
IBJJF「アジア2026」のアダルト黒帯ルースター級で初優勝を飾ったチアゴ・ウエノ(ALMA FIGHT GYM HOMIES)。
1回戦では実弟との対戦という複雑な組み合わせを乗り越え、決勝は同門の高杉魁とクローズアウトしてシェア。
優勝を譲られたことで、優勝ポイント81点を獲得し、ムンジアル出場に必要な95ポイントを突破したことで、来年は黒帯として初めてムンジアル出場を果たす。
今年は妻であるミレーナ・サクモトのセコンドとしてムンジアルを現地で体感し、世界最高峰のレベルを肌で感じたチアゴ。その経験を糧に、来年は夫婦そろって世界一を目指す。
黒帯初のアジア制覇を成し遂げたチアゴに、大会を振り返るとともに、世界への思いを聞いた。

――優勝おめでとうございます。まずは今の気持ちを聞かせてください。
チアゴ:ありがとうございます。今年初めて黒帯でアジアを優勝することができたので本当に嬉しいです。
――1回戦では実弟との対戦というトーナメントになりました。この組み合わせを見たときはどんな気持ちでしたか?
チアゴ:やはり1回戦で当たるとは思っていませんでした。でも、そういう可能性はあると思っていましたし、お互い練習を頑張ってきました。弟はケガもあって欠場となったので、その分まで頑張ろうという気持ちで、その後の試合に臨みました。
――トータルで4試合を勝ち抜いての優勝となりました。決勝はチームメイトの高杉魁選とのクローズアウトになりましたが、その時の気持ちは?
チアゴ:すごく嬉しかったです。高杉選手とは普段から一緒に練習していますし、その努力もずっと見てきました。二人で決勝まで勝ち上がれたことが本当に嬉しかったですね。
――このクローズアウトは相談の結果、最終的にチアゴ選手が優勝となりました。優勝者はどのように決めたのでしょうか?
チアゴ:最初は獲得ポイントを基準に決めようという話でした。ただ、そのポイントの扱いが変わることになって、それでも高杉選手が「それでいいよ」と言ってくれました。そういう仲間がいることが本当に嬉しかったです。
――今回の優勝で、ムンジアル出場に必要な95ポイントを超えました。来年は黒帯として初めてムンジアルに出場しますが、どんな気持ちですか?
チアゴ:黒帯で初めてのムンジアルなので楽しみです。これまで映像で見てきた有名な選手もいますし、一緒に黒帯へ昇格した選手たちも出場しています。まだ対戦したことのない選手とも戦えると思うので、とても楽しみにしています。
あと自分は色帯でムンジアルに出場したことがあるんですけど、最後に出たのは紫帯のときでした。その紫帯のときに戦っていた相手の選手たちがいまは黒帯でも試合している姿を見て、自分も頑張りたいと更に思いました。
――今年は奥さんでもあるミレーナ・サクモトのセコンドとしてムンジアルへ行きました。実際に会場で見て感じたことはありましたか?
チアゴ:やはり全体のレベルがすごく上がっていると感じました。細かい部分で勝敗が決まる試合が多くて、黒帯の決勝でも一方的な試合はほとんどありませんでした。本当に一つひとつを丁寧にやらないと、一つのミスで試合が終わってしまうレベルだと感じました。
――今大会ではミレーナも女子黒帯ライトフェザーで優勝し、今年に引き続き、来年もムンジアル出場を決めています。夫婦でムンジアル出場は日本初のことですが、どんな気持ちですか?
チアゴ:ミレーナとも、夫婦黒帯で出ることも嬉しいですし、夫婦で世界に挑戦したことは一生の思い出になると思います。夫婦で優勝して最高の思い出にしたいと思っています。
――ムンジアルまで約1年あります。どのような準備をしていく予定ですか?
チアゴ:基本的には今まで通り練習を続けて、ムンジアルが近づいてきたら、さらに強度を上げて仕上げていきたいと思っています。
――今後の試合予定を教えてください。
チアゴ:次は年末のIBJJFの大会に出場する予定です。
――ありがとうございました。今後の活躍も期待しています。
チアゴ:ありがとうございます。皆さん、応援よろしくお願いします。

夫婦揃ってIBJJFアジアを制し、来年のムンジアル出場を決めたチアゴ・ウエノとミレーナ・サクモト。世界最高峰の場でどんな試合ぶりを見せるのか楽しみだ。