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グスタボ・オガワが石黒翔也との初対決を制して準決勝進出を果たす

昨年のムンジアルでライトフェザー級3位に入賞し、いまキャリアのピークを迎えているのが、石黒翔也(ARTA)だ。

ムンジアル以降はONEでのグラップリングマッチで1勝1敗を記録。今年に入ってからはIBJJF四大大会であるヨーロピアン、パン、ブラジレイロに連続参戦した。

その結果、ヨーロピアンとブラジレイロで3位入賞、パンでは準優勝と、すべての大会で表彰台に上る活躍を見せている。

この四大大会連続参戦&連続入賞は日本人選手として初の快挙といっていい。

そして満を持して挑んだ今大会で、石黒の前に立ちはだかったのがグスタボ・オガワ(AOJ)だった。

グスタボも石黒と同様にIBJJF四大大会を転戦しており、ヨーロピアンではチームメイトのジエゴ・パトと決勝戦をクローズアウト。しかし、パンとブラジレイロではメダル獲得を逃している。

日本ではともに練習を重ねてきた両者だが、本来の所属は石黒がARTA、グスタボがAOJ。同じライトフェザー級で戦う以上、トーナメントで対戦する可能性は常にあった。

これまで何度か対戦の可能性はありながらも実現には至らなかったが、その初対決がムンジアル準々決勝という大舞台で実現した。

ムンジアル最終日進出、そしてメダル獲得を懸けた一戦は、石黒vsグスタボの初対決にふさわしい大一番となった。

両者とも1回戦はシード。2回戦を勝ち上がって準々決勝に進出しており、同じ条件での対戦だった。

石黒のセコンドにはアイザック・ドーダライン、グスタボにはギィ・メンデスが就く。

ともに世界王者経験を持つ名コーチであり、世界最高峰の舞台を勝ち抜く術を知る存在だ。

注目の初対決は、両者が引き込んでのダブルガードの攻防からスタート。互いにペナルティが積み重なっていく展開となった。

3つ目のペナルティが入った時点で、次のペナルティは両者ともDQ(反則負け)となる緊迫した状況に。

その中でグスタボが立ち上がってトップポジションを選択し、アドバンテージを獲得して先行する。

石黒はガードから果敢にアタックを仕掛けるが、グスタボは強靭なベースでそれを凌ぎ続けた。

試合時間が残り1分を切ると、勝負を懸けた石黒が足を抱えてフットロックへ。グスタボも応戦し、互いに足関節を狙う攻防のまま試合終了のブザーが鳴った。

最終的に両者へフットロックによるアドバンテージが与えられ、ポイント2-2、アドバンテージ3-2、ペナルティ3-3でグスタボが勝利した。

結果的には、ダブルガードから立ち上がった際に得たアドバンテージが勝敗を分ける形となったが、その内容はまさに紙一重だった。

今回はグスタボに軍配が上がったものの、次に対戦した際も同じ結果になるとは限らない。まさに薄氷の勝利といえるだろう。

これで石黒の四大大会連続入賞の夢は途絶えた一方、パンとブラジレイロでメダルを逃していたグスタボは、ムンジアルでのメダル獲得を確定させ、準決勝進出を決めた。

そのグスタボが準決勝で対戦するのは、UAEのカリード・アルセヒ(KHALED ALSEHHI)。

カリードはブラジレイロで、この階級の絶対王者ともいえるジエゴ・パトを破ったヘリソン・ガブリエルを下して準決勝進出を果たしている。

強豪しか残っていないムンジアル準決勝で、グスタボ・オガワがどのような戦いを見せるのか注目したい。

石黒翔也とグスタボ・オガワの初対決がムンジアルのクォーターファイナルで実現。

グスタボのセコンドはAOJの代表であるギィ・メンデス。ギィ自身も4度のムンジアル制覇の実績があり、数多くのムンジアル王者を育成している名伯楽だ。

石黒のセコンドはアイザック・ドーダラインで、アイザックはアメリカ人としてムンジアル王者になった数少ないうちの1人で、現在はバーシティ柔術を主宰している。

試合は両者引き込みのWガードの攻防からスタート。互いにガードに拘り、ペナルティが累積していく。

3つのペナルティが入った後にグスタボが立ち上がってトップを選択し、アドバンテージ1が入った。

そのまま試合は進んでいき、ラスト1分で石黒が勝負を賭けたフットロックを仕掛けるがグスタボも呼応してフットロックで応戦しタイムアップ。

最後に両者にフットロックのアドバンテージが入り、ポイント2-2、アドバンテージ3-2、ペナルティ3-3でグスタボ勝利となった。

試合後は抱き合って激闘を称えあった両者。今後も同じライトフェザーで戦っていく限り、この2人のライバルストーリーは続いていくだろう。

グスタボの準決勝の相手はUAEのカリード・アルセヒで、カリードはヘリソン・ガブリエルに勝利して勝ち上がってきている侮れない相手だ。

反対ブロックにはチームメイトのジエゴ・パトも勝ち上がってきており、パトとグスタボがそれぞれ勝利すればヨーロピアンと同じく決勝戦クローズアウトとなるだろう。果たして準決勝はどうなるのかに注目したい。