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SWEEP CUPで若きトップと対戦なるか――、マスター世代の黒帯・五味良太がアダルトへ挑む理由

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賞金制度を採用し、日本のブラジリアン柔術界に新たな価値をもたらしているのが、4月25日(土)~26日(日)に東京・国立代々木競技場 第二体育館で開催される、SJJJF「SWEEP CUP」だ。

その中でも注目を集めるのが、アダルト黒帯カテゴリーだろう。

マスター世代でありながら、あえて若きトップ選手が集うこの舞台に挑む一人がいる。

五味良太だ。

本記事では、彼のこれまでの歩みと、アダルトカテゴリーに挑戦し続ける理由に迫る。

●これまでの柔術キャリアについて

五味は23歳で柔術を始めた。大学時代にサークルで経験するも、一度競技から離れている。

その後、北海道での勤務をきっかけに柔術を再開し、基礎から積み重ねて青帯へ昇格。神奈川へ移住後は練習量を大きく増やし、全日本マスターで青・紫・茶帯の各階級を制覇、2019年に黒帯を取得した。

現在は動物病院の院長として働きながら、週3~5日の練習を継続。獣医師としての知識を活かし、栄養学や神経運動学などを柔術に応用している点も特徴だ。

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●なぜアダルトカテゴリーで戦い続けるのか

現在はマスター3に該当する年齢となった五味良太。本来であれば同世代カテゴリーを主戦場とする選択もある。

それでも、年に数回はアダルトカテゴリーへ挑む理由は明確だ。

「アダルト黒帯の選手は、幼少期から競技に取り組んでいる選手も多く、動きの質や強さは別次元」

そう語る通り、このカテゴリーは簡単に勝てる舞台ではない。むしろ敗北の可能性の方が高い、厳しい挑戦だ。

それでも挑み続けるのは、目標があるからだ。

それは、IBJJFワールドマスター優勝。同世代で“実力ナンバーワン”になること。そのために、日本にいる段階から強い相手と戦う経験が必要だと考えている。

●対戦相手(正田皇輝)について

現時点でトーナメントが成立し、今回の対戦相手になるであろう正田について、五味はこう評価する。

「日本のアダルト・ライトフェザー級のトップクラスの有望選手の一人」

正田は、幼少期から柔術に取り組み、ハイレベルな環境で鍛えられてきた選手であり、フィジカル、テクニックともに隙がない存在だ。

だからこそ、五味はこう語る。

「胸を借りるつもりで挑戦させていただく気持ちです」

●賞金大会について

日本では依然としてアマチュア色の強い柔術ではあるが、その中で、賞金制度のある大会の存在は大きいと語る。

「選手としてやっていきたいと思う若い世代が増えるきっかけになる」

競技としての価値を高めるだけでなく、将来の選択肢を広げる。SWEEP CUPのような大会は、その転換点になり得る存在だ。

●昨年のSWEEP CUPの様子

昨年のSWEEP CUPで印象的だったのは、決勝戦の演出だ。

試合進行を一時止め、アナウンスとともに観客の注目を集める特別な舞台。アダルト黒帯の試合が“見せ場”として扱われていた。

「少し気恥ずかしさもありつつ、普段とは違う緊張感があった」

それでも、自身の成果を多くの人に見てもらえる喜びは大きかったという。

キャリア、年齢、環境。すべてを踏まえた上で、それでも“あえて厳しい場所”を選ぶ。

五味良太にとって、アダルトカテゴリーは単なる挑戦ではない。目標へと繋がる、必要なプロセスだ。

SWEEP CUPという舞台で、その覚悟がどのように表現されるのか。
注目が集まる。

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