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【メディアディレクターコラム】第28回「愛知県武道館リニューアル後初の柔術大会、ASJJFが見せた運営力」

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昨年から改修工事が行われていた愛知県武道館が、ついにリニューアルオープンした。

その杮落とし大会となったのが、先週末に開催されたASJJFの「コパ・ドゥマウ」である。

通常であれば大会前日に設営を行うが、今回は会場使用が大会当日からというイレギュラーなスケジュールとなり、前日設営ができないまま当日を迎えることになった。

つまり、この大会そのものがリニューアル後の“お披露目”となったのである。

設営開始は早朝6時30分、スタッフ集合は6時15分で、まだ2月の空は薄暗く、吐く息が白い時間帯だった。

そんな中、ASJJFの主催大会の要である日系ブラジリアンのスタッフたちは開場と同時に機材を搬入し、黙々と準備を始めた。

その動きには無駄がなく、長年の経験に裏打ちされた安定感があった。

約1年ぶりの愛知県武道館での大会ということで、「どのように生まれ変わったのか」と期待してアリーナを見渡したが、第一印象は意外にも大きな変化を感じさせるものではなかった。

改修の中心は地下駐車場やトイレなど、アリーナ以外の部分だったという。

試合運営に直接関わるエリアは従来とほぼ同じ使用感であり、リニューアルという言葉から想像するほどの劇的な変化はなかった。

しかし、その“変わらなさ”は同時に安心感でもあった。

ここで積み重ねられてきた数々の大会の記憶が、空間そのものに残っているようにも感じられた。

前日設営ができなかったため、試合開始は10時。

延べ参加者数1000人規模というビッグトーナメントを運営するため、会場には10面のマットが敷設された。

それでも準備は驚くほどスムーズに進行した。

各スタッフが自らの役割を理解し、指示を待つことなく自然と配置につく。

結果として、一般開場時間を前倒しできるほどの余裕が生まれた。

試合開始後も進行は終始安定しており、大きなトラブルもなく、ほぼ予定通りに大会は終了した。

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マット5面分のビデオカメラと試合撮影用&表彰台用のカメラで3台、そして配信用で使うケーブル類などを準備。これだけの機材を準備するのは一苦労だ。

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久しぶりにライブ配信もやってみた。撮影しながらの配信で慌ただしいが、スコアボードの表示などもできるようになってきてまずまずの出来。だが、まだまだ試行錯誤中だ。

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ランチ休憩の後に栄養ドリンクを摂取して後半戦を乗り切る。糖分満載のエナジードリンクの類はやめてるが、栄養ドリンクは欠かせない。

撤収作業は設営以上に迅速だった。

大会終了から2時間も経たないうちに作業は完了し、最終チェックを終えて会場を後にしたのは20時30分頃。

完全撤収予定の21時を待つ必要はなかった。

大会運営のエキスパートが揃うASJJFならではの手際の良さを、改めて実感する一日となった。

一昨年、昨年と大会数を増やし続けてきたASJJFは、開催数だけでなく、参加者が1000人を超える大会も珍しくなくなっている。

そうした大規模大会を数多く経験する中で、運営の精度も着実に磨かれてきたのだろう。

今年は、このリニューアルした愛知県武道館に加え、ASJJF初使用となる京王アリーナ、定番会場となりつつある代々木第二体育館や駒沢公園体育館など、大規模会場での大会開催が続く予定だ。

中でも最大の注目は、9月に開催されるSJJIFワールドである。

柔術競技としては初使用となる代々木第一体育館での開催は、ひとつの節目となる大会と言えるだろう。

ラスベガスで行われるワールドマスターと日程が重なったのは不運ではあるが、それもまた国際大会が増えた時代ならではの現象とも言える。

大阪、駒沢、錦糸町、そして春からゴールデンウィークにかけて続くASJJF主催の大会ラッシュ。

その多くが最終締め切り前に早期締め切りとなっている現状は、いまの柔術界の熱量を如実に物語っている。

また大会参加者への還元として「GRAND SLAM」「MAY MARATHON」など、様々な施策を打ち出している点も特筆モノだろう。

リニューアルした愛知県武道館のフロアで、静かに撤収作業を進めるスタッフたちの姿を見ながら、改めて思った。

このスポーツは、こうした現場の積み重ねによって支えられているのだと。

そしていまASJJFは、柔術ブームという大きな流れの中を、確かな足取りで進んでいる。

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大会当日はバレンタインデーということで手作りチョコを持参してくれたミレーナ。ありがとう。中央は長かった髪の毛をバッサリと切って試合に挑んだレティシア・ヒラノの弟のハファエルだったが惜しくも敗れた。お疲れ様でした。