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競技パフォーマンスを最大化させる、理想的なレスリング式ウォームアップ法とは?

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競技パフォーマンスの向上を目的に、レスリングの技術を取り入れている柔術家やグラップラーが増えていることは、既報の通りである。

コンディショニングや競技パフォーマンスの質を高めるという点で、クロストレーニングとしてレスリングを取り入れるメリットは計り知れない。そして、これらは、タックルによるテイクダウン技術や対戦相手のグラウンドコントロールに限った話ではなく、ウォームアップもその一つだ。

考え抜かれたレスリング式のウォームアップは、単なる「体を温める準備運動」に留まらず、日々のコンディションを知るバロメーターや、安定したパフォーマンスを発揮するベースになったり、トレーニングとして、身体機能の向上や、動きや技術を鍛えることすら可能とする。

また、レスリングでは、試合前も練習も同じウォームアップを実施することが多く、ルーティン化された精度の高いウォームアップを確立できれば、普段の練習と同じ感覚で試合に臨めるため、競技パフォーマンスの最大化に直結するというわけだ。

では、レスリング式のウォームアップとは、どういうものだろうか?

COMBATLABELから、理想的なウォームアップを一つのパッケージにまとめた教則動画が「中村未優のレスリング研究所」シリーズから「セルフウォーミングアップ編」と「対人ウォーミングアッププログラム編」が登場した。

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中村未優は、幼少よりレスリングに打ち込み、U20の世界選手権大会優勝をはじめ、シニアの国際大会でも数々のタイトルを獲しているレスリングのトップアスリート。現在は「Sports Design Lab」でレスリングのコーチングをしていることに加え、国内外のイベントにて、レスリングの普及や女性アスリートの環境整備に向けた活動にも力を注いでいる。

彼女の実績が効果を証明していると言ってもいい。そのウォームアップ方法は、トレーニングの準備としてだけではなく、身体機能の向上や動きを鍛えることなども目的とした約20分のプログラムになっている。しかも、セルフウォームアップと、対人ウォームアップに分かれているので、対人のみならず、単身で試合に臨む方にも参考になるはずだ。

気になる内容は、心肺機能を活性化させるシャトルランやサイドステップから始まり、その後は、ダイナミックに全身を使った運動や、モビリティと呼ばれる全身の機動性を高める種目を上半身と下半身に分けて行う。

また、瞬発力が求められる動きやパワー動作にも対応できる種目や、技術を確認するドリルムーブまでが凝縮されており、短時間のセルフウォームアップでも効率的な準備が可能になっている。

対人編も同様だが、ここでは相手の重さを感じてウォームアップができるよう、押す、担ぐ、脇を差すといった種目が充実しているほか、技術のドリルムーブでは、タックルから担がれた際の身のこなし方や、ドッグファイトポジションからのスプロールなど、柔術やグラップリングでも知っておくべき技術&ムーブが沢山含まれている。

どの競技においてもトップアスリートの流れるような動きや技術は美しい。中村未優の動作からイメージをつくりながら、テロップで解説されている各動作のポイントを抑えて実践することで正しい動作や技術を自分のものにできるはずだ。

ウォームアップで意識すべき点を大きく3つに分けて整理をすれば、以下のように言えるだろう。

1. メンタルの準備

緊張により力が発揮できないことを防ぐためにも、決まったルーティンを持つことは、安心感を与え、心を落ち着け、集中力を高める。

2. 体(筋肉)の準備

全身の筋肉をバランスよく活性化することが大切であり、これにより、筋肉の柔軟性が増し、急な動きにも対応できるようになる。

3. 技術の準備

試合で必要な動作を体に再確認させることができると、試合中、スムーズに技を繰り出せるようになるばかりか、普段の練習と同じ感覚で試合に臨める。

大切なことは、日々のルーティンとして、ウォームアップを取り入れること。競技パフォーマンスを高めたい個人だけでなく、キッズの指導者にもぜひ取り入れてほしい内容というわけだ。

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