
黒帯で2度目のムンジアル出場となったグスタボ・オガワ(AOJ)。
昨年のムンジアルでは初戦でジオゴ・ヘイスに敗れたものの、今年はヨーロピアン、パン、ブラジレイロとIBJJFの主要大会に継続参戦。ヨーロピアンではチームメイトのジエゴ・パトとクローズアウトを果たし、準優勝という好成績を残している。
続くパンとブラジレイロではヘリソン・ガブリエルに敗れ、惜しくもメダル獲得には届かなかった。しかし、世界トップレベルの舞台で経験を積み重ねながら、着実に実力を伸ばしてきたことは間違いない。
そして迎えた今大会。最終日進出を懸けた日本勢対決で石黒翔也を下し、準決勝へと駒を進めたグスタボの前に立ちはだかったのは、UAEの強豪カレド・アルシェヒだった。
両者ガードプルでスタートした試合は、途中で立ち上がってトップポジションを選択したカレドにアドバンテージが与えられ、その1アドバンテージを巡る激しい攻防が繰り広げられる。
得意のガードワークから勝機を見出そうとするグスタボは、スイープやバックテイクを狙って果敢に仕掛ける。しかし、カレドも粘り強いディフェンスを見せ、決定的な場面を作らせない。
終盤にはグスタボにもスイープ狙いによるアドバンテージが与えられ、スコアは0-0、アドバンテージ1-1のまま試合終了。勝敗はレフェリー判定へと委ねられた。
そしてレフェリーはカレドの勝利を支持。カレドが決勝進出を決める結果となった。
敗れたグスタボは判定直後に「なぜだ?」と問いかけるようなジェスチャーを見せ、不満げな表情を浮かべた。それほどまでに僅差の一戦だったと言えるだろう。
しかし、黒帯を巻いてまだ2年目。世界最高峰の舞台で堂々の3位入賞を果たしたグスタボの戦いぶりは高く評価されるべきものだった。今後さらに経験を積み重ねれば、世界タイトル獲得も十分に現実的な目標となるはずだ。

クォーターファイナルの日本勢対決を制して挑んだ準決勝戦は、UAEのカレド・アルシェヒとの対戦。IBJJFアジアで優勝してムンジアル出場権を獲得した強豪だ。

Wガードプルから立ち上がってアドバンテージを得たカレドを追う展開になったグスタボ。得意とするガードワークを駆使して攻めていく。

終盤にアドバンテージを取り、同スコアに並んだグスタボはレフェリー判定になったが、勝利を確信してスタンドのAOJサポーターを煽って盛り上げていった。

だが無情にもレフェリーはカレド勝利を支持。グスタボは不満げな表情を見せたが、黒帯2年目でムンジアル3位入賞の大きな実績を残した。