
7月8日~12日までの5日間にわたり、千葉ポートアリーナで開催されている「IBJJFアジア2026」。
今大会は、昨年より開催日数が1日増え、5日間の日程で行われている。
一方で、参加者数は全体的にやや減少傾向となった。
燃油サーチャージの高騰に加え、試合スケジュールの発表が遅れたことなどが、その要因として考えられる。
また、試合マットも昨年の10面から8面へと縮小したが、これは開催日数を増やす一方でマット数を減らす運営方針が採られた形だ。
そんな大会初日のメインカテゴリーはアダルト紫帯。日本開催ながら海外勢のエントリーが数多く集まり、日本勢は初日から厳しい戦いを強いられた。
男子アダルト紫帯で日本勢が優勝したのは1階級のみだったが、女子は3階級に加えてオープンクラスも制覇し、存在感を見せつけた。
中でも圧巻のパフォーマンスを披露したのがニコリー・セキタニ(INFIGHT JAPAN)だ。
ライト級を制した勢いそのままにオープンクラスへ出場すると、代名詞ともいえる跳び付き腕十字を次々と決めて一本勝ちを量産。見事、オープンクラスも制覇し、2冠を達成した。
ニコリーは昨年のIBJJFアジアで紫帯デビューを果たしたものの、ライト級、オープンクラスともに3位に終わり、悔しさを味わっていた。
それから1年。
昨年の雪辱を果たすとともに、アジア最強の紫帯女子の称号を手にする最高の結果となった。

ライト級の決勝戦は日本人対決。勝部翔(Mobless BJJ)が今屋大介(Flow Jiu-Jitsu)に勝利して男子紫唯一の金メダル獲得。

ムンジアルにも出場していたジュニオール・ナガセ(EVOX BJJ)がルースターで準優勝。兄のルアンも同カテゴリーにエントリーしていたが、2回戦で敗れた。

ミディアムヘビー&オープンクラスで3位入賞のルーカス・ササキ(BJJ CORE JAPAN)。なお前田直紀(グレイシーバッハ)もミドルで準優勝となっている。

女子勢が躍進。先月末に行われたアジア競技会選考会で優勝して日本代表となった吉永愛(パラエストラ岐阜)。今大会ではフェザーで優勝し、2大会連続優勝。

昨年は青ミドル&オープンで優勝している中尾あづき(ARTA)は、紫ミディアムヘビーで優勝。1回戦は絞めで一本勝ち。

惜しくも準決勝で敗れたが、高本千代(高本道場)がライトフェザーで3位入賞の銅メダル獲得。

ライト&オープンで優勝しWゴールドのニコリー・セキタニ(INFIGHT JAPAN)。オープンの試合はすべて跳びつき腕十字で極めた。

昨年の雪辱を晴らしてWゴールド獲得のニコリー。この1年で大きく成長した姿を見せていた。