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丹羽飛龍、アジア競技大会へ使命感「日本代表として柔術の素晴らしさを世界に伝えたい」

丹羽飛龍(AXIS横浜)が、5月末に名古屋で開催された「イーストアジア」で優勝し、62kg以下級の日本代表に選出された。

日本人選手が初めて本格的に挑むアジア競技大会の柔術競技。その舞台を「柔術を日本に広める大きなチャンス」と位置付ける丹羽は、競技の本質的な魅力と、日本代表として背負う使命について熱く語った。

――まず、日本代表選出おめでとうございます。今の率直な気持ちを聞かせてください。

丹羽:ありがとうございます。今回、日本人選手が初めてアジア競技大会の柔術競技に参加できるということで、日本で柔術をさらに広めることができる大きなチャンスだと捉えています。日本代表チームの誰かが必ず優勝しなければいけないと思っていますし、自分自身もその使命を果たしたいと思っています。

また、単純に日の丸を背負って戦うだけではなく、自分が戦う姿を通じて、柔術という競技の素晴らしさを、すでに柔術をやっている方にも、まだ全く知らない方にも伝えていきたいです。

――アジア競技大会では初めて柔術を見る方も多いと思います。柔術の魅力はどんなところにあると思いますか?

丹羽:魅力はいろいろありますが、柔術の根本にある考え方として、「すでに強い人をさらに強くする競技」というよりも、体格差やフィジカル面で不利な人が、テクニックやテコの原理を使って自分の身を守れるようになる競技だと思っています。極端に言えば、一番小さい人が一番大きい人に勝てる可能性を生み出せる競技。それが柔術の大きな魅力だと感じています。自分自身も子どもの頃から、そして今も軽量級で戦っていて、体格差による不利を感じることはたくさんありました。でも柔術には、それを技術で覆せる可能性がある。そこが一つ、大きな面白さだと思っています。

――それ以外にも感じる柔術ならではの魅力はありますか?

丹羽:もう一つは、年齢や立場を超えて同じ場所で学べることですね。これは自分自身の環境でも感じていますが、柔術は親子が同じマットの上で対等に学べる数少ない格闘技・武道だと思っています。例えば小学生や中学生がお父さんと一緒に同じクラスに参加して、同じ技を学び、同じ生徒という立場で練習できる競技ってなかなかありません。

さらに、自分は選手として活動しながら指導もしていますが、自分の所属するAXIS横浜では、トップ選手も、柔術を始めたばかりの初心者の方も一緒に練習しています。それは初心者のためにトップ選手が付き合っているわけではなく、本当に対等な立場で一緒に学び合えるんです。例えば他のスポーツなら、プロとアマチュアで環境が分かれていたりしますよね。でも柔術はそうではない。この対等性というのは、他にはないこの競技ならではの素晴らしさだと思っています。

――最後にアジア競技大会へ向けて意気込みをお願いします。

丹羽:日本代表として結果を残すことはもちろんですが、自分の戦いを通して柔術という競技の価値や魅力を一人でも多くの方に伝えたいです。この大会をきっかけに、日本でももっと柔術が広がっていくように、自分自身がその先頭に立つつもりで戦います。

第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)
日程:9月19日~10月4日
※柔術は10月1日~3日に愛知県武道館で開催