
昨年のIBJJF「アジア選手権」では準優勝に終わり、悔しさを味わった岡泉海(ARTA)。
今年はその雪辱を果たし、見事アジア王者の座を獲得した。
7月11日(土)千葉ポートアリーナで開催されたIBJJF「アジア選手権」(4日目)。アダルト黒帯ライトフェザー級準決勝で、日本の強豪・丹羽飛龍を、決勝では実績十分の韓国人選手を撃破。上半期に世界の強豪との対戦で積み重ねた経験を糧に勝ち取ったタイトルへの思いや、所属するARTAの躍進、そして今後の目標について語った。

――優勝おめでとうございます。まずは今の気持ちを聞かせてください。
岡泉:ありがとうございます。昨年のアジアでは決勝でカレット選手に負けて準優勝に終わり、本当に悔しい思いをしました。今年の上半期もグランドスラム大会で強い選手と対戦して負けることが多かったんですが、その経験が今日の試合でしっかり生きたと思います。
――今大会の大きな山場となった準決勝では、丹羽飛龍選手との接戦を制しました。試合を振り返ってください。
岡泉:丹羽選手とは昨年のパンパシフィックでワンマッチをして、その時は逆転で何とか勝てたという内容でした。本当に強い選手だと分かっていたので、今日は早い段階でスイープしてトップポジションを奪い、そのまま積極的にアタックすることを意識しました。反省点もありますが、しっかり勝ち切ることができて良かったです。
――決勝では韓国の実力者との対戦でした。
岡泉:相手は2、3年前のヨーロピアンで入賞している実績のある選手だったので、最後まで気を抜かず、自分が練習してきたことを淡々とやろうと思っていました。得意なワンレッグXからスイープを決めて、最後もしっかりポジションをキープして、自分のやるべきことをやり切って勝てたので、とりあえずホッとしています。
――準決勝では日本のトップ選手、決勝ではアジアのトップ選手を破っての優勝となりました。このアジア制覇をどのように受け止めていますか?
岡泉:JBJJF全日本とIBJJFアジアは、日本で獲れる一番大きなタイトルだと思っています。絶対に獲りたかった大会なので、まずはホッとしています。
でも、まだまだ通過点です。僕の目標はグランドスラムで優勝、そして継続して表彰台に立つことなので、その目標へ向けて良いスタートが切れたと思います。
――CARPE DIEMからARTAにリブランド後のチームから、茶帯で大野智輝選手、青帯で長谷川颯選手など、IBJJFアジアで優勝者が続いています。この躍進の原動力は何でしょうか?
岡泉:智輝とはいつも一緒に練習していますし、本当にお互い切磋琢磨しながら刺激を与え合っています。先輩の石黒(翔也)さんや、今はケガで休んでいるダニーロ(ハマザキ)選手もいますし、本当に良いチームだと思います。これからもチームみんなでレベルアップして、ARTAとして世界を目指していきたいです。
――今後の目標を教えてください。
岡泉:次は9月の柔術CONに出場する予定です。昨年は1回戦負けでしたし、本当に強い選手ばかりが集まる大会です。もちろん勝敗も大事ですが、強豪選手との経験を積みながら、接戦を勝ち切る力を身につけたいと思っています。その経験を来年につなげて、さらにレベルアップしていきたいです。
――今後の活躍も期待しています。
岡泉:ありがとうございます。頑張ります。

準決勝で丹羽飛龍(AXIS)との“日本人最強決定戦”に挑み、2-0で勝利して決勝戦を決めた。

決勝戦では今大会で猛威を振るっていた韓国からの刺客、ソ・ソクヒョン(WIRE BJJ)に競り勝って優勝。昨年の雪辱を晴らしてアジア王者に輝いた。

アダルト黒帯ライトフェザー表彰台
優 勝 岡泉海 / ARTA
準優勝 ソ・ソクヒョン / WIRE BJJ
3 位 丹羽飛龍 / AOJ イム・ジュヒョク / ジョンフランクルJJ