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柔術復帰戦を終えたイゴール・タナベ「ここが僕の場所ですからね。もうずっと離れません」

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6月19日(木)~22日(日)まで、千葉ポートアリーナで開催されたIBJJFアジア選手権。大会三日目となる21日は、アダルト黒帯の試合がメインに行われた。

今大会の大きな注目の一つは、イゴール・タナベの柔術復帰戦だ。

イゴールは昨年末にもやもや病が発覚し、MMAでの活動を休止。今大会で満を持しての柔術復帰戦を迎えた。

そんな彼の試合は、階級別をチームメイトの田中大成(IGLOO)とクローズアウトし、無差別ではアンディ・ムラサキとの決勝戦を経て、いずれも準優勝。病と闘いながら悲願の柔術復帰を果たし、笑顔も見られた試合後のイゴールに話を訊くことができた。

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――柔術復帰戦を終えたイゴール・タナベ選手。今の気持ちはいかがでしょうか?

イゴール:さきほど英語でも言ったんですけど、7ヵ月前に初めてもやもや病が発覚した時、一番最初の先生には「柔術もできない」って言われて、一瞬自分の頭の中で二度と柔術の大会に出る気持ちを味わえないっていうことがあって、すごい苦しかったんですけど、7ヵ月後試合に戻ってこれて。

準備期間が少なかったとかじゃないんですけど、僕ができることをやったんで自信あったんですけど、アンディと決勝で当たって負けちゃったんですけど、アンディに負けたことが、アンディがいなくて優勝したことよりも嬉しくて、欽也さんも知ってるんですけど僕達は緑帯から試合してて、2016年にはアジアの青帯のジュブナイルで試合して、10年後ここで黒帯で決勝やっているのは本当になんていうか、凄い嬉しいことです。

アンディは僕の友達以上で親友ですし、兄弟みたいな感じ。彼が試合をすると、勝った時は自分の勝ちのように嬉しいし、負けた時には悔しくなるくらい大好きですし、たまに家に泊まりにくるし、でもここで試合したことに関しては何も変わらないですし、本当に二人の中で新たな思い出ができて嬉しいです。また来年はグランドスラムに挑戦したいと思います。

――今回、結果的に階級別、無差別と準優勝だったんですけど、結果についてはどうでしたか?

イゴール:階級は1試合目は心配だったんですけど、2試合目で一本極めて、決勝は自分のチームメイトの田中大成とクローズアウトして2位になったんですど、無差別はアンディの試合まで4試合一本勝ちできて、アリエル・タバク選手とも試合してすぐ極めれて、アンディとの試合はアドバン差で負けちゃったんですけど、まあでも結果としては正直嬉しいんですけど、満足しちゃいけないし、でも新しい道には進んでいるというのは証明できたと思います。

――MMAをやってきて、柔術に帰ってきて、MMAから変わっている部分はありますか?

イゴール:MMAをやってから…、やっぱりMMAって一試合が重いじゃないですか。その時に自分との練習の約束だとか、自分とのコミットメントとか、そこがなくなって。

柔術に帰ってきた時に、前は柔術にそこが足りてなかったんで、MMAから学んできたことを柔術に取り入れて、取り入れたからいい結果になったんじゃないかと思います。

――今日もこんな時間まで沢山の応援がありました。チームメイト、家族。みなさんにメッセージをお願いします。

イゴール:どんなに強くても最後一人だと、僕だったら意味ないと思ってるんで。こうやってみんなが残ってくれて、負けたけどみんなに喜んでもらって嬉しく思います。本当に感謝してて、みんなのために来年はもっと活躍していきます。

――今回は準優勝ということでムンジアルには届かなかったんですけど、ムンジアル出場に向けたプランとかありますか?

イゴール:イースト東京オープンもありますし、多分なんですけど、ヨーロピアンに出れる40ポイントはもらったんで、ヨーロピアン優勝してムンジアルに出れるんじゃないかと思います。

――次はIBJJFの試合を中心に出ていくと?

イゴール:今からギ(道着)シーズンはほぼないと思うんで、グラップリングの試合があればぜひやりたいんですけど、そこにはこだわりなく、今は何も試合が決まってないから両方やりながら試合が決まったら一つに集中してやりたいと思っています。

――今回、無事に復帰戦を終えましたね。

イゴール:いやー、やっぱここが僕の場所ですからね。改めてわかりました。もうずっと離れません。

――ありがとうございました。

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