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高杉魁、篠田光宏、芝本幸司がムンジアル参戦、黒帯ルースター級で世界の強豪に挑む

現地時間5月28日~31日にかけて、アメリカ・カリフォルニア州ロングビーチのLBSファイナンシャル・クレジット・ユニオン・ピラミッド(旧ウォルター・ピラミッド)にて、IBJJF主催「2026 WORLD」が開催される。

“ムンジアル”の名でも知られるこの大会は、ブラジリアン柔術界最高峰の世界選手権だ。今年も日本から多くの選手が参戦し、世界の強豪たちに挑む。

最も注目が集まるのは、もちろん黒帯カテゴリーだ。中でも、日本勢のエントリーが多い軽量級は、日本のファンにとって見逃せない階級になる。

まずは、32人によるトーナメントで争われるアダルト黒帯ルースター級を見ていきたい。

日本勢の中心人物の一人が、高杉魁(ALMA FIGHT GYM HOMIES)だ。3月のパン選手権では悔しい初戦敗退を喫しただけに、今大会へ懸ける思いは強いはずだ。

その初戦の相手は、IBJJFオープントーナメントで実績を積み上げているマテウス・フォンセカ。さらに勝ち上がれば、第1シードであり昨年王者のマイケル・ジェイレン・フォナシアとの対戦が濃厚となる。

フーベンス“コブリーニャ”シャーレス門下のフォナシアは、「フューチャー」の異名を持つ20歳。近年はUFC BJJでも活躍し、その知名度を急速に高めている。

24歳の高杉にとって、もしフューチャー戦が実現すれば、今後のキャリアを占う大きな意味を持つ一戦になるだろう。

一方、篠田光宏は、昨年ワールド初出場を果たしたものの、ルーカス・ソウザにポイント負け。それでもパンパシフィック選手権準優勝などの結果を残し、2年連続でワールド出場権を獲得した。

初戦の相手は、韓国のソ・ソクヒョン。国際大会で安定した実績を誇る強豪だが、篠田には日本勢として突破を期待したいところ。その先には、ブラジレイロにライトフェザー級で出場していたユーリ・ヘンドリックスが待ち構える展開となるか。

そして反対ブロックには、日本柔術界のレジェンド、芝本幸司(トライフォース柔術アカデミー)が名を連ねる。アジア選手権準優勝、イーストジャパン優勝によってポイントを積み重ね、2024年以来となるワールド出場権を獲得した。

全日本選手権10度制覇、アジア選手権8度優勝――。日本軽量級史において他の追随を許さない実績を誇る芝本は、現在45歳。それでも高い戦術性、洗練された技術体系、揺るがない精神力、そして豊富な経験値を兼ね備えており、その戦いには大きな注目が集まる。

初戦の相手は、“ピチコ”の愛称で知られるエヴェルトン・テイシェイラ。ノーギやグラップリングを主戦場とし、UFC BJJではフューチャーと対戦している実力者だ。

今年1月のヨーロピアン選手権では初戦敗退となった芝本だが、現在の四大大会を目の当たりにしたことは、間違いなく今回のワールドでもプラスになっているはずだ。勝ち上がれば、昨年3位のホドネイ・バルボーザ、そして、昨年2位のカルロス・オリベイラとの対戦が予想されるトーナメント構成となっている。