
6月28日に開催されたASJJF主催のプロ柔術イベント「ART.7」内で行われたU-21賞金トーナメント「Youngblood Cup」。
実力者が揃った過酷なトーナメントで優勝を果たしたのは若干14歳の緑帯、ジオバニ・バトバ(BJJ CORE JAPAN)だった。
まだ中学生ではあるが、並みいる強豪を相手に1日3試合を戦い抜き、チャンピオンベルト、メダル、そして賞金総額10万円を獲得。試合後にこのトーナメントを振り返ってもらった。

――まずはYoungblood Cup優勝、おめでとうございます。今の率直な気持ちを聞かせてください。
ジオバニ:ありがとうございます。とても嬉しいです。試合が終わって、やっと緊張が抜けてホッとしています。
――1回戦は河野大樹との対戦でしたが、試合を振り返っていかがですか?
ジオバニ:相手はベースがすごく強かったので、そこはかなり驚きました。自分が予想していた以上に圧力もあって、思ったよりかなり強い選手だと感じました。
――準決勝は岩澤新との試合でした。かなり警戒しながら戦っているように見えましたが。
ジオバニ:相手はガードがすごく上手い選手だったので、そこはかなり警戒しながら試合をしていました。
――結果はポイント勝利でしたが、実際に戦ってみた印象はどうでしたか?
ジオバニ:やっぱりガードが本当に上手かったです。もっとしっかりパスガードを狙っていきたかったですね。
――決勝戦はビニシウス・ヒガとの対戦でした。非常に僅差の接戦だったと思います。振り返っていかがでしょうか?
ジオバニ:本当に一歩間違えれば負けていた試合だったと思います。
――今回キッズ緑帯ながら、アダルト青帯の選手たちと戦う特殊なトーナメントでした。試合前はどう感じていましたか?
ジオバニ:特にそこは何も考えていなくて、とにかく勝つことだけを考えていました。
――キッズカテゴリーとアダルトカテゴリーではルールも異なります。特に足関節技が認められている点は大きな違いだったと思いますが、その準備はどうしていましたか?
ジオバニ:同じチームのメンバーと、普段のキッズルールではなく大人と同じルールで練習していました。フットロックもありの状態で練習して、しっかり対応できるように準備していました。
――3試合を通して非常に安定した戦いぶりでした。この3試合の中で一番きつかった試合はどれですか?
ジオバニ:やっぱり決勝戦のビニシウス・ヒガ選手との試合です。
――特にどのあたりが厳しかったですか?
ジオバニ:タックルがすごく強かったですし、ベースもすごく強かったです。メンタルもかなり強い選手だったので、自分が逃げたい場面でも簡単には逃げられませんでした。
――この優勝でチャンピオンベルト、メダル、そして賞金総額10万円を獲得しました。賞金は何に使いますか?
ジオバニ:これからアメリカに行くので、その遠征費に使いたいと思っています。
――この大会の前にはブラジルのブラジレオロ・クリアンサでも優勝していましたし、昨年もキッズカテゴリーで多くのタイトルを獲得しています。海外大会と日本国内大会で違いは感じますか?
ジオバニ:日本国内の大会は「負けちゃいけない」というプレッシャーがすごくあります。自分で自分にプレッシャーをかけてしまう部分がありますね。海外はまた違って、周りからの期待だったり環境が違ったりするので、また別のプレッシャーがあります。
――次はIBJJFパンキッズへの出場ですね。今年は連覇がかかります。意気込みをお願いします。
ジオバニ:今回と同じです。絶対勝ちます。
――今後の活躍も期待しています。ありがとうございました。
ジオバニ:ありがとうございます。

結果的に一番の苦戦となったのがこのトーナメント初戦だった。河野大樹と一進一退の攻防も最後はきっちりと競り勝った。

準決勝は優勝候補と目されていた岩澤新と戦い、2-0で無難な勝利。

結果的はビニシウス・ヒガとの日系ブラジリアン対決に挑み、スリリングな試合展開も2-0で勝利してトーナメント制覇。

いま最も勢いがあるジオバニ・マトバ。パンキッズでも活躍が期待される逸材だ。