがポイントだ。世界大会の決勝戦をめぐる経緯に決着をつけるためのリマッチ。単なるマスター黒帯の一戦ではなく、背景を知ることでさらに興味深くなるカードだ。

【第13試合】
■マスター黒帯ミドル
高橋謙人(CARPE DIEM KURUME)vs 服部謙一(HACHIYA BJJ STUDIO)

マスター黒帯の幕開けを飾るのは、高橋謙人と服部謙一による一戦。高橋は、これまでのARTに2大会連続で出場。しかし、村田良蔵、ランジェル・ロドリゲスという強豪との対戦が続き、いずれも勝利をつかむことができなかった。特に村田との試合は、敗れたとはいえ、相手の実力を引き出す好勝負となった。ランジェルとの試合でも積極的に挑んだが、最後は極められている。これまでの2試合は、いずれも実力者へのチャレンジという側面が強かった。そこで今回は、同年代・同体格の選手との対戦が実現した。対する服部は、ASJJFの関西大会で優勝経験を持つ実力者。名古屋を拠点に活動しながら関西の大会にも出場し、結果を残してきた。また、過去にはホドリゴ・ソウザと名勝負を残すなど、ベテランらしい重厚な柔術を持ち味とする選手だ。高橋にとっては、過去2大会の敗戦を払拭し、結果を残したい一戦。最近は優勝から遠ざかっていることもあり、ここで勝利を挙げて再び勢いに乗りたいところだ。一方の服部も、実績のある相手を破って自らの力を証明したいはず。これまでのチャレンジマッチとは異なり、実力の近い者同士がぶつかる今回のカード。両者の持ち味がぶつかり合う、マスター黒帯の好勝負に期待したい。

【第12試合】
「Youungblood Cup」決勝戦

若手選手たちによるトーナメント「Youngblood Cup」も、いよいよ決勝戦を迎える。決勝に向けて注目されるのが、フィリッペ・ネモトの存在だ。フィリッペはグアムの大会でも優勝を果たしており、国際舞台で実力を示してきた選手の一人。対する田伏選手も、まだ若いながらアダルト青帯のカテゴリーにも挑戦している実力者だ。年齢の枠にとらわれず、上のカテゴリーでも経験を積んでいる点が大きな魅力となっている。安斎アーロンもJBJJF全日本Wゴールド&ROMAN出場など大きな戦績を持つ。また今大会にはImpacto BJJからの推薦選手であるXXも出場しており、各チームの期待を背負った若手たちが優勝を争う構図となった。「Youngblood Cup」は、これからの柔術界を担う選手たちにとって、自分の実力を示す絶好の舞台。トーナメントを勝ち抜いた選手が、決勝戦でどのようなパフォーマンスを見せるのか注目だ。

【第11試合】
「Dreamgirls Cup」決勝戦

U-21青帯賞金トーナメント「Dreamgirls Cupの決勝戦では、若手女子トップ選手たちが優勝を懸けて争う。今大会のトーナメントには、天本乃愛、高本珠緒、吉永さくら、シエナ・ベラスケスの4選手が名を連ねる。天本は、前回の「ART.7」で吉永に敗れた悔しさを胸に今トーナメントへ急きょ出場が決まったものの、再びプロマッチの舞台に立てることを喜び、リベンジに意欲を見せている。高本は、柔術甲子園などで実績を残してきた実力者。吉永も前回のARTで天本を破っており、再びタイトル争いに絡む存在だ。そして、ダイアナ・ベラスケスの妹であるシエナも参戦し、国際色豊かなトーナメントとなった。実は、このトーナメントは直前に出場選手の変更が発生している。当初出場予定だったアナベラ・ウォーカーが、学校行事中の負傷によって欠場することになったのだ。代役探しが急務となるなか、白羽の矢が立ったのが天本だった。火曜日の夜に急きょ出場の打診を受けた天本は、これを快諾。九州から愛知まで遠征し、優勝賞金10万円が懸かったトーナメントに挑むことになった。短い準備期間での参戦となるが、本人は「このチャンスをものにしたい」と意欲十分。前回大会の悔しさを晴らすためにも、負けられない戦いとなる。4選手がどのような組み合わせで決勝まで勝ち上がるのか。女子の実力者が集結する「Dreamgirls Cup」に注目したい。

【第10試合】
■アダルト紫帯ヘビー
壁谷亮佑(Jiu Jitsu Guild)vs 土井康孝(シスイ柔術)

この試合は日本人選手同士によるアダルト紫帯ヘビー級の注目対決。壁谷亮佑は、SJJIFワールドのチャンピオンであり、JBJJFの全日本選手権でも優勝経験を持つ実力者。国内のハイランクトーナメントで結果を残してきたトップ選手の一人だ。対する土井康孝も、SJJIFワールドで準優勝を果たした実績を持つ。前回大会ではデアンドレ・スティールとの対戦を経験し、強豪を相手に積極的な攻めを見せた。土井は以前から「ART」への再出場を希望しており、その熱意が今回の出場につながったという。両者の注目ポイントは、世界大会で実績を残してきた選手同士の対決であること。壁谷は世界王者、土井は世界大会準優勝者と、互いに国際舞台で実力を証明してきた。さらに、今回はヘビー級での対戦となる。土井は本来、壁谷より一つ下の階級を主戦場としているが、今回は階級を上げてのチャレンジとなる。とはいえ、土井は前回大会で重量級のデアンドレ・スティールと対戦した経験もあり、体格差のある相手との攻防も見どころの一つだ。世界王者の壁谷が実力を見せつけるのか。それとも土井が階級を超えた挑戦を実らせ、さらなる飛躍につなげるのか。世界大会のタイトルホルダーとファイナリストがぶつかる、アダルト紫帯ヘビー級の好カードに注目したい。

【第9試合】
■ジュブナイル青帯オープンクラス
アリソン・カバウカンチ(カーロストヨタBJJ)vs ジオバニ・マトバ(BJJ CORE JAPAN)

今大会の色帯カテゴリーでも屈指の好カードが、アリソン・カバウカンチとジオバニ・マトバによる日系ブラジリアン・ティーンのトップ対決の一戦だ。アリソンは、カバウカンチ3兄弟の長男。前回の「ARTチャレンジ.5」ではメインイベントで勝利を収め、本戦トーナメントへの出場権を獲得した実力者だ。一方のジオバニは、前回大会の「Youungblood Cup」で優勝を果たしている。両者ともに確固たる実績を持つ選手であり、まさに強豪ティーン同士の対決となる。さらに、両者はグアムの大会にも参戦。アリソンはギでは悔しい結果に終わったものの、ノーギでは優勝を果たした。ジオバニもギの階級別で準優勝、オープンクラスでは階級別決勝で敗れた相手にリベンジを果たし、一本勝ちで優勝を飾っている。グアムでそれぞれが結果を残した両者が「ART.8」の舞台で激突する。前回の「ARTチャレンジ」を制して本戦出場を決めたアリソンに対し、ジオバニも「Youungblood Cup」の王者として譲れないところだろう。実績だけを見ても、どちらが勝ってもおかしくない好カード。青帯ジュブナイルのトップレベルを感じさせる一戦として、大きな注目を集めそうだ。

【第8試合】
■アダルト青帯ルースター
アルチュール・カバウカンチ(カーロストヨタBJJ)vs 三木田宙樹(GROUND CORE KYOTO)

カバウカンチ3兄弟の次男、アルチュール・カバウカンチがアダルト青帯ルースターに登場する。アルチュールはまだ中学生ながら、ジュブナイルだけでなくアダルトカテゴリーにも挑戦してきた注目選手。海外大会にも積極的に参戦し、着実に実績を積み重ねている。今回もその勢いを引っ提げて「ART.8」に出場。前日には「ARTチャレンジ.6」 にも参戦する予定で、2日連続での試合となる。対する三木田宙樹は、GROUND CORE KYOTO所属。関西エリアの大会でも実績を残してきた選手で、今回はプロマッチ初出場となる。若くしてアダルトカテゴリーでも経験を積んできたアルチュールに対し、三木田がどのような戦いを見せるのかが見どころだ。アルチュールはカバウカンチ兄弟の中でも勢いを感じさせる選手の一人。今回もその実力を発揮し、プロマッチの舞台で存在感を示せるか。一方、三木田にとっては初めてのプロマッチで強豪を相手にする大きな挑戦となる。地元関西で磨いてきた実力を発揮し、番狂わせを起こせるかにも期待したい。

【第7試合】
■マスター茶帯ミドル
中野雄紀(福住柔術)vs 藤村英児(パラエストラ岐阜)

「ガッツ」の愛称で知られる中野雄紀が「ART.8」で再起を懸けた一戦に臨む。ガッツのニックネームは、その名の通りガッツあふれるファイトスタイルに由来する。実は今回、当初は別の強豪選手とのプロマッチが予定されていたが、対戦相手の負傷によってカードが消滅するという展開になった。そこで新たに対戦相手として名乗りを上げたのが、パラエストラ岐阜の藤村英児だ。藤村はパラエストラ岐阜の創設者である清水宗元氏の推薦を受けて出場が決まり、今回の対戦が実現した。注目は、ガッツにとって年上の選手への挑戦となること。これまでの対戦では海外勢を相手に苦戦が続いていただけに、今回は日本人選手との対戦で巻き返しを図りたいところだ。一方の藤村にとっては、実績のあるガッツを破れば、一気に注目を集めるチャンスとなる。ガッツはこれまでの悔しさを払拭し、持ち前の闘志を発揮できるのか。それとも藤村が実力を見せつけ、強豪撃破を果たすのか。会場にはガッツの両親も応援に駆けつけることが予想されるだけに、一人息子のガッツにとっては何としても結果を残したい一戦だ。愛称の由来でもあるガッツを、マットの上で見せられるかに注目したい。

【第6試合】
■キッド6橙帯54kg
高亀由宇(TATORU)vs リース・ルーイ(ARTA MITA)

キッズマッチのメインイベントを飾るのは、高亀由宇とリース・ルーイによる一戦。高亀は、SJJIFワールドのチャンピオンとして知られる実力者。前回大会ではポイントを重ねながらもフィニッシュに持ち込めない場面があったが、その後のSJJIFワールドでは決勝戦でしっかりと極め切り、あらためて実力を示した。世界王者としての実績に加え、フィニッシュを狙う姿勢も大きな魅力。今回もメインイベントにふさわしい試合を期待したい。対するリース・ルーイは、オーストラリアから参戦する選手。ジエゴ・エンリケが自信をもって送り込んだ刺客として、日本のトップキッズに挑む。今回の試合は、当初ライトフェザー級で予定されていたものの、成長期のリースの体重が短期間で増加したため、契約体重が変更されたという経緯もある。階級変更を伴う一戦となったが、高亀はこの挑戦を受け入れ、キッズカテゴリーのメインイベントでの対戦が実現した。世界王者としての実績を持つ高亀が貫禄を見せるのか。それともオーストラリアからやってきたリースが、その牙城を崩すのか。キッズマッチの最後を飾るにふさわしい、国際色豊かなメインイベントとなりそうだ。

【第5試合】
■キッド6橙帯ライト
高橋夢羽人(CARPE DIEM KURUME)vs 難波朔(SPLASH)

第5試合は、高橋夢羽人と難波朔による一戦。高橋は、CARPE DIEM KURUME所属の高橋謙人選手の息子。前回大会では妹が出場しており、今回は弟の夢羽人がARTの舞台に登場する。一方の難波は、プロレス好きとしても知られる選手。今大会には石澤謡をはじめ、将来プロレスラーを目指しているキッズ選手も出場しており、プロレスという共通の興味を持つ選手たちが同じ大会に集まった。柔術で経験を積みながら、それぞれの夢に向かって成長していくキッズ選手たち。数年後、あるいは10年後にプロレスの世界で活躍する選手が、この日のARTに出場していたという可能性もある。もちろん、まずは目の前の試合が重要だ。高橋と難波がマットの上でどのような攻防を繰り広げるのか、注目したい。

【第4試合】
■キッド6黄帯フェザー
渡部雷流(Impacto BJJ)vs 小川龍乃丞(RRT)

第4試合は、渡部雷流と小川龍乃丞による注目のチャンピオン対決。渡部は、グアムで開催されたマリアナスオープンでもギ&ノーギで優勝を果たすなど、国際舞台でも実績を残している選手。SJJIFのランキングでも上位につけ、安定して勝利を重ねてきた。一方の小川も、ギ部門の世界大会で優勝経験を持つ実力者。今回は渡部にとって、一つ上の階級の世界王者に挑む形となる。渡部はこれまでの戦績で高い実力を示しているだけに、通常の階級であれば優位が予想されるところ。しかし今回は階級を上げての挑戦となり、体格面も含めて簡単には予測できない試合になりそうだ。世界大会で実績を残すトップキッズ同士の対決。階級を超えたチャレンジマッチとしても見逃せない。

【第3試合】
■女子キッド4黄帯ライトフェザー
石澤謡(X-TREME EBINA)vs 桂浦咲希(Hale Jiu Jitsu)

今大会のキッズマッチでも、特に注目を集めるカードの一つが石澤謡と桂浦咲希の対戦だ。石澤は、黄帯昇帯後も好成績を残し続けているトップキッズ。SJJIFワールドを制し、柔術甲子園でも優勝を果たすなど、黄帯で2大会連続優勝中。柔術甲子園では春・夏の大会で連続優勝を達成。黄帯デビュー戦から好成績を残し、その後も勢いを維持している。今回は「ARTチャレンジ」 の出場選手を探すなかで、自ら出場を希望したことがきっかけとなり、参戦が決まったという。対する桂浦は、Hale Jiu Jitsuから参戦。関西エリアで実力を磨いてきた強豪キッズで、今回の対戦は関東のトップ選手である石澤との東西対決という構図にもなる。石澤はこれまでの実績を引っ提げて「ART.8」に登場するが、相手も実力者だけに簡単な試合にはならないだろう。国内外で結果を残してきた石澤が持ち味を発揮するのか、それとも桂浦が地力を見せるのか。女子キッズのトップレベルを感じられる一戦となりそうだ。

【第2試合】
■女子キッド5灰帯ミドル
ダイアナ・ベラスケス(Impacto BJJ)vs 長谷川萌々奈(ハシャーンジム)

第2試合は、ダイアナ・ベラスケスと長谷川萌々奈による国際色豊かな一戦。ダイアナはベラスケス姉妹の姉で、SJJIFワールドのギ&ノーギで優勝するなど、国際大会で実績を残している。過去には「ARTチャレンジ」にも出場経験があり、着実に勝利を重ねてきた注目選手だ。姉妹のうち妹は黄帯で「Dreamgirls Cup」に出場している。一方、灰帯のダイアナは帯色の違いから別の舞台に挑戦することになり、今回の「ART.8」ではワンマッチに登場する。対する長谷川は、ハシャーンジムから参戦。当初予定されていた対戦相手の負傷により、急きょ出場が決まった。ダイアナにとっては、国際大会で培った実力をプロマッチの舞台で示す機会。一方の長谷川にとっては、急なオファーをチャンスに変えたい一戦となる。日本とペルー、それぞれのバックグラウンドを持つ両者が、どのような柔術を見せるのか注目だ。

【第1試合】
■女子キッド3灰帯フェザー
鳴海喜々(ミューズ柔術アカデミー)vs 大竹愛実(Impacto BJJ)

オープニングマッチに続いて行われる本戦第1試合は、鳴海喜々と大竹愛実による女子キッズマッチ。鳴海は、SJJIFワールドのノーギ部門で優勝、ギ部門でも準優勝という実績を持つ選手。姉の鳴海寧々は「ARTチャレンジ.5」に出場で、姉妹でARTに出場してきた。昨年の「ART」への出場経験もあり、今回も国際大会で培った実力を発揮したいところだ。対する大竹は、Impacto BJJから参戦する。このカードの注目ポイントは、鳴海にとって普段の階級より一つ上の階級での挑戦となること。鳴海はライトフェザー級を主戦場としているが、今回はフェザー級での対戦となる。これまで数々の大会で勝利を重ねてきた鳴海にとって、階級を上げての試合は新たな挑戦。体格差をどう攻略するのか、見どころの一つとなりそうだ。実績十分の鳴海が貫禄を見せるのか、それとも大竹がその勢いを止めるのか。大会序盤から目が離せない一戦だ。

【オープニングマッチ第3試合】
■キッド2灰帯ライト
山内湊人(Impacto BJJ)vs エイトル・カバウカンチ(カーロストヨタBJJ)

オープニングマッチの最後を飾るのは、Impacto BJJの山内湊人と、カーロストヨタBJJのエイトル・カバウカンチによる一戦。山内はグアムのマリアナスオープンでも勝利を挙げるなど、国内外の大会で活躍を続けている注目選手。安定した実績を残しており、今回もその実力を発揮できるか期待が集まる。一方のエイトルは、カバウカンチ3兄弟の末っ子。長男のアリソン、次男のアルチュールに続き、今大会で三兄弟そろっての出場が実現した。兄たちに続いて、エイトルがどのような試合を見せるのかも楽しみなポイントだ。Impacto BJJとカーロストヨタBJJは、キッズ柔術界でも存在感を示すチーム。両チームの選手たちが繰り広げる、レベルの高い攻防に注目したい。

【オープニングマッチ第2試合】
■キッド3灰帯ライト
橋尾立希(STARTA)vs レオン・カワグチ(Impacto BJJ)

当初は「ARTチャレンジ.6」で組まれる予定だったカードが、対戦相手の都合による変更を経て「ART.8」の舞台で実現する。橋尾立希は、当初の対戦相手との試合が決まりかけていたものの、相手が運動会と重なり出場できなくなったことから、新たな対戦相手を探すことに。そこで橋尾に白羽の矢が立ち、日程の調整がついたことで、今回のプロマッチ出場が決定した。対するレオン・カワグチは、Impacto BJJから参戦する。当初の予定から変更を重ねて実現した一戦だが、オープニングマッチとはいえ、プロマッチの舞台であることに変わりはない。両者がどのような柔術を見せるのか、注目のカードだ。

【オープニングマッチ第1試合】
■キッド3灰帯フェザー
吉村太樹(X-TREME EBINA)vs 大石蓮之介(RRT)

オープニングマッチの幕開けを飾るのは、吉村太樹と大石蓮之介の一戦。吉村は、柔術に取り組む兄弟たちでも知られる吉村ファミリーの末っ子。兄弟がそれぞれ柔術に打ち込むなか、今回は太樹が一足先にARTの舞台に立つことになった。当初は別の対戦カードが予定されていたものの、体重の都合で変更に。出場への意欲を見せた吉村が、オープニングマッチの第1試合に登場することになった。対する大石も、ARTの幕開けを任される重要な一戦に臨む。大会の第一試合は、イベント全体の雰囲気をつくる大切なポジション。フレッシュなキッズ選手たちが、どのような試合で大会のスタートを飾るのか注目したい。

プロ柔術「ART.8」
日程:11/1(日)
時間:開場 12:30 / 試合開始 13:00
会場:碧南芸術ホール
協賛:春口農園
チケット:
10000円 プレミアシート
8000円 プレミアサイドシート
7000円 レギュラーシート
PPV:前売3000円 / 当日3500円
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