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「緊張を楽しめるだけの準備をしてきた」高橋健太が“マスター最強”ヴァギナー・タダとの大一番へ挑む

6月28日(日)、愛知県・碧南市芸術文化ホールで開催されるASJJF主催のプロ柔術イベント「ART.7」。

昨年に続いてプロマッチ出場を果たす 高橋健太(スマイル柔術)は、今回自ら対戦相手としてヴァギナー・タダを指名した。

ランキングの巡り合わせ、チームとしての思い、そして自らの現在地を知るため——。

さまざまな想いを背負い、高橋は“マスター最強”との一戦に挑む。

プロマッチならではのプレッシャーすら楽しもうとする高橋健太に、この試合へ懸ける覚悟を聞いた。

──昨年に引き続き「ART.7」への出場が決まったときの率直な気持ちを聞かせてください。

高橋:僕たちスマイル柔術がこれまで取り組んできたことを、連盟やエヂソン先生、橋本さんに認めていただけたと感じ、とても嬉しかったです。

──今回の対戦相手はご自身が指名したヴァギナー・タダ選手ですが、なぜ彼を選んだのでしょうか?

高橋:プロマッチだからこそ、普段なかなか実現しないストーリー性のある相手と試合をしたいと考えていました。5月のユーラシアンコンチネンタル終了時のランキングでは、黒帯マスター30にマルロン・ゴドイ選手、マスター36に僕、そしてマスター41にヴァギナー・タダ選手がいました。マルロン選手とは体重差がかなりあったため、ヴァギナー選手と戦ってみたいと思ったんです。さらにドゥマウインターナショナルで、スマイル柔術の杉原選手がヴァギナー選手に敗れたこともあり、「自分がやりたい」という気持ちがさらに強くなりました。

──ヴァギナー・タダ選手にはどんな印象を持っていますか? 試合映像などはチェックしましたか?

高橋:ヴァギナー選手の試合はこれまで会場でも何度も見ていますし、映像でもチェックしています。スタンドの攻防、パスガード、バックテイクなど、どの局面でも力強さ、粘り強さ、そして豊富なバリエーションがあって、とにかくプレッシャーが強い印象です。試合経験も非常に豊富で、どんな展開でも落ち着いていて、勝負所を逃さない集中力と経験値を感じます。

──今回の相手に対して警戒しているポイントはありますか?

高橋:ヴァギナー選手のグリップの強さと巧さはかなり警戒しています。グリップを作らせないこと、作られてもすぐ切ること。相手に自分の形を作らせないことが大きなポイントになると思っています。

──今回の試合に向けて特に強化してきた部分はありますか?

高橋:試合の作戦がバレてしまうので詳しくは言えません(笑)。ただ、自分の技術をさらに広げること、深めること、そしてそれぞれを繋げることを意識して取り組んできました。ヴァギナー選手と戦うための準備をしっかり進めています。

──プロマッチは通常のトーナメントとは違う独特の緊張感があると思います。その違いをどう感じていますか?

高橋:前日計量があったり、観客がいて、入退場やインタビューがあったりと、通常のトーナメントとはかなり違います。緊張状態が長く続く感覚がありますね。本来、僕はかなりビビりなので、こういう緊張する場面はできれば避けたいタイプなんです(笑)。でも、こういう経験は誰にでもできることではないので、今回はこの緊張を楽しもうと決めています。そして緊張を楽しむためには自信が必要なので、その自信を持てるような準備に一番力を入れています。

──今回の試合で観客やファンに注目して見てほしいポイントはどこですか?

高橋:自分の柔術スタイルを体現する意味も込めて、髪型もくるくるパーマにしています(笑)。派手な動きは少ないかもしれませんが、相手にくっついたら離れない、自分らしい緻密な柔術を見てもらえたら嬉しいです。

──自分の柔術スタイルを一言で表現するとしたら?

高橋:一言で言うなら、「絡みつく」「まとわりつく」スタイルですね。

──理想通りに試合が展開するとしたら、どんな形で勝利したいですか?

高橋:自分の柔術スタイルをしっかり発揮して、バックを取って絞めで一本勝ちできたら理想的です。ただ、勝負に絶対はありません。試合まで残された時間も、最後まで精一杯取り組んでいきます。

──この試合は今後のキャリアにおいてどんな意味を持つ一戦だと考えていますか?

高橋:プロマッチに出場させていただくことで、自分自身の柔術がさらに深まったり、応援してくださる方やスマイル柔術の会員さんが増えたり、本当にたくさんの良い効果が生まれています。この流れや繋がり、そして今の勢いを継続していくためにも必ず勝ちます。また、僕自身も来年からマスター41になります。現在そのカテゴリーのトップにいるヴァギナー・タダ選手と試合をすることで、自分に足りないものや新しい課題、逆に通用する部分など、多くの手応えを得たいと思っています。

──当日会場に来るファン、そして応援してくれている方々へメッセージをお願いします。

高橋:柔術は老若男女問わず、誰でも取り組めることが大きな魅力だと思っています。今回の「ART.7」はキッズからマスター世代まで、さらに国際戦も組まれていて、柔術の魅力が詰まった大会だと思います。その中で僕自身もマスターとして、そして黒帯として、自分の役割をしっかり全うしたいと思っています。会場に来られる方も、オンラインで視聴される方も、ぜひみなさんで柔術を、そして「ART.7」を楽しんでください。最後に、柔術に、そして「ART.7」に関わるすべての方々へ、心から感謝申し上げます。

プロ柔術「ART.7」
日程: 6/28(日) 11:30 プレリミナリーファイト / 13:00 メインカード 試合開始予定
会場:碧南芸術ホール

会場:碧南芸術ホール

※大会詳細⇒ https://asjjf.org/main/art/1858
※PPV⇒ https://kinyaboyztokyo.zaiko.io/e/art7-hekinan