
皆さん、こんにちは。
柔術愛好家の戸倉です。
さて、シーズン2の初回です。
何処へ行くかは
流れに身を任せます(笑)
*
ここまで6回にわたり、
ラテンス柔術のコンセプトや
取り組み方について書いてきました。
石井拓さんの指導を受け、
そして、ヘンリー・エイキンスに
出会ってからもうすぐ3年。
古巣のMUSE柔術アカデミーでの
担当クラスも1年以上が経ちました。
(じみ練仲間が少し増えました 笑)
振り返ると、自分の柔術は
大きく変わったと実感しています。
それは、
劇的に強くなった、
ということではなく、
どちらかというと、
「弱くなくなった」という感覚です。
*
どういうことかというと……
以前は、不利な状態になると
慌てていました。
パスされてサイドを取られる、
マウントを取られる、
極めへの一手を仕掛けられる、
そうなると、何とかしようとして、
習ったリカバリーをするにしても、
無駄に力を使っていたり、
無謀なカウンターを狙ったり……
そんなことが
多かったように思います。
*
でも最近は、
不利なポジションになっても、
以前ほど慌てなくなりました。
もちろん、
今でもパスされますし、
バックも取られます(笑)
ただ、そこから自分の形に
戻せることが増えました。
少しずつですが。
相手の状態を観察し、
つながりを確認し、
自分のベースも意識して、
そこから抜け出す。
すると、
完全に不利だった状態から、
五分に戻れたり、
自分が有利なポジションに
なれることもあります。
「逆転した」という
派手な話ではありません。
「不利な状態を、
不利なままにしない」
ということです。
*
考えてみると、柔術には
「攻める技」がたくさんあります。
でも実際には、
崩れないこと、
極められないこと、
戻れること、
やり直せること、
こちらの方が、
長く柔術を続ける上では
大切なのかもしれません。
一度の失敗は
終わりじゃない。
不利な状態からでも、
もう一度
はじめられる。
そういう力が、
少しずつですが
身についてきたことを、
私は、
「弱くなくなった」
と感じています。
*
そしてもう1つ、
意識するようになったことがあります。
それは、
相手が動いてから対応するのではなく、
相手が動き出す前に、
その動きを抑えることです。
ほんの少し先に対処することで、
大きく崩されることが減りました。
その為には、
相手が何をしようとしているのかを
よ〜く観察しなければいけません。
ただ、相手がこちらの対処を
すり抜けてくることも
多々あります……(涙)
次回は、その「相手を観察する」
ということについて、
もう少し考えてみたいと思います。
書き手:戸倉 巌/1969年東京都出身。2009年5月、橋本欽也氏に誘われ、SMACK MMA STUDIO@MUSE(現MUSE柔術アカデミー)で柔術を始める。2010年9月、TRI-FORCE青山(現CARPE DIEM青山)に入会。2020年12月、石川祐樹氏より黒帯授与。2023年8月より石井拓氏に師事。2025年6月よりラテンス柔術のインストラクターとして時々活動。159㎝、60㎏。CARPE DIEM青山会員。
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